逆転合格という言葉をウリにしている塾もありますが・・・、
逆転合格なんてそもそもあり得ないですよね。
中学受験で偏差値はあまりアテにならないんですよね。
大学受験ならセンター試験、高校受験なら公立高校の入学試験が一応の目安になっているので、
各大学はそれなりの制約に縛られた中で問題を作成しているわけですよ。
ですが、中学受験は共通基準が曖昧なので、
各中学が個性をいかんなく発揮して、問題を作成するわけです。
なので、中学受験の模擬試験はとりあえず何でもかんでも取りそろえたてんこ盛り状態なんですよね。
学習の穴を見つけるのには適していますが、模擬試験の成績がそのまま入試の結果につながるわけではないんですよね。
なので、中学受験で偏差値が50前後あれば、
偏差値15ぐらいは簡単に埋めることができますよ。
偏差値50の生徒が偏差値65の学校に合格するのは、実はそんなの難しくないですよ。
巷ではこれを逆転合格と呼ぶんでしょうけど・・・。
では、この15を埋めるためには何が必要かというと、
それは、過去問の徹底研究ですよ。
各学校とも問題の個性があるので、講師から言わせると、毎年同じ問題なんですよね。
過去問をじっくりとやっていればいいのですが、
でも、ほとんどの生徒はそれができていないですよね。
時間を計って、解いて、答え合わせして、間違ったところの解説を読んで、終わり・・・。
これでは効果は半減ですよね。
時間を計って、解いて、答え合わせをするのはいいですが、
その後が大事なんですよね。
間違ったところの分野をもう一度多面的に復習することが大事ですよ。
問題で聞かれていないところでも、気になった所は確認していく、
いわゆる枝葉を広げていく勉強が大事ですよね。
なので、過去問を1年分じっくりやると、かなり時間がかかりますよね。
さらっとやって終わりではダメなわけですよ。
なら、志望校別特訓に参加すればいいかというと、それもまた微妙ですよね。
それこそ、過去問から抜粋した問題をやらせて、軽く解説して終わりっていうのがほとんどですからね。
合格実績が欲しいので、志望校別特訓をやっているだけなので、
意外とテキトーですよ。
中学入試まで残りも3ヶ月ほどになりましたから、
今日から過去問に徹底的に向き合ってみましょうよ。
多少偏差値が足りなくても、全然合格できますよ。