外国人の外見をもって日本で生活するということ その2 | Mako-chanのフィリピンマニラゆらゆらDays

外国人の外見をもって日本で生活するということ その2

つづき


高校に入ったころからか、周りの態度が少しずつ変わってくるようになります。

次第にうらやましがられるようになり、
私にはそれが理解できなかった。

フィリピンがあって、日本があって、それが私っていうのが生まれてから私の中で揺るがないものだったから、
それ羨ましがられても(?)って感覚。



時にその「ハーフいいなぁ~」というセリフにイラついたりもした。
芸能人やファッションモデルなどそういった華やかな世界で活躍してるハーフの印象が強く、
謎に憧れのまなざしを私たちにまで向けてくる。


変なあだ名だって、家族のことでからかわれたりだって経験したことないくせに!!!!!



たまに「いいな~ってなんで?」って聞くと大抵、

「なんかかっこいいじゃん!」
「目鼻立ちがはっきりして羨ましい!」


そんなふわっとした返答にいらいらいらいらはつのる一方でした。
今のところ単なる「いいなぁ」というセリフにちゃんとした理由をもった人に日本で出会ったことがありません。



そして初めて人に会うときに必ずといっていいほどされるのが、
質問攻め!!!!!!


純日本人は私に興味を持ってくれて、
なにげなく質問をなげかけているつもりかもしれないけど、
こっちは何百回もその質問されては答えっていうのを繰り返しています。



常識的に考えて初対面で、両親の出会いや職業聞きますか?
プライベートすぎませんか?

なんで初対面の人に生い立ちを話さなきゃいけないわけ?


バイリンガルなの?と聞かれ、
「日本で日本語で育ったので英語は分かりません」と答えると、
「え~もったいな~い!」

ってなんで何もしてないのにがっかりされなきゃいけないんだよぉおおおおお!!!!



大学に入ってアルバイトをはじめ、お酒の入ったお客さんとも接することが多くなると、
もうここでは書けないような下品な言葉をなげかけてくるオジサンもいます。
ハーフだからどうのこうの・・・もう思い出したくもありません。




・・・と、ちょっと色々あふれ出してきて文章めちゃくちゃですがw



それでもハーフで生まれてよかったと思えるのは、
苦い経験よりも幸せな経験の方がずっと多いからで、
だからこうして書けるんですけどね。


それは前の記事で書いたとおり、

"私がそういうのを気にしない性格を持って生まれてラッキーだった”
それが本当に大きいのだ思います。







5年位前、私のお母さんのフィリピン人仲間の女性の娘さん(当時小6)が、
イジメを苦に自殺しました。


私は直接その娘さんと深く関わってたわけじゃないし、
どういったイジメだったのか分からないけど、
心が苦しかった。今も思い出すだけで苦しい。

そしてニュースでも別の日比ハーフの小学生が自殺した話を聞いた。
言葉も出ない。






フィリピンに来て、マニラで生活してみたら、
混血の人なんてたっっっくさん居てさ、
特別扱いされない、みんなと同じスタート地点に立てるのが本当に気持ちがよかった。



日本もそうだったらいいのになって心から思う。
地理的要因とかもあってちょっとやっぱり難しいのかなって思うけど、
今日この記事を読んで何か感じてもらえたら、
ほんの少しの気持ちが伝わったらいいなって思います。




実際自分もまだゆらゆらの途中で、自分自身がどう思ってるのか、
自分の境遇に対してしっかり向き合えているかって言われると、
自信をもって答えられないんです。




かつて私にあだ名をつけてきたクラスメイトに、

英語の成績云々言ってきた先生に、

目立つからって難癖つけてきた人に、

私にプライベートな質問攻めしてきた人たちに、

これから出会う質問攻めしてくるであろう人たちに、


何を伝えたいのかがはっきりわからないんです。





でも私がラッキーであったような性格を持ち合わせていないような子供たちが、
少しでも生きていきやすい日本になったら、
もっとわくわくする世界が広がるのになって思うんだよね。




あと、自殺とか聞きたくないよ、悲しいよ。




なんかよくわかんなくなってきちゃった。
ゆらゆらりん。



Mako