「提灯侍(ちょうちんさむらい)」
寿司屋台の提灯にモヂカラを送り、なぜかうかない顔の源太。そんな中、ナナシ連中が出現。
シンケンジャーが応戦するが、源太は変身することができない。5人でナナシを成敗した。
アベコンベに寿司に変えられ、猫に食べられそうになった源太は、その時の恐怖で“寿司恐怖症”になってしまったというのだ。
このままでは寿司屋ができないだけでなく、スシチェンジャーが使えずシンケンゴールドにも変身できない。
一生治らない気がすると落ち込む源太を励ますため、千明は、源太と一緒にみんなも自分の苦手なものを克服する計画を立てる。
ことはは納豆嫌い、茉子はこふきいもが嫌い、我慢して食べたが、源太には触るのも無理だった。
流ノ介はサボテンに尻もちをついて以来恐怖だったサボテンを触り、そして丈瑠もお化け屋敷が苦手だと言う、それぞれ苦手なものに挑戦し、なんとか克服。
しかし肝心の源太は、やはり寿司を克服できない。仲間の気持ちに応えられず申し訳なく思う源太は、あるモノの完成を急ぐことにした。
一方、六門船では、ドウコクが夏の力で増えた三途の川の底から浮かんできたという、謎の外道衆、筋殻(すじがら)アクマロが現れ、ドウコクの力でアクマロの力も得て恩に報いたいという。アベコンベを送り込んだのはこのアクマロだった。ドウコクは怪しみ、剣をアクマロの肩に一撃。アクマロはよけずに剣を受け、この船に向かえてもらい、人間どもを死ぬほど泣かして見せますと言ってドウコクに向かえ入れられた。
そんな中、ノサカマタたちが出現。駆けつけたシンケンジャーが応戦しようとした瞬間、何者かがノサカマタごとシンケンジャーを攻撃してくる。
その正体は、新たにドウコクに仕えることとなった筋殻(すじがら)のアクマロだった。シンケンジャーが立ち向かうが、アクマロはあまりにも強く、全く歯が立たない。レッドの烈火大斬刀も受け止め、跳ね返すほどの強さだった。
源太は提灯にモヂカラを送り何かを作っていた。
さらに、シンケンジャーはもっと強かったはずだから、本気が見たいというアクマロは、巨大な切神(きりがみ)を生み出す。そこで、レッドはスーパーシンケンレッドに変身し、テンクウシンケンオーは切神に応戦。ブルーたちはアクマロと対戦することに。
源太はあと一発で完成と言う時に、彦馬と黒子たちが源太の元に現れた。
テンクウシンケンオーは切神の攻撃の強さに合体がとけてシンケンオーに、ブルーたちはアクマロに力の玉を蹴まりのように跳ねる攻撃で追い詰められ、絶体絶命。その時、そこに提灯と十手を手にしたシンケンゴールドが現れる。
源太は、ついにダイゴヨウを完成させたのだ。ゴールドの攻撃を受けたアクマロは、ドウコクのつけた傷が痛むため一旦引き上げることにした。
そこでゴールドは、十手とダイゴヨウを大変化させ侍巨人にさせた。ダイゴヨウはシンケンオーを助太刀して、チョップとキック、大回転、ディスク乱れうちで見事、切神を撃破。一件落着!あっぱれ!
源太の寿司恐怖症が無くなったのは、彦馬に無理やり寿司を食べさせられて、マグロの寿司が美味しかったからだった。
源太の寿司恐怖症もあっさり治り、新たな仲間も増え、シンケンジャーの絆も一段と強まったのだった。
ダイゴヨウは時代劇で見るおかっ引をイメージして作ったが、流ノ介におかっ引は侍じゃないと指摘された。源太は間違いに気づき、ダイゴヨウに謝った。ダイゴヨウは怒って「御用でい!御用でい!」と叫び続けた。
今週は、源太が寿司嫌いになって大騒動。皆と一緒に嫌いなものを克服しようと、順番に嫌いなものを克服。やはり流ノ介のサボテンは皆がスルー!丈瑠のお化け屋敷は気絶したけど克服できたのかな。途中で脱落してお化け屋敷を出る人もいるから、最後まで行けたからいいのかな。
見るのも触るのも怖い寿司が食べたら美味しくて、簡単に元通りになるなんて源太は単純で良かったね。トラウマって。記憶から消えない限りなかなか克服できないから、一週で終わって、新しい仲間も早く作れて良かった。
ダイゴヨウがかわいいな。ディスクを飛ばすのもいいし、イカちゃんに続き、人気キャラになりそうですね。イカちゃんも海老ちゃんもしゃべると面白くなりそう。
新しい強敵アクマロは、頭がしゃちほこみたいな烏帽子のような、公家の人のような関西のしゃべり方で、関西の噺家さんかと思ったら、エセ歌舞伎風だったのか。両肩の何か分からない怪物の骨も不気味で、前のシンケンジャーとも戦ったことがあるようなので、何年水の底にいたんでしょう。今後その話も出てきそうな気がします。
源太の分身「ダイゴヨウ」の声を演じたのは遠近孝一さん。
アベコンベを送り込んだ筋殻アクマロを演じたのは堀川りょうさんです。
次週は「家出提灯」。源太とダイゴヨウがけんかして家出。おしゃべりの達者な江戸っ子同士、源太の分身だから性格も似ていてぶつかりあうのかな。あまり人間に近いロボットって夢見ていたけど、パーマンのコピーロボットみたいにやっかいだね。