生理がしばらく遅れていたので、日本から持ってきたチェッカーで確認したところ、陽性が
その日のうちにググった近所の産婦人科(Frauenarzt)に電話
予想通り、一軒目はいっぱいで受け入れられないと断られる
ドイツでは、特に都市部では医療機関(特に皮膚科、眼科などのスペシャリスト)は予約が半年〜一年以上先からしか取れないというのは周知の事実
私の住む都市は、東ドイツの中規模都市(大都市へは特急ですぐだか県庁所在地的な場所ではない
日本でいうと、、浜松あたりだろうか)
医療機関への予約は比較的取りやすい方だとは思うが、やはり一軒目からは無理だった
一軒目にかけた産婦人科から、ここならどうかなと別の産婦人科の連絡先を教えてもらった
ありがたい情報だと感謝して電話をかけるも、取れる予約は約2ヶ月先だった
とりあえず予約は取ったが、不安は残る
それ、子宮外妊娠とかしてたらどうなるんだろう
そもそも妊娠してるかわかんないまま2ヶ月弱過ごすのか?
そして、Googleのレビューとホームページを確認
なんだか冷たい雰囲気の病院と、魔女みたいな真っ赤な口紅の笑顔のない先生
疲れた果てたヘバメが二人
低すぎるGoogleレビュー
なんか、、、ちょっと嫌かも
予約が取れただけラッキーだった!
そう何度か自分を説得させようと思ったが、こういう直感は意外と後から効いてくることがあるので、なんとかならないかと考える
(昔ピルを10年近く飲んでいて、産婦人科医は相性が重要だと痛感したことがあったからだ)
あ、
この家を紹介してくれた方が、女医さんだったことを思い出す。家の引き渡しの時に、困ったことがあったら連絡をくださいと言ってくれていた
あの人に相談できないだろうか!夫に相談してメールを送ってもらった(夫はドイツ人で、彼女とのやり取りは彼にしてもらっていた)
返事はすぐに着た
「申し訳ないけど、うちの病院(総合病院)では妊娠検査からは出来ないの。最近退職して開業した同僚がいるから、彼女のクリニックに問い合わせてみたらどうかな。信頼できる、素晴らしい医師です。」
結果: 大当たり
これまで出会った医者(日本含む)の中で、最も素晴らしい先生に出会うことが出来た
※日曜に、私のためだけに、病院を開けてくれるような人だった
これがどんなことか、ドイツに一度でも住んだことがある人ならわかるはず
意外だったのは、(私の周りの)ドイツはコネとツテの社会だったこと
この件に限らず、仕事でもなんでも、相談して、という言葉は有効で社交辞令的なことではなく、ちゃんと紹介してくれたりする印象だ
この街に越してきたばかりで知人がほぼいない私たち夫婦にとっては大変ありがたいことだった
産婦人科を探す、というのはなかなかデリケートなことだが、だからこそやみくもに探し続けるよりも周りの人に聞いてみるのも手かもしれない
翌日すぐに電話をして、数週間後の予約が取れた
(ちなみに先週2023年6月に久しぶりにホームページを見てみたら最速で12月の予約が可能となっていた。。ただ電話して交渉してみることも出来るので、ネットの予約が絶対というわけではないのだが)
そして、ドイツで初めてのクリニック訪問日がやってきた
長く苦しい妊娠期間を伴走してくれるスーパードクターとの出会いである
※最初に予約したクリニックにはキャンセルの電話を入れた
先生が体調不良で、どのみち12月の予約は向こうからキャンセルされるようなことになっていたので、紹介してもらえて本当にラッキーだった