待ちに待った本です。やっと読めました。
バレンタインデーに「練」を記事にしてから、3か月
待つのは長かった。 なんでこんなに本のなかの人物なのに、惹かれちゃうんでしょう。
多分練を初めて読んでから、十年くらい経つはずです。
私立探偵・麻生龍太郎/柴田 よしき
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- 春日組大幹部殺害事件が解決し、刑事を辞めた麻生。彼は私立探偵として新たな一歩を踏みだした。彼の元には人間の業ともいえる様々依頼が舞い込んでくる。その中で麻生は練を守っていこうとするのだが……。(角川 本紹介より)
内容は、あんまり期待してなかった。事件の話が多くて、「練はあんまり出てこないだろうな?」と思ってたから‥
それでも、練が出てきたとたん、彼の第一声で、ノックダウン うれしいです。
柴田先生ありがとう‥思わず言っちゃいそう。
練が読めて本当にうれしいです。
練と麻生がうまくいかないのは、仕方ない。二人がうまくいくはずないのだから。それでも練の幸せを願ってしまいます。あまりにも理不尽な彼の人生。
練を読めずにいた間に、いろいろ考えたりした。
練て甘えん坊だ。 末っ子で、子供の頃の描写をみると、どうしてもそう思えるし、
麻生に対しても、結局甘えている。態度はでかいけど
そこが私のなかのどこかのポイントを押してしまったのでしょうか‥
かわいいんだよね。
緑子に対しても、そんな描写があって、その頃から思っていたけど。たしかバーで緑子と飲みながら話すとこ。
それに対して麻生、生真面目すぎ 再審請求の事は自己満足だと思うんだけど‥
麻生は自分のせいもあり、また練が兄の対抗者に嵌められたせいで前科ができた事を、練の無罪を勝ち取ることで、自分の負い目を晴らそうとしている。
練は今更どうなろうと、どうでもいいと思っている‥過去は戻らない。
私はそう思うのです。
こんな事思いながら、読み進めていたら、田村がずばっと、麻生に同じ事を言っていた。
田村‥するどい! 「あんたわかってるじゃない」そう言いたくなった。
田村ってあんまり好きなキャラクターではないんだけど、練となんか繋がっている人物
練が「つらい時やさしくしてくれた人物は裏切れない」というような意味のことを緑子に言っていた。そのやさしくしてくれた人物が田村。
田村の目を通して柴田さんは二人の関係を説明してくれた。
そうそうそうなのよ。
「麻生よ腹を括れ」そんな言葉を言いたいけど、麻生は自分の信念を曲げない
かわいそうな二人だ
もう人生を捨てているような練が、生きることに希望を見れるのが麻生だとしたら、甘えられるのが彼だとしたら、練がどんな状態でも麻生に受け止めてほしい。
ところで、これ、もともとは携帯小説だったんだよね。
これだけの本をで読むのってすごく大変そう
やっぱり本で読むのがいいです。 アナログ派?
練と韮崎の話が読みたい
本の始めの方にあった、「韮崎は保護者で、支配者!」そうなんだ
練と韮崎の関係って。なんとなくわかるけど、文章にしてほしい。
こんなに気持ちをときめかせる小説‥登場人物に思い入れができちゃう本ってなかなかない。
本編目次
OUR HOUSE
TEACH YOUR CHILDREN
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CARRY ON
Epilogue
「OUR HOUSE」と「TEACH YOUR CHILDREN」
人の心の怖さ、何気ない言葉が相手をどれほど傷つけるか
そんな話。
特に「OUR HOUSE」はここで終わりって思う‥麻生が関係しなくなっては成り立たないから仕方ないけど、この先が読みたいと思った。
これ、この話だけでも、小説1つできるのではないだろうか?
「CARRY ON」これおもしろかった
登場した女性がとろくて、話がわかりにくい…なんて思っていたら、どんどん解けてきて、最後は「そうか!」と思った。
よく‘探偵物’で探偵がいるのにまた殺人が…なんて話がある。ドジな探偵…話を作るためには仕方ないのか?
でも、それはないでしょう。なんて事
これは、女性がとろくてなんて思ったら、それもちゃんと考えてあって納得
柴田さんの話の作り方はいいなあ
期待していた練も、それ程期待していなかった本編も、どちらもよかった。