ときわ路パス:1常総線 | ☆出かけよう!気のむくままに…☆

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 7ヶ月前の今年2月、茨城県内のJR・私鉄(つくばエクスプレスを除く)・第3セクター線が乗り放題の「ときわ路パス」を利用して、常総線-水戸線-常磐線-鹿島臨海鉄道に乗車してきた。遅ればせながら、その時のレポをここに記す。1回目は関東鉄道常総線。


 出発地は県南端の玄関口・取手。まずは関東鉄道常総線の完全乗車に挑戦。常総線は取手-下館間を結ぶ51.1キロの生活路線。取手-守谷間は乗ったことあるけど、守谷以北は初めて。茨城県内のJR、関東鉄道、真岡鉄道(栃木県内も含む)、ひたちなか海浜鉄道、鹿島臨海鉄道が1日乗り降り自由の「ときわ路パス」を買って常総線の有人改札へ…。
ときわ路パス1取手駅

 日中は1輌の単車運転で15分間隔。⑦番線からの水海道行が10分後に発車予定。その次の下館行は⑧番線からの発車。こちらは、途中下車にちょうどいいと、水海道行に乗ることに…。左のホームはJRの長い快速ホーム。
ときわ路パス6水海道行

 立ち客もいる中、11:30定時に発車。複線のポイントを渡って左にカーブ。常磐線から分かれる。やや上りでディーゼルエンジンを唸らせながら進む。フラットなところで国道6号線の下をくぐり、郊外の住宅地という感じの風景がつづく。建物、空き地、畑、林が混在。台地状地形には入り組んだ谷状窪地もあり凸凹地帯。

 各駅、数人の乗り降りだが、団地のある戸頭は10人以上が乗り降り。次の南守谷では10人以上が乗ってきた。つくばエクスプレスとの乗換え駅、守谷は沿線随一の近代的な造りの立体交差スタイル。④番線まである地上ホームの常総線と高架のつくばエキスプレスが、改札は別だが一体になっている。駅周辺のビル、マンションは比較的新しい感じ。


 4分停車の11:53発。多くの客が降りて車内に空席が目立ち始める。景色にも空き地が目立ってくる。新守谷は下り1本、上り島式2本のホーム。小絹と水海道の間に車両基地があった。小絹-水海道間は4.5キロと常総線でいちばん駅間距離が離れている。

 この電車の終点・水海道は下り1本、上り島式2本の3線に、待避線2本の駅。折り返しになるため③番線に到着。途中下車する。広々とした駅前。ローカルムードが漂う。
ときわ路パス15水海道駅前

 構内に戻ってホームから取手方向を撮影。上の通路は駅を跨ぐ南北横断通路。
ときわ路パス23水海道駅取手方

 ホームを繋ぐ踏切から下館方向も撮影。この先は単線区間になる。やがて、取手からの下館行が①番線に、下館からの水海道止まりが②番線に到着。3つのホーム全てが車輌で埋まる。単車ながら壮観!しかし、写真撮ってる余裕なし。
ときわ路パス21水海道駅下館方

 下館行に乗車。12:22発。半分ほど空席。畑と住宅地が混じり合う景色は、北に行くほど広々とした農村地帯になっていく右手の筑波山を遮るものはない。
ときわ路パス28筑波山

 対面式の2つのホームからなる石下で上り車輌と交換。この辺りは駅周辺に住宅が多い。先に上りが発車。この先、畑と涸れ田風景が広がる。

 下妻で上り列車(気動車)待ち。乗客はさらに減り、7、8人に。上り列車はすぐに着て、1、2分の停車で下館行発車。次の駅は大宝(だいほう)。入場券売れそうな駅名(^^)でも、畑の中の駅、近くに住宅が1軒あるだけ。

 畑の広がる中、騰波ノ江(とばのえ)、黒子(くろご)と変わった駅名が続くが、次第に住宅も増えていく。住宅と畑、雑木林の点在するエリアとなり、大田郷で上り列車と交換。そして終点・下館13:14到着。
ときわ路パス32下館駅

 常総線は沿線に有名な観光地もない完全な生活路線でした。複線区間の取手-水海道は日中でも1時間に4本、終電も24時過ぎまであり、完全に東京通勤圏。一方、水海道以北は本数も半分以下になりローカル線の雰囲気。全体として地元密着型の鉄道と言えそう。


 という訳で、以下つづく。