ふと気が付いたら、ほとんどブログの更新をしないまま1月が終わってしまうことに気が付いて、急きょ更新です(;^_^A
この前、取材を兼ねて散策した大台町大杉谷の岩井地区の様子など。
岩井地区は旧大杉谷村の入口、宮川の一番下流側のエリアになります。
隣は旧領内村になりまして、その旧村境には、このようなお地蔵様が祀られています。
飾りや、花もまだまだ新しく、皆さんに大切にされていることがわかりますね。
お地蔵様を過ぎてしばらく行くと、道路沿いに立派な鳥居が見えます。
ここは、地元で「つしまさん」と呼ばれている津島神社です。
愛知県津島市の津島神社の分社に当たり、疫病・厄難災除けとしてこの地に祀られたのだそうです。
隣には、浅間神社の分社もあります。
ちなみに、鳥居の文字は大台町長さんによるのだとか。
なかなか綺麗な字ですね。
さらに道沿いに進むと、道路脇の岸壁を削った祠に、またお地蔵さんが。
隣には庚申さんも祀られています。
ここが岩井地区の本郷集落と後谷集落の境になるのだそうです。
ここにも、お菓子やお茶などが供えられていて、ほっこりしますね。
そこから少し進むと、いかにな樹に囲まれた場所が。
いわれは分からないとの話ですが、菅原道真が祀られています。
樹は、杉と松が根元でくっついた合体木になっていて、背後の巨岩と合わせてパワースポットのような雰囲気を漂わせています。
JAのスーパーの脇にあるお地蔵さんを通り越して、宮川にかかる岩井橋を渡ると
対岸にある道のコンクリートブロック壁の中にお地蔵さんが。
しかも、ちょっと高いところに。
これは砂子集落のお地蔵さんなんだそうです。
きっと、もともとあった場所の工事をした際に、このような形で残したのかなと思います。
ここも、ちゃんとお供えがされていますね。
と、思っていたらすぐ近くにも違うお地蔵さんが。
ここは、隣の大瀬集落のお地蔵さんなんだそうです。
なんとも、信仰深い岩井地区の方々。
この谷は持山谷と言い、かつては木々に囲まれた渓流がいい雰囲気の谷でしたが、
平成23年度の台風で奥の山が大規模に崩壊して、このような状況です。
手前の橋は、その時の土砂で破壊されてしまったので、先日新しくかけなおされたところです。
橋を壊した土砂は宮川を横切って対岸の本郷地区まで達し、1軒が全壊になったのですが、幸いにも人的に害は出ませんでした。
雨が小降りになって、避難していた人が家に戻った時に起きた災害で、
ほんの少し土砂のコースが変わっていたら、大変な災害になっていたと思います。
これも、岩井の皆さんが信仰のおかげかも・・・
なんて感じたところでした。
ところで、この持山谷の近くに、美味しい水でちょっと有名なところがあります。
こんな感じで、水が汲めるようになっています。
なんというか、やわらかい味のする水でした。
そんな感じで、岩井地区をまわってきまして、このあと散策マップを作ります。
どこかに置いてあると思うので、見かけたら、ぜひ参考にしながら地区を散策してみてくださいませ。
【位置情報】
大台町岩井地区
http://www.mapion.co.jp/m2/34.30684253268829,136.23201368342893,14