今日も雨です。


今日は、UASオンコロジーセンターで治療の前に、提携病院にてハーセプチンの点滴とリュープリンの注射を行います。



私は、再発が発覚してから、ハーセプチンの点滴を再開。
これは三週間に一回。

ホルモン療法は、初発のときからずっと継続。
リュープリンは、初発のときからずっと毎月一回注射しています。
錠剤は、再発した後に、タスオミンからフェマーラに変えています。



鹿児島に来るにあたって、これらの治療を継続できるのかどうかが心配でしたが、植松先生に相談をして、鹿児島での放射線治療期間中にも実施できるように、提携病院を紹介してくださいました。

また、元の主治医にも、紹介状というかレシピを書いてもらってきています。



そして、今日はその治療の日。

提携病院の受付さん、看護婦さん、お医者さんもどなたも、とても気持ちの良い方々でした。

お医者さんに簡単な問診を受けて、点滴用の個室に通されます。



その個室では、気さくな看護婦さんが私をケアしてくださいます。

点滴のセットをしたり、注射の用意をしたり。


「ととさんはどちらからいらしているの?」


⚫⚫県からですー。


「まー、遠いところからいらっしゃるのねえ」
「オンコロジーさんは、全国から患者さんがいらっしゃるからねー」


そうですねー。


「この点滴や注射はいつからなさっているの?」


えっと、もう数年間やってますー。


「まー、大変ねぇ」
「お金も高いしねぇ」


そうなんですー!
保険でも、毎月数万円かかるんで大変ですー。


「こんなにやっているのに、効かないのねー」






え?
今なんと、おっしゃいました?




「だって、ずっとやっているのに、再発しちゃったんでしょ?」




・・・その通りでございます。

その看護婦さんの言う通りなんです。
でも、こういう薬って、一旦やりはじめたら、怖くてやめられないんです。


もし、その薬によって、癌が消えたら。

その薬をやめてしまったら、またすぐに癌が出てくる気がしてやめられない。


では、消えないまでも癌が縮小したら。

同じく、薬をやめてしまったら、せっかく小さくなった癌がまた元の大きさにあっという間に戻ってしまうかもしれない。


では、癌の大きさに変化がなかったら。

それこそ同じく、癌が大きくなってしまうかもしれない。


逆に、癌が大きくなっていたら。

薬のおかげでこの程度の増大で済んでいるのかもしれない。
もし薬をやめたら、爆発的に広がってしまうのかもしれない。


こんなふうに考えてしまうから、薬がやめられなくなるんです。
やめどきがわからないというか。




客観的に考えれば、ハーセプチンもホルモン療法も効果がないんだろうなって自覚はあるんです。

ホルモン療法はずっとやっているのに、乳がんは再発したし。
再発した後にハーセプチンを追加してホルモン剤の種類を変えたのに、再発がんは増大しているし。


また、元の主治医からすすめられている抗がん剤をどうしても受け入れられない理由の1つには、こういう考えが頭をよぎるから。

だいたい、抗がん剤で癌が消えるって可能性はどんだけあるんだ?!

まあ、抗がん剤については、話は尽きない・・・




でもまあなんか、この気さくで明るい看護婦さんに、サクッと真理を突かれた感じがして。

今後の治療方針を考えるのに、良いきっかけとなりました。




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