遠山ドラマティア『C'est Promis』

無事全16ステージ終演しました。




まず、誰1人欠けることなく16ステージを駆け抜けられたことを嬉しく思っております。

ブログ書きます!とは言ったものの何から話して良いものか

こんな時、配信等で自分の口から伝えられたらと思いますが僕はそれが出来ないので、こうして文字にしたためます

長いですよ絶対。。
先に謝っておきますし、途中で切り上げて頂いても構いません。。

僕が上京する15年近く前から梅棒さんはYouTube動画で見ていて知っていて、東京にはこんなに面白い人達がいるんだって思っていて、そこから上京して、随分前の話ですが、梅棒さんのお二人が振付するナンバーのキャスト募集をしているのを見つけて、踊れもしないのに、出てみたい!と思って飛び込んだのがアイスクリームっていうダンスイベント?なのかな?すみません記憶が曖昧で。
その時に出会ったのが、つるさんとカズキさんのお二人で、まぁ、案の定、全く踊れなくて沢山ご迷惑をお掛けした、そんな思い出です。笑

そこからは梅棒さんの作品はお客として観に行くようになって、面白くて楽しくて、気付いたらどんどん大きくなっていて、舞台上で輝く皆さんを見るのが少し辛いなって感じる時期も正直あったんです。
ちょうど色々うまくいかなくて、その時の自分にはあまりにも眩しくて、眩しくて、自分が消えてしまいそうになるよく解らない感覚

そこで思ったのが、自分は自分で何か武器を探さなきゃ、積み重ねて自信を持てるようにと

で、辿り着いたのが殺陣だったわけです

ダンスはどうにも苦手で、でも、舞台とかでやる殺陣が楽しくなっていて、何やっても駄目な時に少しだけ誉めて貰えたのが刀の殺陣で、これを続けてみようって。

自分で殺陣教室的なものも始め、一緒に稽古してくれる人を募って毎週稽古して、色々な殺陣ワークショップにも行って学ばせてもらったりして、下手でも楽しいが優先して続けられました

今回のセプロミのお話を頂いた時、正直驚いたんです、え?全く踊れませんが??と。
でも呼んで頂けたのは殺陣をする戦闘要員としてで、もうホント嬉しかったんです。どんな形であれ作品に参加出来るって。
昔の想いもあったので、殺陣をやり始めた自分ナイス~!って感じでした

セプロミの稽古場は凄かったです

キャストだけでなくスタッフさんも兎に角、力をかして下さっていました。
チーム。
座組み、とかじゃなくて、うまく言葉が見つかりませんが
【チーム】なんですよ。

この作品を作る上で一人一人が考えて動いて、僕らが集中して効率よく稽古出来るようにして下さっていました。

ダンスチームの皆さんは一番早くに稽古場に入って、僕が途中合流する頃には汗だくで、稽古も自分達が出ていない空いてる時間は、ダンスや殺陣のチェックをずっとやっていて、稽古が終わっても一番最後まで自主練をしている人達を毎日見てきました。

こういう事なんだなって

昔、僕が感じた眩しくて眩しくて仕方なかったもの、その正体がこれだったんだなって。

積み重ねて来た努力です。

あの時の僕はそれを見たくなかった。
解ってたけど目を伏せたんです。

あれだけのパフォーマンスをする人達の並々ならぬ努力

セプロミに出ている皆さん、本当に格好良かった。
ダンスが、お芝居が、というのは勿論ですが
何より皆が、空いている時間に何か学ぼう、突き詰めようとしていて、少しでもこの作品を良くしていこうという気持ち。
格好良かった。

としょさんの繋ぐ美しい言葉の数々、遊び心
ユーさんのパワフルな振付、柔らかい心情表現

本当に凄くて、お二人とも妥協がない。
稽古終わり、本番終わりでも、その日の夜中にフィードバックが来るんです。
この物量の作品を一つ一つ自分達も疲れているだろうにチェックしてくれて、次の日に修正してみましょう、確認しましょう。って、作品をより良くする為にって動いてる。

こんな凄い人達が作る作品の一員になれるなんて、こんなに幸せな事はないし、楽しい事はなかったです。

僕の出番は最後の方に限られていたので、ずっと皆さんを見ていたのですが、何回見てもやっぱり眩しくて眩しくて。でもその正体は解っていて、だからこそ、自分は自分の稽古に仕事に集中しようって思えました。

それにしても皆さん凄かった。
日に日に凄くなっていくんですもの。

袖に帰ってくる皆さんは素敵な笑顔だったり、びちゃびちゃの涙だったり、こんなにも身体も心も動かして舞台上で生きているんだなって。

正直、自分はこの凄い人達と一緒にいて何か役に立てているのかなってずっと感じていて、舞台上にいるよりも外から皆を見てる時間の方が長くて、体力的にも余裕な筈なのに皆みたいに出しきれてないんじゃないかって。でも、そんな時に僕にもお手紙等を下さる人がいらっしゃって、少しでもこうして見て頂けて、良かったよって、伝えてくれる人がいるんだってことに、とてもとても救われました。

もっと皆に繋げられるようになりたい。
僕の役割はパワーメーター

黒田が強くないと秀吉様が弱くなる
夜鷹集も朝房も報われない
鷹彦が強くならない、必至になれない

だから皆の協力を得て強くありたいと思っていました。

最後の最後の鷹彦に全てを繋げられるように、全てを託せるように、出しきりたい、それが数少ない自分の出来る事かなと。

声だすのも、笑うのも、音楽ガンガンなってるからそんなに聞こえないとは解っていたのですが、きっと少しの身体や表情の変化は感じてもらえるかもしれないし、なにより大事なのは、つるさんに伝わるかどうかで、僕はダンスのような身体表現では見せられないから、声と表情だけが使える武器だったんです。


鷹彦と最後に闘うシーン

僕は最初すんごい笑いながら闘っていたんです。座組み内でもめっちゃ笑ってるやん!なんて弄られていたのですが、本番の最後らへんは、そこまで馬鹿笑いしなくなったんです。
それは、最後に対峙した瞬間の鷹彦の表情が日に日に変わっているのを感じた事と、純粋につるさんの殺陣が上手くなっていて、つるさんとの一手一手に集中して夢中になっていたからです

つるさん、殺陣、初めてって

嘘でしょ。笑

凄かったーーー

ホント凄い

そして、楽しかったです。

鷹彦と殺陣してる時間、最高に楽しかったです。

あ、
自己満足の中二病的な裏話を

鷹彦との闘いの時に、刀を宙に浮かせて逆手に持ち替えて斬るっていう手

最初、殺陣師の加藤さんから、此処は、弾かれるより余裕でかわすのが良いなっという事だったので、空中で逆手に持ち替えて斬るという案を採用してもらったんです。
でも、それだと何だか自分の中で物足りなくて、これを技として消化したいなと思って、空中で刀を高速縦回転させるようにしたんです。
相手の目の前で刀を空中で高速縦回転させて虚を付き、反応したところを逆手に持ち替えて斬るっていう、自分の中では【影踏み】という技名で呼んでいました。恥ずかしくて誰にも言ってないですけど。笑

実際そんな技は無いし、エンタメならではのモノだし、稽古では何回も失敗してたし、本番でも回転が足らなかったなぁとは思っているんですが、そういう拘りがあるとやっていて楽しいというか、勝手に裏設定を作るのが大好きマンなので、やらせて貰っていました。


変わったと言えば、英樹タイム

後藤健流さんの凄まじさ

一流の人が全力でやると、あんなに面白いんだって
笑ってしまうのは仕方ないでしょ。笑
毎回何が飛び出すのか、一切知らないんです。
タケルさん自身も知らないんです。
その時の英樹しか知らないんです。

タケルさんは久しぶりに見た何でも出来る人。

ダンスも芝居も歌も殺陣も笑いもいける
普段も優しくて、一緒にいると落ち着けて

僕からしたらスーパースターです

だから、もうなんの迷いも疑いもなく、この人の為に!!!って気持ちになるんですよ、この凄い後藤健流さんを、豊田英樹さまを見て下さい!!!って

田所は最初は手拍子だけしかしてなかったんですけどね、最後の方は客席で吠えてました。

いや、理由があるんです。

田所は英樹さまの誰よりのファンでありたいとずっと思っていました。
でも、英樹さまの日に日に上がるパフォーマンス、それにつられてのお客様の反応、まってまって、と、一番のファンはこの田所ですよと、英樹さま、私は此処ですよと、皆さん、これが愛ですよと、そしてこれが豊田英樹さまなのですよと、なんだかそんな気持ちが日に日に強くなってきまして、冷静ではいられなかった訳です。
最後に撮った英樹さまの動画、一生の宝物です。
目がバッキバキの英樹さまと、叫び狂う田所の声と、お客様の悲鳴いや歓声がおさめられていて、この動画を見るだけで元気になります。
勿論、外には一切出しません。
この前の写真はお裾分けです。笑


英樹さまへの愛、負けませんよ




あぁ、めっちゃ長く書いてるーーーー。


無理だ!!!
僕の文才だと
書ききれないや!!!!


一人一人の感想書こうと思ってたけど駄目だ。。

でも、作品を見てくださった皆様が一番、一人一人の凄さを感じてますよね。

僕が書くと想いが安っぽくならないか不安だからちょっととどめておこうかな。。。

誰1人欠かすことが出来ない作品であり出演者の皆様でした。

一人一人をこんなにもリスペクトさせて貰えるなんて、なんて、なんて、贅沢な現場なのか。。

皆さんから学んだものを宝物に、またどこかで出会えるように精進したいと思います。

今回のセプロミで出会って下さった皆様、本当にありがとう御座いました。

舞台に立つ僕たち一人一人に想いがあるように、観に来て下さるお客様一人一人にも想いがあります。

日常で感じていること、仕事のこと、健康のこと、人間関係のこと、等々、生きていると色んな出来事があって、辛い時や不安な時も必ずあって、そんな中で、よっしゃこの舞台観に行ってみよかって、大切な時間とお金を割いて足を運んで下さっている

その事を、これからも忘れずにいたいと改めて感じました。

演劇は日常のプラスワンになれるものだと信じて、そうなるように精進していきます。

もし宜しければ今後とも、僕たちの事を見守って頂けたら幸いです。

写真いくつか
大好きな同年代メンバー


わちゃわちゃ秀吉軍

楽屋でもずっと楽しかった~

これこそ愛ですキラキラです

沢山のスタッフの皆さんに支えられて舞台に立てました





ここから少し話がそれます🙇‍♂️

そして、出来る事なら、この後のゲキバカ解散公演に足を運んで頂けたらと思います。
僕を育ててくれた、沢山の人達にお世話になった大切な劇団です。
今月の20日21時から前回の0号の配信がスタートしますので、どんなもんじゃいと思ったのなら見て頂けたらなと思います。



ゲキバカ大千穐楽 第二弾
『0号』配信上映
2023年10/20(fri) 21:00〜
【購入ページ】
twitcasting.tv/g:111524990620…
【購入、試聴時のヘルプ】
twitcasting.tv/helpcenter.php…


ゲキバカのラスト、は【ごんべい】
絶対に面白い作品になりますので、何卒、最後の最後の解散公演を見届けてやって下さい。

劇場でお待ちしております。







最後、宣伝になってしまい申し訳ありません。



それでは長々と失礼しました。



一生忘れられない大切な大切な作品に仲間に出会わせてくれて、出会ってくれて、ありがとう御座いました。



黒田孝高
田所官

志村倫生