この夏の青春18切符のぶらり旅。第一弾は常磐線から水郡線を北上。袋田駅下車の袋田の滝、観瀑の旅です。いつものように鉄道部分少な目のレポです。
天候不順のこの夏の鉄道旅、行きたいところに行くというより、天気の良さそうなところに行くという感じです。北関東は毎日のように午後になると雨というパターンが続いていましたが、この日、8月4日は北関東も安定しているという予報だったので、いざ出発!
とりあえず上野発12:52の勝田行(常磐線1379M・10輌)に乗りましたが、出たのが遅いのでどこまで行けるかという感じ。電車に乗ってからどこに行こうか決める気まぐれ旅。水戸で水郡線に乗り換えれば袋田16:42着。袋田の滝には歩いて行ける距離だったはず。まだ日も長いし、17時で入口通路が閉鎖でなければ間にあう!
松戸で「スーパーひたち」、高浜で「フレッシュひたち」に抜かれる上野52分発の日中運行パターン。茨城県に入ると空席が目立ってくる。部活帰りの高校生も乗ってくるが、水戸まで満席になることはなかった。写真は高浜駅のホームにて下り1379Mと上り「フレッシュひたち40号」。
水戸駅着14:57で、水郡線の郡山行337Dは15:15発。18分の乗り換え時間を利用して途中下車。降りたことのない南口に出てみた。南口も再開発でアッパーデッキの車と歩行者の二層式。さすが茨城県都、広い!高校生や買い物のお母さんが多い感じ。
水郡線のホームへ。2輌編成のワンマン運転。高校生や買い物帰りの乗客で立ち客多い。水郡線って、いつも混み合っている。水戸-上菅谷間でも1時間に1、2本。単線で簡単に本数を増やせないので、何故2輌編成なのかと思う。まあ、山間部は空席が多くなるんですが・・・。
列車(気動車)が入っているのでホームは空いている。どこでも見られる日中の駅風景という感じ。
15:15定時に水戸出発。ドアの横に立って沿線の景色を眺める。上菅谷までの10.1キロで途中駅5つ。ローカル線だが駅は多い。上菅谷では支線の常陸太田からの936Dがこちらの337Dを待っていた。本線を行くこちらはすぐに発車。
瓜連で貨物のない機関車と交換(行き違い)。緩やかに鉄路は上り、有人駅の常陸大宮では始発の水戸行842Dが待っていた。乗客が大勢降りてようやく座れた。空席が少しできる。
久慈川の河岸段丘を鉄路は進む。山方宿で上り328D待ちで2分ほどの遅れ。次の中舟生は山間の駅という感じ。やがて久慈川が車窓から見え隠れしてくる。川には鮎釣りか、釣り人が結構いる。
下小川は樹木で川は見えないが、久慈川が近くを流れている。下小川を発車してまもなく、久慈川を渡って、川は左手に見え隠れするようになる。次の西金の待避線には川砂利を積んだ貨物列車が止まっていた。
車窓からはしばらく川が見えないが、上小川の手前で久慈川が急激に蛇行していて、2本の橋から久慈川の渓谷を眺めることができた。上小川でワンゲル部の学生か、大勢が降りて車内が空いてくる。
また久慈川を渡るとすぐに、800メートルぐらいの鷲の巣トンネル。トンネルを抜ければ、すぐ右に久慈川を見下ろす好景色。久慈川沿いにしばらく走って川が見えなくなったあと、また橋を渡って袋田駅到着。2分遅れの16:26着。降りた乗客は自分を含めて2人。もう1人はリュック背負ったお母さんでした。
上の写真は乗ってきた337Dの後姿。下の写真はロッジ風の袋田駅の駅舎。駅前にはタクシーが一台、寂しそうに客待ちしていた。
以下つづく・・・。