前回、韓国語でも数の言い方が、二通りあるというお話を書きました。
その時、数について書きながら思い出したのは、韓国での年齢の言い方です。


知り合うたびに人の年齢を聞く韓国社会タラー
上下関係をはっきりさせないと呼び方や言葉遣いも決まらないので、出会って間もないのに、

“나이가 어떻게 되세요?” ‘ナイガ オットケ トェセヨ?’
(お年はいくつですか?)

と聞かれることが多いです。

答える時は、

“○○살이에요.” ‘○○サリエヨ’
(○○歳です)

と言うのですが、この場合、ひとつ、ふたつのほうの言い方でいうので、35歳なら、

“서른다섯 살이에요” ‘ソルンタソッサリエヨ’

となります。


年齢なんですが、今でも韓国では、数え年が主流なので、日本で言っている年齢とは違う年齢を言うのが普通です。
でも、数えではない年を使わない訳でもないので、年齢が二通りあります。

かなり前の記事でも少し触れましたが、韓国では、生まれたその日から1歳になります。
そして、お正月にすべての人がひとつ年をとるという考えなんです。

なので、イ・ジョンソクくんの場合、

※画像お借りしました。
  ありがとうございます。

1989年9月14日生まれなので、日本の年では、27歳ですが、生まれてすぐに1歳なのと、お正月で1歳増えたので、韓国では29歳ということになります。

上の、ジョンソクくんの画像の「年齢」の欄に、年が2つ記載されているのは、韓国の年では29歳で、日本など韓国以外では27歳という二通りの年齢があるためです。

“만27세”の“만”は、「満」なので、「満27歳」ということです。
“만”で言ったほうが若いですよねチュー

韓国での歳が分からない時や、2歳プラスの年齢を言いたくない時は、この“만” ‘マン’ で言うのも1つの方法かと思いますウインク

でも、ピントこない韓国の人には、さらに、

“몇 년생이에요?” ‘ミョンニョンセンイエヨ?’
(何年生まれですが?)

“무슨 띠예요?” ‘ムスンッティエヨ?’
(なに年ですか?)

と聞き返されてしまうかも知れません…びっくり


ちなみに…
お正月に歳をとるのですが、誕生祝いをするのは、それぞれのお誕生日の日です。

ここで、気を付けないといけないのが、世代が上の方たちのお誕生日です。
旧暦の日付でお祝いするので、毎年、誕生日が違います。
何歳以上の人が旧暦の日付で祝う傾向にあるのかは、私もよくわかっていないのですが、明らかに年配の方のお誕生日祝いをする時は、誕生日を西暦でやるか旧暦でやるか、相手に直接聞いたほうがいいかなと思います。

今の若い人たち?というか、おじいちゃんおばあちゃん世代でなければ、ほぼ西暦だと思われます。
多分…アセアセ


話を戻して…

韓国では、年齢の言い方も二通りあるんです。
“○○ 살”と“○○ 세”です。

“○○ 살”の時は、ひとつふたつみっつ(한, 두, 세)
“○○ 세”の時は、いちにさん(일, 이, 삼)
なので、

“29살” 右矢印스물아홉 살
“29세” 右矢印이십구 세

と読みます。


“살”と“세”の違いですが、普段の会話では、“살”がよく使われ、書き言葉やかしこまった場面では、“세”が使われる傾向があります。
年配の方の年を言う時は、“세”が使われます。

また、“살”も“세”も省いて数字だけ言うことも多いです。
その場合は、

“스물아홉이에요” ‘スムルアホビエヨ’

と、ひとつふたつみっつ(한, 두, 세)で言うのが普通です。



最近のマイブームのソ・ガンジュンくんラブ


ガンジュンくんのプロフィールには、“만”(満)のほうしか書かれていませんが、韓国の年では、25歳になります。


韓国や中国以外では、“만”(満)の年齢を使うものだと知っている人だと、

“한국 나이로 스물다섯 살이에요”
‘ハングン ナイロ スルムタソッサリエヨ’
(韓国の年で、25歳です)

と自己紹介してくれる人が多い気がします。


自分の年齢以外に、好きなタレントさんの年齢を

“한국 나이로(韓国の年で)”

それから 

“일본 나이로(日本の年で)” 

何歳か言えるようにすることから、数字の勉強を初めてみるのも、面白いと思いますウインク



また、言いたいことを書いてみたら、長くなってしまいました。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございましたキラキラ

では、今日はこのへんで…