タイトルは双美姫なんだけど、主人公はルーク 後のグルグ老なんだわ。
どうもそこが夢中になれないんだけど…
- 帝国の双美姫〈3〉 (幻狼ファンタジアノベルス)/ひかわ 玲子
¥945 Amazon.co.jp - 「この世は、人の世か?神の世か?」人々にとっての安寧の地を拡げるため、オカレスク大帝や「双美姫」らとともに古き神々との戦いに身を投じた若き魔道士ルーク。宿敵ノヴェラ伯爵の掌中に捕らえられたティリファリーナとディルフェカ姫を助けに向かう彼の前に、強力なる魔道士ブリーデンが立ちはだかる!!壮大なヒロイックファンタジーシリーズ、待望の第三弾。(内容紹介より)
「女戦士エフェラ&ジリオラ」のように爽快な女性の話を期待していただけに、何時まで経っても彼女達でなく、ルークがメインなのが気の乗らない原因です。
残念だな~
物語の流れはおもしろいのだけれど、ルークの内面、心情に重きをおいていることで、イラつく。
どうもグダグダ考えている、自分を過小評価している人間は苦手
過大な力を持っている人間が、自分を過大評価することは危険!
二人の皇女がルークに対して思っていることはよく分かる。
しかしそれを小説として読む読者はキツイ ここがこの先もこのシリーズを読む気になるかどうかの分かれ目です。
あとがきではルークが出張っているが、本来はタイトル通りアムディーラとサファリナの物語と作者もわざわざ断っているので、そのうち女性たちが活躍しそうですが。
この世界、魔道士たちは相性のいい神と契約を交わしている。そしてその神の属性にあった力を使っている。ところがルークのようにどの神にも属さない魔道を使う魔道士がいる。
オカレスク大帝はそこに希望を持っている。
神の力に頼ることは何時までも神の下僕でいること。
ソレンジュの葉を使えば何人もの魔道士が力を合わせて魔道を使えるのではないか?
人は繋がることで大きな力を有することができる。それこそが大帝の考えていることなのか?
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