クライストチャーチ 二日目 Remembrance Space | いつも教会が好き!元丸の内OLのライフコーチが旅する世界の教会巡礼記 

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なぜか、教会や修道院に行くのが大好き。 国内国外問わず教会を訪れてお祈りする人々や建物の様子、特徴など自分なりに感じたことををお伝えしてゆきます。 郷土色あふれる食べ物、お酒や行事などについても。



カードボードチャーチ (仮大聖堂)を出て、ピーターズさん(モーテルオーナー)に教わった185名のメモリアルの場所へ。 確か教会と通りを挟んで向かい。 (そして、日本の普通のガイドブックには載っていない) 


カードボードチャーチは、体育館のように非常に大きいので遠くからでもこれだけ目立ってしまっています。 そのためか、ほかの”訪れるべきところ” が近すぎてうっかり見落としてしまいそうでした。 


私が訪れたかった場所は2つ。


・カンタベリー大地震で倒壊したビルの跡地 


・185名の犠牲者のためのインスタレーション(Remembrance Space)


実際に人通りのすくない、静かな通り沿いにそれらはあったのでした。 


まず、すっかりきれいな空き地になっている、ビルの跡地に。

花を植えたプランターと、チェーンで区切って。 


"この場所をリスぺクトしてください"とのメッセージ。数か所に分けて書いてあります。 






 


  



次に、道を渡って、Remembrance Space の作品の方にも行ってみます。  青空に映える白い椅子の群れが目に飛び込んできます。 185平方メートルの敷地に 新たな成長と再生を表現して芝を植えています。 



 


 

185 Empty Chairsの作品の説明が掲示板に貼ってあります。



  


犠牲者と残された家族に対する祈りの言葉。 Micheal Leunig という方、司祭の方でしょうか。。。




This installation is temporary - as is life.


ご訪問ありがとうございます。 185の椅子の中から、あなたに語りかけてくる好きな椅子を選んで、座ってお過ごし下さい。。。 とあります。 


実際に一つの椅子を選んで、しばらく座らせていただきました。 座った時の目の高さからあたりを見回すと、周りにはたくさんの、いろいろな種類の白い椅子たちが。仲間たち。ああ、こんなに多くの人たちが。。。という、守られているような、絶望的なような不思議な気持ちになりました。


ふと見上げると、空は青く、空気は澄んでいます。 言葉にはなりませんでしたがなにか、座った椅子から、まわりの椅子から、この土地から、伝わってくるメッセージがあるような気がしました。 



それは、悲しみよりも、むしろ、自分は生きている、という実感。 強く、強く生きなければ、という気持ちがわきあがって来るのが感じられたように思います。 


 


椅子、本当に全部違っていて、ベビーチェア、車いすまでありました。 誰かが車いすに花をそなえていました。 



  






掲示板の反対側にあったこのパネルには、全員の名前、出身地、年齢などの情報が記されています。 

国籍 Japan, 年齢 19 と書かれてある名前が複数名ありました。 土地柄、海外からの留学生も多いようでした。 日常が突然切り離されてしまった、そんな気がしました。 


                チューリップ紫チューリップピンクチューリップオレンジチューリップ紫チューリップピンクチューリップオレンジチューリップ紫チューリップピンクチューリップオレンジチューリップ紫チューリップピンクチューリップオレンジ


さすがに歩き疲れてきたので、New Regant streetのカフェに行くことにしました。 

New Regent Streetは、奇跡的に被害が少なかった場所、昔の街並みが残っています。


青空にパステルカラーの建物が映えます。  こちらのカフェへ。 


  



内装も雰囲気あります。            NZならではのフラットホワイト。        


  


このあとは西側の公園エリアに行ってみます。(続く)  





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