アジア最終予選4戦目
グループリーグ最大のライバルのシリア戦
勝てばほぼ予選突破決定、負ければ1位での自力突破消滅という
重要でまさに天王山と呼べる 一戦。
2位はプレーオフに回されかなり厄介な事になるため
是が非でも勝ちがほしかったが・・・
仕事が押したため友人宅で観戦しました。
テレ朝ということで、いわずと知れた解説松木とピッチ解説名波。
セルジオ越後の不在にホッとしながら観はじめました。
まずスタメンを見て「なんでだよ」
前試合まで好調を維持していたパスサッカーの象徴(個人的な見解ですが)
であるはずの扇原が出てないじゃないか。
さらにワントップには永井。
この選手は異常に足が速いので
いつもは相手が疲れてくる後半途中の時間帯に出てきて
そのスピードを生かして相手のウラへ飛び出していく
のを武器にしている選手。
パスをつないで徐々にペースをつかみ相手を押し込んで行くいつものやり方では
ワントップのスタメンはポストプレーがうまい大迫のはずです。
これはもしやと思いつつ見ていると案の定の展開です。
パスをつないでいく気がない。
DFはボールを持つと前線にロングボールを蹴り込んで
永井が足るという戦術。(戦術というか・・)
ピッチ状態が悪いのは画面でも分かるほどなので
監督がこうゆうやり方を指示したんでしょうけども
あまりにいつもと違う事をやり続けてるので
まったくペースをつかめない日本。
友人は「何だこれ。昔の日本リーグじゃねーか」と怒ってました。
たしかに観ててストレスたまりましたね。
代表の名のつく試合でここ数年ではワーストでしょう。
シリアも強いですが技術は間違いなく日本の選手の方が上のはずです。
でもロングボール合戦となるとシリアに分がありますよ。
でかつよい10番がいますし普段から慣れているやり方だと思います。
相手からすると日本の怖さは速いパスを回され続ける事のはず。
わざわざ自分たちに不利な展開に持って行ってる印象でした。
事実、後半途中に扇原が入ってからはよくパスが回り
日本のペースで結構押し込んでいました。
ピッチ状態がよくなくてもできるんですよ。
日本の選手はうまいんです。間違いなく。
まあ相手の決勝点は何年に一回の「バカあたり」スーパーシュートが
飛び出してしまい仕方ありませんが、
次戦以降のGK権田が心配です。
2つの失点は不運な面があるとしても
変な気負いなどが出そうで気がかりです。
こかしこの負けは日本コーチ陣の作戦ミスだと思ってます。
大一番の試合でまさに痛恨。
フランスワールドカップ予選中の加茂周監督更迭事件が
頭をよぎるほどです。
そうはいっても予選はあと2試合あります。
連勝は最低条件としてなんとか大量点をぶち込んでもらわないと
過酷なプレーオフに回されてしまいます。
シドニーオリンピック以降、成績を残せてませんから
是が非でも本大会に出場して勝ち上がってくれ!
がんばれニッポン!