(ウルトラセブン第45話:劇中より)
■ストーリー
望遠鏡で星を見るのが好きな青年フクシンは、見知らぬ少年から「今度いいことがあるよ」と声を掛けられその夜大量の円盤群を発見しウルトラ警備隊に連絡するが、観測班の調べでは異常が無いとして相手にしてもらえない。その後も円盤群は来襲し連絡するのだが信じてもらえず、フクシン君は自信がなくなってくる。そして少年に化けた宇宙人ペロリンガ星人は、フクシン君を家に招き、自分がペロリンガ星人であり偽の通報を繰り返させてウルトラ警備隊を油断させる作戦だったと話す・・・。
■登場宇宙人
ペロリンガ星人 身長1.8m 体重80kg
■チョット一言
ペロリンガ星人であると正体を見せフクシン君とやりとりするシーンを見ると、どうしても実相寺監督によるあのダンとメトロン星人との「ちゃぶ台会談」を連想してしまいますが、今回の監督は誰かと調べてみたら、やはり実相寺監督でした。実相寺流 "未知との遭遇" ワールドというところでしょうか。
(ウルトラセブン第45話:劇中より)
冒頭、意地悪をする隣のオヤジとのやりとりは、ラストの事件解決後フクシン君を見直し、町の英雄となった彼を "意地悪だったオヤジ" に自慢げに語らせる為の伏線なのでしょうが、下町の人間模様を巧みに取り入れたりするのも実相寺流ですね。
(ウルトラセブン第45話:劇中より)
ところで地球に向かっている円盤について、ウルトラ警備隊はフクシン君から提供されたフィルムにより星にカモフラージュされていると気付くのですが、これ以前にパトロール中 "星が多いなぁ" と語っている訳で、この時何故不審に思わなかったのでしょう。いくら不透視バリヤ(強力な磁気に覆われている為電子望遠鏡やレーダーでは探知できない)を使っているからと云っても肉眼で見えているのですから、いきなり星が増えたら誰だっておかしいと思うハズですよね。でもこれを見つけたアンヌ隊員はエライ!
(ウルトラセブン第45話:劇中より)
今回アンヌ隊員は、後半でしか登場しませんが、他の隊員達と一緒のカットからではなく、わざわざ一人作戦室に入ってこさせているのは、監督からファンへのサービスカットなのでしょうね。アンヌ隊員のショートの髪も可愛く似合ってるし Good です。
(ウルトラセブン第45話:劇中より)
■ウルトラセブンVOL.11 第42話から第45話を収録
第42話 ノンマルトの使者
第43話 第四惑星の悪夢
第44話 恐怖の超猿人
第45話 円盤が来た
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