これは“あとがき”から読んでしまいました。
2月27日発売予定だったのに、出なかった。 3月27日まで延びるかなと思ったら、12日に出たらしい。
松岡さんも体調不良?(津守さんの例があるから)
“あとがき”は意味深なことばと、本文最後のイラストへの気になることばが…
つい、本文ラストを読んで、ちょっとショックでしばらく読むのをやめておこうかと…
- FLESH & BLOOD (14) (キャラ文庫)/松岡 なつき
¥560 Amazon.co.jp - タイムスリップした16世紀で、当時の医療技術では決して治せない結核にかかってしまった海斗。ジェフリーやナイジェルは、献身的な看護で見守るけれど海斗は日に日に衰弱していき…!?
風雲急を告げる超人気海洋ラブ・ロマン、待望の最新刊! (内容紹介より)
もう読まれたブロガーさんの記事で
「ネタバレですが…」
いいです。いいです。ネタバレけっこう
そこで海斗が現代へもどるらしいと知って安心したので、読みました。
暗い作品や悲しい作品は読む気になりません。 カイトの元気さがよかったのですから。
イングランド大好き、ジェフリー大好きな私です。
同じ敵といってもビセンテに比べ、ラウルの悪賢さには…腹がたつ!!
スペインからどうにかイングランドへ戻れたカイト。でも結核がどんどん悪化する。
心配した料理人のジョーが作るものは肉料理!スープといえど肉入り!
やはり狩猟民族のイングランド人にとっては食生活の考え方は日本人とは違うようで、カイトはおかゆが食べたいと心から切望する。
こんな描写が松岡さんのいいところで、読んでいて納得するのよね。
ゴボウのこととか…豆知識…
カイトは自分が長くはもう生きられないと自覚している。
そしてその残された時間を無駄にしないように、ジェフリーに自分が伝えることを記録に残してもらおうとする。
スペインに囚われている間に知った戦う相手の情報
そして預言者と偽っているために、ジェフリー達が困難を少しでも減らせるようにと、未来を知っているカイトは歴史の授業で習ったことなどを伝える。
予算オーバーをしたスペインとの戦いにエリザベス1世が食料や弾薬の補給を渋ること。
また商人たちが品質の悪い食料を送ってきたために大勢の水夫が飢えたり病気になったりすることを。
そのための予防策を。
前向きなカイトを見てジェフリーは胸がつぶれる想いだ。
前向きな生き方だからこそカイトに惹かれた。しかし今、自分の不安を隠して、頑張るカイトを想って。
カイトによって威信を傷つけられたウォルシンガムは無断でスペインへカイトを助けに行ったジェフリーも許さないだろう。
ジェフリーはそれを見越して、ナイジェルや部下の海賊を助ける方法を模索し
カイトと同じようにタイムスリップしてきたリリーは21世紀へ帰れる方法をカイトと考える。
二人はジェフリーに自分たちがタイムトラベラーだと告白しないとどうにもならないことに突き当たる。
なんとも読んでいて切ないです。
ジェフリーの男らしさと優しさ、頼もしさばかりを感じるし、カイトのこれからを思うと辛いし~
第1巻を読み始めた頃は明るくて、よもやこのような方向へ話が進むとは思わなかった。
タイムトラベラーのカイトだからどのような結末かとは思っていたけど、読み進むうち、この二人がいとおしくてたまらなかったので、つらいわ~
これからどう展開するのでしょうね。
カイトもだけど、ジェフリーが気になります。
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