ビロウな話で恐縮です日記 三浦しをん | ちわ☆わんつーmemory 

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日々の忘れたくないこと

先日三浦しをんさんのエッセー「人生激場」を読んだ。あまりにも笑ってしまう内容だったので娘に勧めた。

今度は娘が「もっとおもしろいよ」と勧めてきた。

こちらは日記=ブログをまとめた本でした。

ビロウな話で恐縮です日記/三浦 しをん
¥1,365 Amazon.co.jp
人生に退屈なことなど何もない
天下無敵の妄想体質作家・三浦しをんが贈るミラクル・ダイアリー・エッセイ!
著者自身による愛てんこもりの脚注&書き下ろしのおまけも収録!
365日ワンダフル煩悩ライフ――日々いろいろ考察しています。
ロシアの王様の濃厚フェロモン/(まだ生まれていない)孫の教育/海賊になった夢/ローストビーフの賞味期限/音大生の傾向/恋愛短編集のタイトル/息子さんと娘さん/一万年後の太陽の死/本日の殿/号泣する学生風男子/ブチャイクな猫/ファンタジーの波/紫色のバラの人たち/「つきあいたい」好きと「こうなりたい」好き/漫画の新文法/BL的「暗号濡れ場」/レジまわりに関する人称視点問題/ものすごく小声で喧嘩する三十代男女/焼きそば地獄/愛のなかの暴力的要素 and more!(内容紹介より)



日記とは人に読まれることはないはずなのに、それでも人に読まれることを意識して書いてしまう。

三島由紀夫を引き合いに出して、このタイトルができたそうだ。

自意識…このやっかいなもの。そして人間から切り離せないもの…ブログをやっていてよくわかるこの思い。

エッセーより以上に自由に描いている内容に爆笑ものでした。

文章の長さも制限がなく、ほんの数行だけれども、最後にある一言が効いていて、「ぷっ」と吹き出してしまう。

そんな日々の記録です。


通勤電車でこの本を読んでいて、くすくす笑ってしまった話の内容が “電車のなかで本を読んでいて「ぐっふっふっふ」と笑っていて周囲の座席ががら空きになってしまった。その時こんな本を読んでいました。” という危険がタイトルの話だったりして。

本当に電車の中で読むのは危険


自分で自分にツッコミを入れている、そのことばのおもしろさ。

ここまで自分をさらけ出せるのはすごいです。 これは感嘆! この開き直りはまねできません。

彼女は小説家ですから、やはり自分の中にある「想い」をどのようなかたちでも、表に出したいという欲求が人並み以上に強いのでしょうね。

だから『自意識』が強調されているのか?


でも自分のことを「俺」と表現しているのはどうしてでしょう?

「人生激場」ではモー娘が公式の場で「母」と発言せず、「おかあさん」と発言していることに言及していました。

今は多いですよね。いい年をして「おかあさん」と人前で発言している人が。

我が家では「もっともだ、もっともだ」と非常に共鳴した視点でしたが…

だからこそ、娘も私も「俺」という言葉に「?」


「あだ名」について

“大量の登場人物をうまくさばく必殺魔法だ。” うまいこと言うなぁと感心します。

自分で描いた作品なのに“アオタケ”の住人たちの名前も忘れたなどと書かれていて「まさか?!」と思いつつも、私もカケルはわかるけど、ハイジの本名は? 「灰… 灰…なんだっけ?」という状態で…

しかし、あのニックネームは絶妙でした。

「王子」大好き! 

「王子」と周りから呼ばれて平気な王子って、どうよ! 普通恥ずかしくないか?

「漫画命」の王子にとっては何と呼ばれようとかまわないのかな?



読んだ本やコミックの話題、そして見た夢の話が多かった。よく覚えていられる!!

その後に、原稿が仕上がらないって続くんだけど…


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