胃がん闘病287日目 | 進行性胃がん(ステージ3)と闘っている母親を持つ息子のブログ

進行性胃がん(ステージ3)と闘っている母親を持つ息子のブログ

さいたま市の某所で猫二匹と進行性胃がん(ステージ3)
の母親と暮らしている30代の独身男が、「がんと闘う
家族の記録」を日々綴っていくブログです。

本日は、定期検診日。

朝食は、「バナナ」を少量。

いつもよりつらそうな様子を見せ、なかなか

身支度が出来ないお袋。

午前9時30分頃、ようやく自宅を出発。

午後10時頃、病院到着。

エントランスホールに入ってすぐのタイミングで、

突然、へなへなと歩けなくなる。

やむを得ず、正面入口で外来患者用の車椅子を借りると、

なんとか採血受付へ。

採血後、引き続き、車椅子で待ち合いへと移動する。

化学療法の問診票記入と血圧の測定を済ませ、担当の

鈴木先生の待つ診察室へと消えていくお袋。

その後、いつまで経っても戻って来ないため、「嫌な予感」

を感じていると、ようやく姿を現したお袋の口から出て来た

のは、


「再々入院(3回目)」


の一言。

ここ最近、まともな食事を摂れていなかった上に、抗がん剤

の副作用も重なって、「重度の貧血」を起こしていたようである。

昨日のトイレでの転倒や今朝のエントランスホールでの一件を

思い返すと、すべてが一つにつながる。

今日は、抗がん剤の投与を中止して、「輸血」と「点滴」で、貧血

状態の緩和をはかる。

両方合わせて5時間以上かかるため、処置室にお袋を一人残して

いったん病院を後にする。

午後5時頃、お袋を迎えに再び病院へ。

本日分の会計と明日の緊急入院に関する問い合わせを終え、

そのまま、まっすぐに帰宅する。

夕食は、「スイカ」を少量。

入浴は、回避。

布団に入る前に、再々入院の準備。

午後10時頃、飼い猫と一緒に就寝。

この頃、皮肉な事に「悪い知らせ」と「入退院の繰り返し」に慣れて

しまっている自分がいる。

入院のための荷物も10分程あれば、すぐに用意出来る。

もっとも、「入院」というものをあまり深刻に考え過ぎると、「身が持た

ない」のも事実。

特に、進行がんの闘病生活においては、何度でも入院して何度でも

退院するくらいの気構えも必要になってくる。