全てが遅すぎた | Diary without the name

全てが遅すぎた

 

 
 女子ショートシングルが終わって、私自身茫然としてしまった。
髙橋選手のコメントを見るまでショック過ぎて涙が出なかったが、この動画をみたら涙があふれてきた。

 https://www.youtube.com/watch?v=pkrjBkcsD7g ←ぽちっとお願いします土下座 

そしてテレビもパソコンもなんだか隣の国のあの人の演技が見なくないので、つけられずにいたが、
この記事を拡散してほしいというツイッターを発見したので書くことにした。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamadajun/20140220-00032830/

日本フィギュア惨敗の真因は、スケート連盟とマスコミの商業主義

日本中がソチ五輪の女子フュギュアの惨敗にショックを受けている。しかし、これは起こるべくして起こった惨敗であり、選手にとっては取り返しのつかない悲劇だ。私はスケートには詳しくない。単なるファンの域を出ないが、この惨敗がスケート連盟の商業主義とメディアの愚にもつかないお祭り報道によって引き起こされたぐらいはわかる。

ショートプログラムが終わってすぐ、友人の松井政就くん(作家。現在『競馬と国家と恋と嘘』を夕刊フジに連載中)から、次のようなメールが来た。

《山田さん、前回の講演会の後の飲み会で、ぼくが言っていた通りのことが起きました。日本女子シングル、やはり大惨敗です。しかも全員が自己ワーストでした。団体戦が選手にとって最悪だというのは、フィギュアに少しでも詳しければ誰だってわかることです。つまりマスコミもスケ-ト連盟も、団体戦を導入したのが日本のスケート連盟と日本のスポンサーであるために、悪影響必至と知りながら、知らないフリをしてウソの情報を垂れ流してきたわけです。

ボクはツイッターで、2年にわたって、団体戦など欠場すべきと繰り返し言っていたら、昨年暮れに、フィギュアを知らずIT技術だけ知っている人間(多分)にアカウントを乗っ取られ、ついに閉鎖に追い込まれてしまいました。

それくらい、世の中では間違った情報が信じられ、本当のことを言えない雰囲気でした。

飲み会で山田さんに話した、団体戦に出た選手は全滅の可能性があるという悪夢が本当になってしまい、残念です。プルシェンコは故障で引退、羽生とパトリック・チャンは自己ベストからほど遠い、単なる相対的点数による金と銀。ロシア紙が「勝者なき勝利」と酷評した通りです。リプニツカヤも転倒、浅田真央も、鈴木明子も重大なパンクです。でも村上佳菜子は団体戦に出てないじゃないかと言われそうですが、彼女は前月の4大陸選手権という、まったく意味のない大会に人数合わせで出させられていました。

これまで30年以上もスケートを応援してきて、こんなに残念で悲しく、無力な思いをしたのは初めてです。日本男女シングルは、スポンサーとスケート連盟に潰されたも同然です。》

今回のソチ五輪で初めて行われた団体戦の元になったのは、2009年4月に東京で行われた国別対抗戦だ。スピードスケート出身のイタリア人、76歳という高齢のチンクワンタ国際スケート連盟会長は、かねてからフィギュアの大会に客が入らないことに頭を痛めていた。当時は、世界選手権でも客席はガラガラ。とくにショートプログラムなどはひどかった。

そこで、浅田真央選手らの人気選手が出て、世界でいちばん客が入るようになった日本に目をつけて、スポンサーを巻き込み、団体戦なるものを考え出したのである。

団体戦ができれば、日本もペアを強化する。そうすれば、スポンサーもつくし、個人戦と同じようにテレビの放映権料も入る。とくに、日本のテレビ局は視聴率が取れればすぐにカネを出すと、ソロバンをはじいたのだ。

これに日本スケート連盟ものり、テレビ局もスポーツマスコミものった。

チンクワンタ会長の理屈は、「スピードにもショートトラックにも団体戦がある。なぜフィギュアにあっていけないのか」というものだった。この理屈をなんと国際オリンピック委員会が認め、2011年7月の国際オリンピック委員会総会で五輪での正式種目に採用してしまった。

考えてみれば、フィギュアの団体戦というのはスピードスケートとは決定的に違う。

スピードスケートの団体戦の場合、メンバーは全員同時にリンクの上で滑る。つまり、リレーになっていて、滑るときはライバルチームと競り合うことになる。しかし、フィギュアの場合、選手個人の演技は別々に行われ、その点数で順位がつくというだけだ。つまり、個人戦の寄せ集めである。ということは、選手にとっては個人戦を2回やるだけとなる。しかし、団体戦はあくまで国のためだから、精神的なプレッシャーも大きい。

また、選手にとっていちばん恐いのが、体力の消耗であり、調子が維持できるかどうか?だ。 先の飲み会で、松井君はこのことを強調していた。「フィギュアを全力で滑るということは大変なことなんです。1週間ぐらいでは回復しませんよ。以前世界選手権から2週間後に国別対抗戦が行われましたが、コストナーやレオノワにミスが続出でした。今回はもっと短いですから、団体戦に出たら持ちませんよ」

国際スケート連盟は、この点を考慮して次回の平昌五輪では、団体戦を個人戦の後に持ってくるそうだが、日本フィギュア陣が惨敗したいまとなっては、後の祭りだ。

今回の惨敗の原因をマスコミはどのように報道するのだろうか?

このような問題をほとんど指摘もせず、自分たちが「メダル確実」と煽ったことをすっかり忘れ、選手のメンタルの問題、会場のコンディションの問題、あるいはオリンピックという独特の雰囲気の問題にすり替えるなら、選手たちが本当にかわいそうだ。

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よくぞこの記事が上がったと思った。
今までこの手の記事は全て抹殺されてきたはず。

メディアは既にフジ始め「クイーン、キムヨナ」でずっと数年持ってきた。
城田、真壁陣営について言及した記事は抹殺されてきたはずだし、
スケ連のやり方についての言及もなかった。

何か伝えようとすれば「誰々のファンだよ」と言われるので、ファンは選手を人質にとられた状態になり、
誰も何も言えなくなってそのまま何も言えなかった。

その結果が今のこの結果だ。
タイトなスケジュールの中、文句を言わずにプレカンに出た選手全てが疲れ切ってしまった。

今一押しのスケ連に守られている選手は「唯一の金メダル候補」としてスケ連が守り、
そしてプレカンブッチして金メダルを取った。

ひとつの金メダルのために今までの功労者が潰された形になった。
それでもなお「金メダルの選手が出たおかげで今後も子供たちの夢が広がっていく」と涙をのんだ選手がいたが、心からの言葉だと思う。

本気で今後のフィギュア界の未来を考えてきた選手達をスケ連は利用してきたのだ。
もちろんそれを知りながらアンタッチャブルにしてきたマスメディアの罪も同じだ。

ツイッターで話題の金メダリストとツーショした「岡部さん」は東京オリンピックの招致活動の
メンバーであった。東京オリンピックのためにもひとりでも多くの金メダリストを準備しておく
必要があった。

フィギュアスケートは政治のスポーツだと、ジョニー・ウィアーは言っていたが、事実だ。

全ては金と政治なのだと、改めて知らされたソチオリンピックだった。

ここまで日本のフィギュア界人気に貢献してきた代表選手達の第二の人生について、
個人的にできることがあれば、できる限り協力したいと思う。
スケ連に干された伊藤みどりさんのようなことがあってはいけないと思っている。

今回代表になった町田選手、髙橋選手、鈴木選手、浅田選手、村上選手、
そして、シングルではないが、成龍、リード姉弟選手についても同様に
彼ら、彼女たちへの支援が止まることなく続くことを強く願う。
金メダルを取った選手は今現在、スケ連が全力で守っているのでその必要はない。

それでもなお「フィギュアに不正なんてあるわけないじゃん」
「あると思うなら見なきゃいいじゃん」という人はずっとスケ連にお金を落とせばいい。
カモになってあげればいい。

あくまでも個人的な意見であり、妄想だ、空想だという人がいてもそれは個人の自由だと思うので、
どんな意見が出てもいいと思う。

ここは日本だし、言論の自由はあるはずだ。

 
 真央さんの笑顔が見たかった…希望を捨ててはいけないと思う気力もないが、
それでも終わるまでは、信じなければと言い聞かせてみる。

彼女は今後日本に現れるか分らない逸材だからだ。

既に髙橋選手が潰されてしまった上に浅田選手まで同じ道をたどらないように
髙橋選手の願いが届くことを願う。