11月に入りまして、どうもこのところ…朝から鼻がずるずると垂れてきます
「洟垂れ小僧」ならぬ「洟垂れおばば」になって、困っております
横を見ますと…こちらも「花咲かじぃさん」ならぬ「洟垂れじぃさん」になっておりまして、まことに情けないことであります
今月になってティッシュの消費量が凄いことになっております
ふたりして風邪をひいてしまったのか
でも、熱もありませんし、咽喉も痛くありません
インフルエンザの予防注射を済ませたのにと、首を傾げる日々でありました
鼻をすすっている最中に…娘から電話が掛かってきました
「鼻水が止まらないよぉ~風邪かと思って病院に行ったら、花粉アレルギーだとセイタカアワダチソウの花粉だと思ったらぁ、ブタクサだってよぉブタクサ」
「ブタクサって、なんだそれお母さんたちも、鼻水ダラダラで鼻のかみ過ぎで鼻の下が赤くなってるんだわやっぱり…そのブタクサかしらん」
「オオ豚クサってのもあるみたいだから、お母さんたち、そっちじゃない」
何んで…オオ豚クサの時は、豚って漢字になるんじゃいっ
花粉アレルギーと聞くと「スギ花粉」を、まず思い浮かべますが、花粉はいち年を通じて飛び交っているのだとか
ここ雪ノ下には、いったいどんな花粉が飛んでいるのか、目に見えるものではないので、まったく分かりません
ニホンザルにも、花粉アレルギーの症状があるらしく、ニュースの映像で見ましたら、目が真っ赤になっていて、如何にも痒そう
その目を、小さな手でぎこちなく掻いているんです
もちろん、花粉症ですから、鼻水も垂れていまして、思わずチリ紙を渡してやりたくなるほどです
稀に花粉症にかかる犬がいるそうですが、やっぱり目と鼻にくるとなると、どうやって目を掻いて・・・鼻をかむのか
いち度見てみたいと思います
娘が飼っている「柴犬うにトイプーハロ」は、草むらが大好きなんですが、ブタクサが咲き乱れる原っぱに連れて行ってみたいような…
とにかくも、私たちの鼻水が垂れる原因がブタクサ・アレルギーらしいと、方向性が分かっただけでも、娘の電話はめっけもんでした
花の名にブタなどと気の毒な気もしますが、こちらの花は「秋明菊・しゅうめいぎく」と季節が盛り込まれた、容姿端麗な花であります
キクと呼ばれてはいますが、アネモネの仲間だとか
花弁にその名残があるようで、なるほどと頷く、楚々とした花かと思います
「今、思ったんだけどサ、俺の鼻水って、きみへのアレルギーじゃないかと思うんだよなぁ」
『薄れゆく愛』ってのが、秋明菊の花言葉だそうで、紙に書いて…その鼻に突き付けてやろうかと思っています