しゃばけシリーズ第9弾 ゆんで=弓手は左 めて=馬手は右
行く方向が違ったばかりに~ 若だんな…後悔してばかりでしたが~
- ゆんでめて/畠中 恵
¥1,470 Amazon.co.jp - 屏風のぞきが、行方不明! 左・右に分かれたあの道で、右を選んだ若だんな。それが全ての始まりだって? 泣かないで、若だんな! 佐助よりも強い女子(!?)や、懐かしのあのキャラクターも登場。若だんなの淡い恋に、妖オールスターでのお花見で繰り広げられる“化け”合戦(内容紹介より)
『ゆんでめて』
「屏風のぞき」が行方不明 それは四年前の近所の火事が原因だ。
若旦那の兄松の助、その妻お咲に子ができた。
祝いの品を届けに若旦那が外出している間に近所から出た火は、若旦那の離れまでは焼かなかったが、建物は防火のために火消しに壊された。
もう松の助の子供も四歳に。
火事で傷んだ屏風。「屏風のぞき」も弱って来た。屏風を直してくれる表具師は~
『こいやこい』
兄、松の助の子、松太郎は三つになっていた。
若だんなが賽の河原であった冬吉、その兄七之助 親しくなった兄弟
兄の七之助に縁談が起こったがその相手が上方から来たのはよいけれど、五人がみな相手の名前「千里」を名乗った。どの娘が本当の「千里」?
『花の下にて合戦したる』
松太郎は二つになっていた。
若だんなは生まれて初めて桜の名所で花見をすることに、そこは飛鳥山。
行く途中でどんどん仲間が増えてきた。
『雨の日の客』
松太郎が生まれて二カ月
江戸では毎日雨が降り続く、おかげで道はぬかるんで、堀も川も水かさ増してきた。
寝付いた若だんなの回復を願って鈴彦姫は百度参り。そこで強くて大きい女の人に助けられた。
『始まりの日』
ここが始まりの日だった~
望む“時”を売るのが商売になる?!
若だんながもういくつになったの!?
甥っ子が四歳!
「屏風のぞき」が弱って来た~大変! なんて驚きの始まりで、そのうえ若だんな、二十歳を過ぎた?!
話が進むごとに逆に若だんなが若くなる~
ちょっとわかりにくいとこもあって、好きじゃないと読めないな~とか思いましたが、発売すると手がでる「しゃばけ」シリーズ
若だんな第一の仁吉や佐助、健気な鈴彦姫
いつもは一言多い屏風のぞきがおとなしいうえに「行方不明」にまでなっちゃって、彼はしゃばけシリーズには必要なキャラクターだと再認識。