☆☆ (6/4)手順を3版に改版。改版履歴はページの最後。☆☆
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ブログテーマと関係ない話題がつづいてしまいますが・・

ROに興味ない人は読み飛ばしおねがいします。

以下は、3/25の週においてwww.e-bay.comでごく一部のパニクッたJapaneseに対しては

恐らくかなりの存在感をアピール示していたと思われる www.filterdirect.com出品の

アンダーシンク型RO浄水器R0585型

(いまでもそうだと思うけど出品数多くて安くて日本に配送してたから・・・)

へ、同SHOPの加圧ポンプセットを取り付ける手順を解説したものです。

パニくって思わず落札しちまったぜ、という方がそれなりにいるんじゃないかな、と。

加圧ポンプセットについてるマニュアルって、1枚ぺら両面だけなんです。

で、そこにかいてあるのは作業完了後の配管図と英文で数行の大まかな作業の流れだけ。

この説明だけでポンプ追加するのは敷居が高いなぁって思ったので同じSHOPユーザのよしみでまとめてみました。

このSHOPのRO585に限らず似たような構成のアンダーシング型のRO浄水システムに、

似たような加圧ポンプ取り付けるなら、似たような手順になるんじゃないかと思います。

取り付け作業を始める前に、手順全体に目を通してから作業はじめてください。

「えっ。このタイミングでそれを言われても困りますぅー!!」って記述があると思いますので。

自分のやったことを思い出しながら書き下しているので最適な手順書にはなっていると思いません。

かなり文章が長いけれどご勘弁を。思い出せる限りのありったけを書きましたので。

一応、記載に誤りがないかについてはチェックはしてますが、詳細な部分に関して、

記載ミスが残存しているかもしれません。以前のエントリーの配管図を参照しながら、

作業をすすめてくださるようお願いします。


(step1) 作業しやすい場所に浄水器本体を引きずり出し通水できる状態にします。
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BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-作業しやすい場所にSYSTEMを移動
(解説) 一連の以下の組み付け作業においてはタンク上のタンクバルブは閉じてください。(最後のテストは別として)
タンクTUBEと垂直位置にバルブをひねります。

給水ライン,排水ライン,蛇口ラインは生かしておきます。これらはマニュアル通りに組み立てた場合は、
それぞれ赤TUBE,黒TUBE,青TUBEのはず。タンクラインの黄TUBEもタンクバルブは閉めてもつないだままにしておきます。
組み立て時にマニュアルを無視、あるいは、読み違えていてるせいでTUBEの色は違っているかもしれませんが、
その場合は、この文章中のTUBEの色の記述は読み替えてください。

浄水器本体の移動を始める前にタンクバルブと取水バルブはかならず閉めましょう。
移動中にTUBEがはずれたら水漏れで悲惨なことになります。
TUBEを一旦はずさないと移動できないならこれらバルブを〆てからTUBEをはずして移動してください。

上記のイメージのRO585はSHOP標準状態ではなくて以前のエントリに配管図をのせた
放射能除去機能強化の為のDI(イオン交換樹脂による脱イオン)フィルタ装着済のものです。
このポンプ追加作業においてはDIの有無は作業手順上の関係はありません。

上のイメージではオヤジのONE ROOMでは普段は洗濯機の排水溝を排水ポイントにしているところを
ユニットバスに変えてます。どのような形でもかまいませんが通水・排水できる状態で作業環境を準備します。
作業中に少量の水漏れや、作業ミスにより、それなりの水漏れが発生します。

上のイメージはそうなっていませんが大き目のバスタオルみたいなものをSYSTEMの下においてから作業を開始しましょう。
作業中に漏れてくる水を吸い取るための小さめのタオルなども大目に用意しておくとよいでしょう。
(オヤジはフロアをそれなりに何回か水浸しにしながら、その都度、あわてて雑巾で拭き取ってました)

(step2) 4th stage:メンブレンの前に圧力計を追加する。
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Filter Directの電動ポンプセット一式には以下のような水圧計がついてます。
BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-加圧ポンプセットについてる圧力計
(解説)こんな感じの圧力計がポンプセットに添付されています。
同じタイプの圧力計が3rd stageの出口に最初に付いているので、
この追加の圧力計はいらないと言えばいらないんですが、せっかくついてるし、
メンブレン近くの方が正確な値がでるかなと・・・。
BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-メンブレイン入口に圧力系つけるためTUBEカット
(解説)圧力計を取り付けたいメンブレン入口側の継ぎ手につながるTUBEを、
上イメージのようにニッパーとかカッターでちょきんと切ってください。
根元が白い継ぎ手がある方が入口側です。根元が水色になってる口が出口側でその反対側の方が入口側です。
切る前には取水のバルブとタンクバルブを〆ておいて蛇口レバーを開いて浄水器の中の水圧を逃がしてから切ってください。
そうしないと切った瞬間に水が噴き出します。こうしても切ったときに水が少しこぼれるのでタオルを
TUBEの下においてから切るようにしましょう。(上イメージではタオルを添えてませんが)

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-メンブレン入り口に圧力計とりつけ直後
(解説)TUBEを切るとTUBEの新しい端が2つできるわけですが、この2つの端を圧力計が生えているT字型継ぎ手でつなぎます。
継ぎ手の穴にTUBEの端をシッカリと押し込んでから軽く引っ張って抜けないことを確認します。
なお、このT字型継ぎ手の接続構造はTUBEを引っ張ってるときに閉まるようになっていて、
TUBEを押し込んだ時には緩まるようになってます。

つまり継ぎ手につないだTUBEをはずすには、TUBEを引っ張るのではなく、一度押し込んでからはずすということ。
このような構造なので水圧がかかった時にはTUBEが引っ張られて水漏れしないようになってます。

通水後に水圧がかかっている状態で、ちゃんと接続されているかな?と心配になって、
TUBEを継ぎ手に手で押し込んだりしたら、TUBEが緩んで水が噴き出したり、TUBEがはずれて回り中が水浸しになります。

直観とは逆ですが、ちゃんと接続されている時に引っ張るのは構わない、ですが、だからと言って、
半ざしの状態で引っ張ったらTUBEが本当にはずれてやはり水浸しになってしまいます。
結局の所、通水中に水が漏れだしたのを発見したら漏れている箇所には手を触れないで水の供給源を絞る方が確実なのです。

ですから通水する前にちゃんと接続されているか、TUBEを引っ張って確認してください。
T字継ぎ手の3方向全部引っ張って確認します。

その上で、蛇口レバーは開いたまま、タンクバルブは閉じたままで。
取水バルブをゆっくり開いて通水してみます。

取り付けた水圧計の目盛が0から上がることを確認します。この時に追加したT字継ぎ手から水が漏れだしたら、
慌てて継ぎ手のTUBEを押し込みたくなるのが人情というものがですが先に述べた理由でそれをやると状況はさらに悪化します。

冷静に落ち着いて、用意したタオルなどでこぼれる水、噴き出す水を抑えてから、取水バルブを閉じます。
そうすれば、そのうち、漏れはとまります。(以上は、ほとんど、全部、オヤジがやらかした失敗なんですよ)

無事に水が噴き出すこともなく追加した圧力計の目盛が上がればこの作業は完了です。

圧力計がさした数値がポンプがない時にメンブレンに加わる水圧となります。
何psiありましたか?
以下の作業はこの追加した圧力計の数値を常にチェックしながらの作業となります。このポンプ追加前の水圧は覚えておきましょう。

次の作業に移る前に取水バルブをしめて通水を停止しこの圧力計が0になっていることを確認しておきます。

(step3)加圧ポンプセットを実況検分する。
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もう入手して物をみた人ならすぐ気付くはずですが、このセットは以下の様な代物です。
BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-加圧ポンプセット購入時状態
(解説)一目みて気付きますが、全部の部品が短い電線でつながってます。
これを浄水器にこれからつないで動作テストして元あった場所にこの浄水器を戻すわけです。
戻す時には追加前とは違ってポンプ、電源アダプタの置き場所を確保し電源をとれるようにする必要があります。
元々浄水器を置いてあった場所に増設した状態でうまく戻せるでしょうか?

電線の配線は固定されていてはずせないから全部一緒に運ばないといけません。
一度に動かせないなら、電線を切ってしまわないように、ちょっとづつ、各パーツを動かしていかないとだめです。

元々浄水SYSTEMを々設置した場所で、ここに書いてある手順のような作業ができればいいのですが
日本の狭いキッチンの下では無理であろうと思いますので、作業しやすい場所で作業をしましょう。

組み付けが完了したSYSTEM一式を元の場所に移動には2,3名の人がいると楽にできるでしょう。
キッチンの下に戻すなら時間はかかりますが1人でもできないことはありません。

オヤジみたいに洗濯機の上に設置してたりすると人手が多くても、
この数珠つなぎ状態のままでは、移動&設置は無理だろうと思います。
無理ならば、組み付け&テストが終わったら、一時解体して、
再度、元の設置場所で再組み付けとかしないとだめでしょう。

設置場所での電源確保とポンプの置き場所の確保もわすれずに。
ですが組み付け前には完成イメージが頭の中にありませんと、
どこにどれだけのスペースを確保したらいいかって言うのが頭の中にわかないのでは、と思います。

ですから、まずバラック状態で一時的にでもポンプを組み付けて動かしてみて、
どこに、何が接続されるのか、ポンプの音量はどれくらいか、ポンプによる水圧の増加状況などを
事前確認したほうがよいと思い、この手順書は、そのような段取りで組み立てられています。

場合によっては、この事前確認の段階で、残念なことだけど取り付けをあきらめた方がよい場合もあります。

電気工作系統のDIYが得意な人や好きな人は、この数珠つなぎ状態の配線をぶった切ってコネクタ結線式などに改造すれば、
バラック接続状態でのの試験完了後に、元あった場所へのシステムの移動が簡単に行えます。
(流石に、この改造方法までを手順書として書き下す気力はありません。あしからず)

以上、長すぎましたが前置きです。

以下に各パーツの名称と機能を説明しますから、これを頭に中に叩き込んでください。

まず、コンセントプラグがつながったDC24ボルトの黒い電源アダプタ。
US向けのものだからAC110V/60Hzなんてかいてありますが、これは無視しちゃってOK.
ちゃんと東京電力管内で使えます。

次に、クワガタ虫みたいなでかいポンプ。
クワガタ虫の角に相当する2つのL字継ぎ手は組み立て前はねじ込まれない状態で添付されてますから、
あらかじめねじ込んでおきましょう。。ネジの山の部分にシールテープを3,4回は巻いてから
シッカリとねじ込みます。シールテープ必須ですが、巻きすぎてねじ込むとプラスチックのネジ山を
つぶすからそれにも注意。巻き数が足りなくてもしっかりねじこんでおけばちょっと水漏れするぐらいだと思いますから
少なめに巻いて水漏れしたら巻き数増やしてやりなおしましょう。
巻きすぎてネジ山つぶすとやり直しがきかなくなるよりはマシですから。
シールテープを使うのはこのカブト虫の角の所だけです。角に相当するこの2つのL字継ぎ手の1つがポンプの入口で、
もう1つがポンプの出口です。黒い頭の部分をよくみれば、矢印が刻印されているはずです。
この矢印の先が出口側で、矢印の元が入口側です。どっちが出口でどっちが入口か頭に叩きこんでおいてください。

ところで、filterdirect.comが販売している加圧Pumpの場合、Pumpの表面に以下の様な
グラフが表記されています。
$BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-PUMPの性能特性

このグラフは、Pumpを流れる水量(縦軸 L/min)と、Pumpで加圧できる圧力(psi)の関係を
示したPumpの性能グラフです。実は、このグラフから分かるPump性能が
(a)浄水器を設置しようとしている所の水道圧
(b)ROのGPDサイズ(=ROの生成水量)
(c)RO前の欲しい水圧の大きさ
と、マッチしていないとPumpパワーが足りなかったり、
Pumpが強すぎて減圧弁を買う羽目になったり、と実はかなりややこしい背景があったりします。
このあたりの判断方法は、まだ、文章にできるほど整理できていませんが、自分が使おうとする
Pump性能を示したこのようなグラフを把握しておくにこしたことはないですね。


次に、白いT字継ぎ手に青い円筒形がついた部品がソレノイドバルブという部品です。
電気がOFFの時バルブが閉じてONの時のバルブが開く。
この部品のT字継ぎ手の口2つには、方向があって、入口と出口があるから注意。逆にとりつけると変なことになるはずです。
ソレノイドバルブを手にとってよく見れば、横サイドに、矢印が刻印されているはず。
この矢印の方向に水を流します。矢印の先側をポンプの入口側につなぐことになり、
矢印の元側を3stage側の出口につなぐことになります。
この部品はどっちが入口、出口かの区別が難しいですから、接続作業を行う時に、都度確認した方がよいでしょう。

最後の部品は、黒いプレッシャースイッチです。
やはり、TUBEを指す口が2つあり、電線が2本生えています。
この部品は、2つの口の間を流れる水の圧力を計って圧力が低い時にスイッチONとなり、
圧力が高い時にスイッチOFFとなる部品です。
組み付け前で、水を流していない状態の時は圧力0の圧力低下状態となりスイッチON状態になっています。
つまり、このイメージのように組み付け前の状態ではスイッチがONになってます。
ですから、このイメージの状態で、電源アダプタのプラグをコンセントに指すと、
水も無いのにポンプとソレノイドバルブがいきなり動いちゃいます。
だから組み付けるまではコンセントにプラグさしてはダメ。
プレッシャースイッチにつながる電線だけはスイッチの取りつけ側で、はずそうと思えばはずせます。
+とーはありませんから、はずれてしまった場合に、どっちにもどせば良いのだ?と迷うかもしれないけど、どっちでもOK.

以上、各パーツの名称と機能の説明でした。

(step4)加圧ポンプだけつないで試験通水して圧力を確認する。
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届いたポンプが使い物になるかの確認をします。
この(step4)をクリアできない場合は、取り付け中止!撤収だ!になるかも。
BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-ポンプを3rd-stage後にテスト接続
(解説)ポンプだけを浄水器本体のしかるべき場所につないで試験通水を行い、
ポンプに通電して水道水を加圧してみて加圧後の圧力を確認します。
ソレノイドバルブとプレッシャースイッチは出番なし!です。
電源アダプタは最後の方で出番あり。

まず、そのしかるべき場所、というのを説明します。(step2)で圧力計をとりつけましたが、
その圧力計のメンブレンの入口側から遠い方の継ぎ手の口に刺さっているTUBEを特定してほしい。
さらに、そのTUBEの先がどこに刺さっているかを特定してほしい。
メンブレンフィルタハウジングケース(円筒形の本体)の下か横にある白い直方体上の部品があるはずです。
4つの口がついた直方体の部品です。その1つの口が(step2)で増設した圧力計につながっているはずです。
この直方体の部品を「オートシャットオフバルブ」と言います。

この部品は圧力ポンプ設置成功の暁には、撤去される不要部品となりますが、
この(step4)の確認結果がよろしくない場合はこれをそのまま使いつづけないとだめです。
英語のマニュアルでは、取ってしまえ的なことがかいてありますが、いきなりとってしまっては
結果がNGの場合の復旧作業がつらくなりますから、この(step4)をあらかじめ行っておきます。

このプレシャースイッチと(step4)で設置した圧力計の間が、
1本の白いTUBEで接続されていますが、この1本のTUBEを撤去します。

圧力計側をはずすには(step2)で説明したようにTUBEを継ぎ手に押し込んで緩めてから
TUBEを引っ張れば簡単にとれます。
最初はコツがいるかもしれんが、また若干の水漏れがあるかもしれませんがが、
取水バルブが閉まっていて圧力計の数値が0になってればOK。
0で出ないときに抜くと水浸しになりますから注意してください。

「オートシャットオフバルブ」側のTUBEはプラスチックナットみたいのを緩めてからTUBEを引っ張ってはずします。
ナットが固くて手で回らないと思いますがが、RO585に添付されていた、
レンズがはずれてしまった白いプラスチックのでっかい虫めがねみたいな部品というか
道具があるはずですが、
その虫めがねの柄の部分の先がナットを回すためのレンチみたいな形状になっていますので、
この虫めがね状の道具を使って、ナットを緩めてから手で回してはすしてください。

ちなみにこの虫めがね形状の道具はフィルタハウジングを〆たり緩めたりするための道具なので
自分で初期設置をした人は、先刻ご承知のはずなんですが、他人にやってもらった人は
その存在すらきづいていないかも。そんな人はレンズなしの虫めがねをさがしておいてください。

この1本のTUBEを撤去すると必然的に「オートシャットオフバルブ」と圧力計側に
それぞれTUBEがさせる穴が2つ出現することになりますが、
この2つの穴と、加圧ポンプのL字型継ぎ手、つまりクワガタムシの2つの角にあたる部分の
継ぎ手と2本のTUBUでつなぎます。

2本のうちの1本目のTUBEは、届くようなら撤去したばかりのTUBEをつかってもよいです。
(この場合は、本体を寝かせるか、ポンプの下に古新聞の束でも置いて、
ポンプの位置をプレッシャースイッチと同じ高さぐらいにもってこないとだめだしょう)
上記の写真のイメージでは本体を寝かせ、ポンプは床の上に直接おいているイメージです。

2本目のTUBEは、加圧ポンプセットには長めのTUBEが添付されていたはずだからこれを使います。
長めのTUBEを真ん中半分あたりで切断して2本のTUBEにして、
2本とも加圧ポンプに添付されていたTUBEをつかってもよいでしょう。
この場合は、浄水器本体は立てたままの状態でもポンプと接続できると思います。

ただし予備のTUBEなぞ、もっていないでしょうから景気よく使って、
本接続前に短いTUBEばっかりになってしまってケーブル長がたりませんでしたぁ、
なんてことにならないように。
この意味で真ん中半分で切って2本にしたら?と書いています。

2本のTUBEの具体的な接続方法ですが、
ポンプの入口側の口を「オートシャットオフバルブ」の空いた口に、
ポンプの出口側の口を、圧力計の空いた口に
接続します。2本のTUBEにそれぞれ両端があるから4つの接続箇所があるわけだが、
圧力計の接続箇所は(step2)と同じようにシッカリ指しこんで引っ張ってとれないことを確認。
他の3か所の接続箇所は、プラスチックナットで接続するのでTUBEにナットを通してから口に挿入し、
プラスチックナットを手で〆て仮しめしてから、虫めがねの柄でシッカリしめる。

しっかり4か所接続できたなら、いよいよ試験通水です。
まずポンプの電源を入れていない状態、
つまり、電源アダプタのコンセントプラグを抜いた状態で、蛇口レバーを開いたまま、
取水レバーをゆっくり開いてみましょう。

バルブ開いたら接続した4か所から水漏れが発生していないことを確認します。

水漏れを発見したら落ち着いて水漏れ個所にタオルを巻き、取水バルブが閉めて、
水漏れが収まったののち、接続を再確認し、ゆるんでいるなら〆直す、指し直す。

この状態ではポンプには通電されていませんので動きませんがポンプは水は通します。
つまり、この状態ではポンプと追加した2本のTUBEは、撤去した1本のTUBEと同じ、
ただの水の通り道になっています。

(step2)で追加した圧力計の数値は(step2)で確認したときの圧力数値と同じ値を示すはずです。
そして蛇口からはチョロチョロと浄水が垂れており、排水TUBEからは浄水のおよそ3倍の排水がながれているはずです。

しばらく通水して再度、水漏れが生じていないことを確認してから、
いよいよポンプを動かしてみます。

この状態で電源アダプタのプラグをコンセントに指せば
プレッシャースイッチはON状態であるのでポンプが動き出します。
(step2)で設置した圧力計の数値を監視しながらプラグをさしてください。

プラグを指すとポンプが動き出し圧力計の数値がだんだん上昇するはずです。
同時に、蛇口から垂れる純水の水量も増えるはずです。

圧力計の数値はしばらくしてある値で一定するはずです。
この値が貴方の御宅の水道水圧力+加圧ポンプの圧力の合計となっています。
つまり(step2)で確認した圧力よりも増えた分が加圧できた圧力となります。
この時の圧力計の数値が80psi以下であることを確認します。
80psi以下であれば、このまま加圧ポンプを使ってよし。(step6)の作業を継続してください。
80psiを超えているなら(step5)へ。

(step5)あなたの加圧ポンプは過圧ポンプ認定されました。
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メンブレンは80psi以下で使用すべきであり、圧力がかかりすぎている。
これは、おそらく、購入したポンプが不良品なのではなく、御宅の水道水の圧力が
ポンプを追加するには高すぎるのである。ポンプ追加をあきらめるのなら、
(step4)で行った配管変更作業を逆に行って元の状態にもどせばよい。
大した手間ではないよね。でも、元の状態にしたら、メンブレン圧力が50psiしかないし、
こういう低圧状況だと放射能の除去率がおちるんでしょ?と諦めきれない方は、
2chのスレッドで投稿されている、いろんな減圧策を検討してみれくれ。
ここの部分は、手順化できるぐらいまでには、成熟していない。
減圧弁か排水調整弁というものを新規に購入するか、ポンプ使用をあきらめあるか、
強引に80psi超で使うか。そもそもSHOP添付の無料圧力計の指示値は誤差が多いようですし。
オヤジも過圧ポンプ状況になりましあので減圧弁を発注しています。
詳細は、■逆浸透膜(RO)式浄水器■研究所(4)のこのあたり

(step6)他の部品の組み付けを始めます。プレッシャースイッチを接続します。
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まずオートシャットオフバルブに再度注目。オートシャットオフバルブは以下のイメージの白い直方体の部品です。
$BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-AUTOSHUTOFFバルブ近えいイメージ
4つの口のうち1つを(step4)にて加圧ポンプの入口へと既につなぎ換えていますが、
この部分は、とりあえず、そのままにしおいて、
残り3つのの中の2つを取り外して代わりにプレッシャースイッチを接続します。

どの2つかを特定します。

メンブレンの出口側に注目。出口側は根元が水色の継ぎ手が付いている方。
その根元が水色の継ぎ手につながっているTUBEをたどっていってください。オートシャットオフバルブにつながっているはず。このTUBEのオートシャットオフバルブ側をはずします。これが2つの内の1つ目。

次に5th stageのフィルタの入口側の注目。
ポンプラインの黄色いTUBEがつながっているT字型継ぎ手が刺さっているのが5th stageの入口側。
黄色いTUBEはそのままにしてT字型継ぎ手の反対側には白いTUBEがささっているはず。そのTUBEをたどっていって。
これもオートシャットオフバルブにつながっているはず。
このTUBEのオートシャットオフバルブ側をはずします。これが2つ目。

これら2つのTUBEのASW側の接続を取り外すと2本のTUBEが宙ぶらりんになりますが、
その間にプレッシャースイッチを挿入します。以下のようなイメージで。
$BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-プレッシャースイッチ近えいイメージ
オートシャットオフバルブが邪魔でプレッシャースイッチに接続がしずらいなら、
まずオートシャットオフバルブを取り外してもかまいません。
でもこの場合4本のTUBEが宙ぶらりん状態になりますから、
そのうちのどの2本にプレッシャースイッチを接続するのかややこしくなるから
誤接続しないように注意。
先にオートシャットオフバルブを取り外すなら、既に特定した取り外すべき2本のTUBEに
マジックで印でもつけてからオートシャットオフバルブを取り外しましょう。

プレッシャースイッチの挿入が完了したらオートシャットオフバルブを取り去ります。
先にオートシャットオフバルブをはずしている場合はそのままででよし。

取り去ったオートシャットオフバルブはラップにでもくるんで
内部にごみが入らないようにして保管しておきましょう。

(2版で追記)
プレッシャースイッチ近辺の配管を詰め過ぎると水圧が高まってもスイッチが切れず、
ポンプが暴走するという不具合を経験しています。詳細は、
詳細は、■逆浸透膜(RO)式浄水器■研究所(4)のこのあたり
この手順書ではオートシャットオフバルブの跡地にプレッシャースイッチを設置しているので
問題はでないと思いますが、自分で配管を工夫したり追加機器を設置する場合は
こんな例もあったということで気にとめておいて欲しい。


(step7)残りの加圧ポンプとソレノイドバルブを接続します。
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以下のイメージのように、加圧ポンプの入口側の口にソレノイドバルブの出口を直列に接続します。
$BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-ポンプ+ソレノイドバルブ+アダプタ近えいイメージ
上のイメージでは短いTUBEでつないでいますが無理して短くする必要はない。
使っていない適当な長さのTUBEで適当につなげばよい。
この加圧ポンプとソレノイドバルブが直列に接続されたものを、
オートシャットオフバルブを撤去したことにより生じた、繋がっていない2つのTUBEの端に、
オートシャットオフバルブのかわりに、直列で挿入します。
まずソレノイドバルブの入口側をオートシャットオフバルブを撤去したことで宙にういている2本のTUBEの片方につなぎます。
2本のうちのどちらかというと3rd の出口側。つまり、RO585に最初からついていた
圧力計がつながっているT字型繋ぎのつながっている側につながっているTUBEです。
このTUBEの接続されていない側の先をソレノイドバルブの入口側に接続します。
TUBEが短くて届かないなら長いTUBEに変更するかソレノイドバルブの位置を変えて届くようにしてください。
加圧ポンプの出口側は、オートシャットオフバルブを撤去したことで宙にういている残っているTUBEの片方につなぎます。
届かないなら、やはり、ポンプの場所を工夫して届くようにするか、TUBEの長い物に交換するかしてください。
接続が完了したら配管図と照らし合わせて間違った配管になっていないかを再確認しましょう。
そして自分がつないだ各接続箇所に緩みがないかを再確認。手では簡単にまわならないように
虫めがね型道具で〆ておきましょう。

(step8)テストを行う
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以下のような感じで全部の接続が完了したら、この状態のままでテストを行います。
$BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-ポンプ追加仮組全体イメージ
以下のテストを順番に実行していってください。
テストの確認項目に水漏れの確認は記載していませんが
何か行うたびに常に水漏れが発生していないかを確認するようにしてください。
水漏れが発見されたら水漏れ個所をタオルでまくなどして
水漏れ被害が広がらないようにしてから、
給水バルブをしめ電源アダプタのプラグを抜いてください。
また、バルブを開く時は、いきなり開くのではなくて、
常にゆっくりと水の流れる音に注意しながら開くように。
開いたタイミングでは常に水漏れが発生していないかに注意を。

記載通りの期待結果にならないなら、接続箇所が間違っているか、
部品が初期不良でこわれているか、のいずれかでしょう。
このあたりのトラブルシューティング方法までは手順に書き下せませんから、
ご自分で問題原因を分析、切り分けてして対処してください。

以下では、問題原因の切り分けの助けになるように、
期待されるテスト結果だけではなくて、
どうして、そのように働くかも記述しておきます。

■[テスト1]基本的な接続確認
□テスト実施前の条件
1)蛇口レバー:閉じる(ポンプが動くと圧力が高まる状態にしておく)
2)タンクレバー:閉じる(タンクはテスト対象ではないので)
3)電源アダプタプラグ:抜いておく(プレッシャースイッチが不良でも通電しないように)
4)取水レバー:開く(通水しておかないとテストは始まらない)
5)(step2)で追加した圧力計の値:(0になっているはず)

□テスト方法
1)電源アダプタプラグを指します。
2)プレッシャースイッチがつながるメンブレン出口側の圧力が低い状態になっているはずなので
 プレッシャースイッチがONになっているはずです。ですから、プラグをさすとソレノイドバルブとポンプに通電されます。
 ソレノイドバルブが開いてポンプが動き出し水道水が加圧されメンブレンを押し始めます。
3)(step2)で追加した圧力計の値が0から次第に上昇するのを確認します。
4)段々上昇していって80psiを超えたあたりでカチっという音がして
 プレッシャースイッチがOFFに働き、ポンプとソレノイドバルブへの通電が停止され
 ポンプが停止するのを確認します。
5)ポンプが停止するので(step2)で追加した圧力計の値がカクンと低下しているはずです。

■[テスト2]蛇口操作時の基本的な機能の確認
□テスト実施前の条件
1)蛇口レバー:閉じる(ポンプが動くと圧力が高まる状態にしておく)
2)タンクレバー:閉じる(タンクはテスト対象ではないので)
3)電源アダプタプラグ:入れておく(蛇口レバーの操作にすぐ反応するように)
4)取水レバー:開く(通水しておかないとテストは始まらない)
5)(step2)で追加した圧力計の値:(0ではないかもしれんがい圧が低い状態になっているはず)

□テスト方法
1)蛇口レバーを開きます。
2)プレッシャースイッチがつながるメンブレン出口側の圧力が高い状態から低い状態に
 なっているはずなので、蛇口レバーをあけると圧力が抜けて
 プレッシャースイッチがOFFからONに変化するはずです。
 そして、ソレノイドバルブが開いてポンプが動き出し水道水が加圧されメンブレンを押し始めます。
3)(step2)で追加した圧力計の値が次第に上昇しある一定の値に到達したらそこで安定するはずです。
 その値は(step4)で試験通水したときの値を同じような値になるはずです。
 (元の水道水の圧力が大きく変化していないならば)、
4)蛇口レバーをあけている間は定常的に同じような圧力値を維持し、
 蛇口からの清浄水の出力量はかわらないはずです。
5)蛇口レバーを閉じるとメンブレン出口側の圧力の逃げ場がなくなり、メンブレン出口側の
 圧力がだんだん高まります。これに応じてしばらくして
 プレッシャースイッチがONからOFFに変化するはずです。
6)(step2)で追加した圧力計の値は4)の値からわずかに増加していって5)と同時に、
 ポンプが停止するのでそのタイミングで圧力計の値もカクンと落ちます。

■[テスト3]タンク空時状態からの満水に至るテスト
□テスト実施前の準備
1)蛇口レバー:開く(タンク内の残水を排水するため)
2)タンクレバー:開く(タンクを空にしたいので)
3)電源アダプタプラグ:抜いておく(タンクを空にしたいだけなので)
4)取水レバー:閉じる(追加の浄水を生成したくないので)
5)(step2)で追加した圧力計の値:(0ではないかもしれんがい圧が低い状態になっているはず)
上記の状態でタンク内の残水が全て排水されるのを待ちます。

□テスト実施前の条件
1)蛇口レバー:閉じる(蛇口はテスト対象外なので)
2)タンクレバー:開く(タンクがテスト対象)
3)電源アダプタプラグ:ぬいておく(通電したらポンプがいきなり動いてしまうので)
4)取水レバー:開く(通水しておかないとテストは始まらない)
5)(step2)で追加した圧力計の値:(0ではないかもしれんがい圧が低い状態になっているはず)

□テスト方法
1)現在時刻を確認してから電源アダプタプラグを指します。
2)タンク内の圧力が低い状態ですからプレッシャースイッチがつながる
 メンブレン出口側の圧力が低い状態になっているはずなので
 プレッシャースイッチはON状態になっているはずです。
 この状態で電源アダプタに通電するのでソレノイドバルブが開いてポンプが動き出し水道水が
 加圧されメンブレンを押し始めます。
3)(step2)で追加した圧力計の値が次第に上昇しある一定の値に到達したらそこで安定するはずです。
 その値は(step4)で試験通水したときの値を同じような値になるはずです。
 (元の水道水の圧力が大きく変化していないならば)、
4)生成した清浄水はタンクに流れ込みます。それに応じてタンク内圧力が次第に上昇し、
 これに呼応して(step2)で追加した圧力計の数値も若干上昇していくかもしれません。
 タンクが満水になるまで、時折、圧力計の数値と、その時の時刻を確認してください。
 10分おきぐらいとか。
5)タンク内圧力が上昇しある一定値(プレッシャースイッチの設定値)に到達したら、
 プレッシャースイッチがONからOFFに変化しソレノイドバルブと
 加圧ポンプの通電が停止しているはずです。
6)(step2)で追加した圧力計の値が低下してゼロに近い値に落ちているはずです。
7)上記1)での時刻と6)が確認できた時刻の差がおおよそのタンクが満水になるまでに
 かかる時間ということになります。

■[テスト4]タンク満水状態から加圧ポンプ再起動に至るテスト

□テスト実施前の準備
 このテストはテスト3実施後すぐに実行してください。

□テスト実施前の条件
1)蛇口レバー:閉じる(蛇口を開く準備だけしておく)
2)タンクレバー:開く(タンクがテスト対象)
3)電源アダプタプラグ:いれておく(タンク圧力が低下したらすぐにポンプが動き出すように)
4)取水レバー:開く(通水しておかないとテストは始まらない)
5)(step2)で追加した圧力計の値:(0ではないかもしれんないが圧が低い状態になっているはず)

□テスト方法
1)蛇口レバーを開いて満水のタンク内から浄水の排出を開始します。
2)上記1)を開始したタイミングでは、まだタンク内の圧力が高い状態ですから
 プレッシャースイッチがつながるメンブレン出口側の圧力も高い状態に
 なっているはずなのでプレッシャースイッチはOFF状態になっているはずです。
3)タンク内の浄水の排出がすすむつれタンク内圧力が低下し、それにともない、
 プレッシャースイッチがつながるメンブレン出口側の圧力もだんだん低下します。
 ある一定の圧力値(プレッシャースイッチの設定値)まで下がると、
 プレッシャースイッチの状態がOFFからONに変化します。
4)上記3)のタイミングでソレノイドバルブと加圧ポンプに通電され、ポンプがメンブレンに水を
 送り始めます。これに応じて(step2)で追加した圧力計の値が次第に上昇し
 ある一定の値に到達したらそこで安定するはずです。
 その値は(step4)で試験通水したときの値を同じような値になるはずです。
 (元の水道水の圧力が大きく変化していないならば)、
5)蛇口レバーを閉じても、タンクが満水状態になっていなければ、タンク内圧力が高くなっておらず
 プレッシャースイッチがつながるメンブレン出口側の圧力も高くない状態を維持しますから、
 プレッシャースイッチはON状態のままで、ポンプは動きつづけて、
 (step2)で追加した圧力計の値も高い値を維持し続けるはずです。

以上のテストが全部、期待通りの結果を示し、あなたがその結果に満足できれば、
購入した加圧ポンプセット一式には何の問題もありません。

バラック状態のままで、元あった場所にSYSTEMを移動し、電源を通電できるようなら、
それが無理なら、一度分解して、再度元あった場所で組み立ててください。2度目は
頭の中に配管図ができあがってるから簡単にできるものです。
実際に使う場所に移動した後は、上記のテストをもう一度実施しましょう。

(全部をくそまじめにする必要はないと思います。ご自分の納得がいくレベルで)


■付録1 プレッシャーSWの動作圧の調整方法
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filterdirect.comのポンプセットのプレッシャーSWは、動作する圧力を
ある程度は調整することができます。以下のイメージをご覧ください。

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-圧力SWの調節ネジの位置

六角レンチで調整できます。
いじる時は、どちらに何回転回したか記録を取りながら行いましょう。
結構、クルクル回さないと変わった事が実感できません。








■改版履歴
(1版) 2011/04/14
(2版) 2011/04/20
1)プレッシャースイッチ回りの配管長について追加注意事項を記載
2)過圧状況時の減圧弁の購入について追記
(3版) 2011/06/04
1)付録1追加
(4版) 2011/08/05
Pumpの性能グラフについて追記