奄美大島巡礼(その6)和光園教会 Wakoen church St. Damien  | いつも教会が好き!元丸の内OLのライフコーチが旅する世界の教会巡礼記 

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なぜか、教会や修道院に行くのが大好き。 国内国外問わず教会を訪れてお祈りする人々や建物の様子、特徴など自分なりに感じたことををお伝えしてゆきます。 郷土色あふれる食べ物、お酒や行事などについても。

今日もご訪問ありがとうございます。

奄美大島巡礼の続きです。

※奄美カトリック教会めぐり ページもご参照くださいね!
http://naze-mikokoro.com/node/10


今回の和光園教会も巡回教会です。 奄美市内からのアクセスがあまり良くなくて(詳しくは後述します) 名瀬の中心地からは距離の割に行きづらいところにあります。
名瀬港からは車で10分ほどと近いのですが。。。

今回(2012年)訪問して驚いたのが 2000頃に比べて島内各所でトンネルが整備されていることでした。

ご存じのように、奄美大島は山がちな地形です。 そして山にはハブがいるため、立ち入るときは注意が必要です。
そういった理由もあり、島の北部(奄美大島空港がある)から中心部(行政の中心、名瀬の市街地がある)そして加計呂麻島へゆく古仁屋の港がある南部へと島のサイズの割には山を越えることが困難で島内移動に時間がかかると思われていました。
むしろ船でそれぞれの集落のある湾につけた方が速いのではという印象でした。

ところが、この度、各地のトンネル開通により山を越えなくても目的地への所要時間が短縮! しました。
 
さて、和光園教会は、あるはずの場所に厚生労働省の建物があるだけで教会が見当たらず。。。 日も落ちてきて困った私たちはそこにある国立療養所 奄美和光園の敷地内に思い切って入ってみると。。。 なんと探している教会がそこにありました。 

ここは昭和18年に設立された、ハンセン氏病の患者の方のための施設で、敷地内に教会も作られたようです。 入所者の多くはクリスチャンとのこと。 


 
 聖堂内の様子。

 
  
ハワイでハンセン病の患者のために尽力したベルギー人のダミアン神父が1995年に列聖されましたが、聖ダミアノ(ダミアン)はハンセン病などの患者の守護者となっているそうです。 


庭園にあったルルドのマリア様。 夕方ライトアップしていて神秘的な様子。

 

アップにすると(右)マリア様の表情が良くわかります。

    

カトリックダミアノ教会(和光園教会)の外観。 ※この写真は療養所教会便りのHPよりお借りしました。 http://www.kt.rim.or.jp/~kozensha/CONTENTS/ryoyojo-kyoukai-news.htm

カトリックダミアノ教会

海からのアプローチがよくて、むしろ島内からのアプローチがよくなかったというのも隔離のための必要性があったからかもしれません。 隔離を定めた「らい予防法」は1996年廃止されたとのことです。 

国立療養所近くに開通していた和光園トンネルのおかげで、帰りは市内ホテルに戻る時間が短縮して助かりました。 

今回は特に教会の果たす役割について、いろいろと考えさせられました。 


教会の概要です:
和光園教会 カトリックダミアノ教会 (聖ダミアノ)
〒894-0002 奄美市名瀬有屋1700

同じ場所にあるので、訪問の際は目印として ご参考に。 
※ 国立療養所 奄美和光園
鹿児島県奄美市名瀬和光町1700番地

http://www.nhds.go.jp/~amami/



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