「誰に歌うの?」 京都奉納ツアー
「いつもダンスをする時、誰に踊っているの?」
という質問に、
「…見ている人」
少し照れるような笑顔で答える彼女。
「そうだね。でも今日は他の誰でもなく、みなみちゃんがみなみちゃんの心に届ける歌を唄唄いましょう」
今回の日本で最後の音蒔きは、京都。
セラピストであり、ソウルシスターの結弥ちゃんと、松尾大社駅、月読み神社のお詣りにはじまり、渡月橋をわたり、法輪寺での奉納演奏。
特に告知をしていなかったにもかかわらず、ありがたいことにフライト直前まで続いた個人セッション。
毎回、声という鍵を通して、お互いの魂の奥深くの扉を開けるインナージャーニー、
ガイドするわたしも、受け取ってくださるかたもいっしょに涙・涙の連続でした。
最後の生徒さんは、最年少、12歳のみなみちゃん。
ダンスが大好きで、ストリートダンスのレッスンを頑張っている彼女。
わたしとの時間では、パフォーマンスではない、内側に向けての音楽というものを体験してもらいたい。
鎖骨に手を当てながら、からだの内側に響く音を感じていく。
自分自身のクリスタルの振動。
お母さんのまあちゃんもいっしょに、三角に並んで、声を重ねる。
たゆたいの内に、透明な意識の地球を虹色の波動で包む。
先だって、グループセッションに参加したさい、Tinyちゃん(わたしの小さなハルモニウム)のハート型の通気口から「白い息が見えた」と言っていた彼女。
すぐに楽器とも仲良くなり、わたしはピアニカで。
「今度、学校でドラえもんの歌を唄うの。先生は楽譜の通りに、でも自分らしく、って言うんだけれど、どうしたらいい?」
人に見える部分というのは「花」の部分。
でも、花は「根っこ」、見えない部分があってはじめて元気に咲くことができるの。
根っこがなくちゃ、いくら咲こうとしてもポキンと折れちゃう。
だから、今日は、みなみの心の内側にいっぱい声のシャワーを届けよう。
胸の中に360度、輝きを放つ太陽を持って。
そこから出てきた歌がきっと、「みなみらしい歌」
霧が晴れたように、一気に彼女の顔が晴れていったのだった。
最後はお兄ちゃんのようちゃんもいっしょに、はじめてのガネーシャ。
ハルモニウムがほしいけれど、しばらくはピアニカで^^
Om