(ウルトラセブン第49話:劇中より)
ウルトラセブンはこれが最終回です。個人的にはいろいろな思いはありますが、台詞だけでも監督の満田さんとスタッフ、そして脚本の金城さんが持つ熱い思いは伝わってきます。ですのでダンがアンヌに自分の正体を明かすシーン・・・そしてアンヌを含めウルトラ警備隊のダンへの思いに満ちた最終回の台詞で・・・ウルトラセブンの紹介を終わらせようと思います・・・。
姿を消したダンを追って、ポインターを降りダンに歩み寄るアンヌ・・・
(ウルトラセブン第49話:劇中より)
「アキオ君って子供が教えてくれたの、ダンがここにいるって」
「なぜ、逃げたりなんかしたの?」
「ねぇ、答えて・・・ダン?」
背を向け告白すべきか迷うがダンだが振り向き・・・
(ウルトラセブン第49話:劇中より)
「アンヌ、僕は・・・僕はね・・・人間じゃないんだよ!」
「M78星雲からきた、ウルトラセブンなんだ!」
シューマンのピアノ協奏曲イ短調54番が流れ・・・
(ウルトラセブン第49話:劇中より)
なんとかその言葉を受け止めようとするアンヌ・・・
(ウルトラセブン第49話:劇中より)
「びっくりしただろう・・・?」
「うぅん、人間であろうと宇宙人であろうとダンはダンにかわりないじゃないの」
「たとえ、ウルトラセブンでも」
「ありがとう、アンヌ!」
この後ウルトラ警備隊本部にシーン移し、今どんな状況であるのか私たちに見せ、再びダンとアンヌを映し出す・・・
(ウルトラセブン第49話:劇中より)
「今、話した通り、僕はM78星雲に帰らなければならないんだ」
「西の空に、明けの明星が輝く頃、一つの光が宇宙へ飛んで行く・・・」
「それが、僕なんだよ!」
「さよならアンヌ!」
(ウルトラセブン第49話:劇中より)
必死で止めようとするアンヌ・・・
「待って、ダン!行かないで!」
「アマギ隊員がピンチなんだよ!」
(ウルトラセブン第49話:劇中より)
止めようとするアンヌを振り切ってアマギを救出に向かうダン・・・
隊員たちと合流したアンヌは・・・
(ウルトラセブン第49話:劇中より)
「ウルトラセブンの正体は、アタシたちのダンだったのよ!」
「M78星雲から、地球を守るために遣わされた平和の使者で自分を犠牲にしてまでこの地球のために闘っているんだわ!」
「でも、もうこれが最後の闘いよ!」
「ダンは、自分の星に帰らなければならないの!」
この言葉で我を取り戻したキリヤマ隊長・・・
(ウルトラセブン第49話:劇中より)
「行こう!・・・地球は我々人類・自らの手で守りぬかなければならないんだ!」
ダンを助けなければとパンドンに戦いを挑む隊員たち・・・
(ウルトラセブン第49話:劇中より)
「ダン離れるんだ!怪獣はオレに任せろ!」
「ダンは死ぬ気で闘っているんだわ」
「体の具合が悪ければ悪いで、なぜはっきり言ってくれなかったんだ」
「モロボシ、許してくれ!」
セブンの正体を知った今・・・誰もセブンとは云わない・・・
ウルトラ警備隊との連携でなんとかパンドンを倒すことが出来たが
(ウルトラセブン第49話:劇中より)
去っていくダンの光を見つめる隊員たち・・・
(ウルトラセブン第49話:劇中より)
「ダンは死んで帰っていくんだろうか」
「もしそうなら、ダンを殺したのは俺たち地球人だ」
「奴は傷ついた身体で最後の最後まで、人類のために闘ってくれたんだ!」
「ダンを殺したのは俺たちなんだ・・・あんないいやつを」
「そんなバカな!ダンが死んでたまるか!ダンは生きている」
「きっと生きてるんだ・・・遠い宇宙から、俺たちの地球を見守ってくれるさ」
「そしてまた、元気な姿で帰ってくる!」
涙が頬を伝うアンヌはうなずく・・・
(ウルトラセブン第49話:劇中より)
「さようなら、ダン・・・」
(ウルトラセブン第49話:劇中より)
宇宙人でありながら宇宙人の味方をせず地球人側で戦うという矛盾・・・このシリーズ中何度か明らかに地球人側のエゴとも云えるものでありながら宇宙人を追い払うあるいは抹殺しなければならなかったセブン・・・時にはその矛盾に苦しめら悩んだセブン・・・お疲れさま・・・。
■ウルトラセブンVOL.12 第42話から第45話を収録
第46話 ダン対セブンの決闘
第47話 あなたはだあれ?
第48話 史上最大の侵略 前編
第49話 史上最大の侵略 後編
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