夏の尾瀬行1 | ☆出かけよう!気のむくままに…☆

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 季節感を無視したこのタイトル。しかし、寒い冬だからこそあこがれる季節ではないでしょうか(←こじつけ)。また2年半前のレポートを引っ張り出してきました(一部修正)。尾瀬の写真多数の長編レポです。2009年夏の青春18切符の利用で、時期は9月初旬、晩夏!


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 この夏の青春18切符最後の1枚は、上越線の群馬県沼田までの往復。そこからバスを使って福島県境を目指し、バスを乗り継いで行き着いたところは鳩待峠。そう、尾瀬の入口です。というわけで、尾瀬ヶ原に行ってきました。鉄道とバス部分の様子よりも、尾瀬ヶ原の歩きの部分のほうが長いレポートです。


 秋を思わせるさわやかな晴天が続いた9月の上旬、鈍行電車を使って尾瀬日帰りを計画した。上野始発5:43新前橋行(10輌)。これに乗らないことには、尾瀬ヶ原への日帰りで充分な時間がとれない。

 上野駅構内のコンビニは7時開店のようで、買出しはできなかったが、予定通りに上野定時出発。平日だったが、早い時間なので車内はガラガラ。順調に進み、浦和6:02、大宮6:09着。

 乗客数に変動はあるものの、席がうまることなく電車は北上。埼玉県北部、7時近くになると席もうまってくるが、学生が多く、学校のある駅になるとどっと降りて、再び空席が目立つ。

 高崎の近くになると立ち客も目立ってきて、7:27定時の高崎到着。わたしも大勢の乗客とともにここで降り、水上行に乗り換える。乗り換え時間が18分あったので、構内のコンビニで食料の買出し。


☆出かけよう!気のむくままに…☆-高崎発水上行

 7:45始発の水上行は2輌編成(上写真)。大きな荷物のハイカーも目立つ。座席はほぼ満席、立ち客もチラホラいる中定時に出発。渋川で吾妻線を左に見送り、8:32沼田着。わたしとともに、ここで大半の乗客が降りた。

 沼田駅から乗るバスは新幹線の上毛高原駅からの便で、8:40発大清水行。新幹線の始発を高崎まで利用すれば、8:02始発のバス便に乗れたが、18切符は新幹線との併用ができないので致し方ない。

 この時間になると通勤、通学客もいなくて、空席が目立つままバスは出発。大半がハイカーだ。東側の高台目指してバスは登っていき、その後は高台の市街地を走る。

 沼田街道を東に進み、市街地を抜けると次第に山道になり、次々とヘアピンカーブが続く。740メートルの椎坂峠を過ぎると、今度は下り。カーブをいくつも過ぎて緩やかになってくると老神温泉近郊。

 さらに進めは吹割ノ滝。バス停のすぐ左が吹割ノ滝で、年配の女性が1人下車した。片品川沿いにバスはゆっくり街道を上っていき、日光方面との分岐点鎌田には9:44頃到着。帰りは直通バスがないので、ここで乗りかえることになる。

☆出かけよう!気のむくままに…☆-戸倉バスターミナル

 バスは沼田街道をそのまま進み、鳩待峠バス連絡所にはほぼ定時の10時過ぎに到着、大清水行のバスを降りる。鳩待峠バス連絡所の隣にある広いターミナルが、戸倉バス停(上写真)。前に来たときは100メートルほど手前の街道にバス停があって、このターミナルまで歩いたものだが、同じ場所になって分かりやすくなった。

 ここは尾瀬の入口鳩待峠、富士見下、大清水の玄関口にあたり、マイカー規制中は一般のハイカーはここで連絡バスに乗りかえることとなる。この日は9月の平日でマイカー規制はなかった。

 チケット売り場で連絡バスの切符を買う。片道900円。ここまでのバス運賃が2100円だから、沼田駅-鳩待峠間は片道3000円だ。帰りは鎌田乗りかえになるので、3150円。

 チケット売場の上にある案内図を拝借して、今回歩いた尾瀬コースを矢印で示しておく(下写真)。

☆出かけよう!気のむくままに…☆-尾瀬ヶ原案内図


 乗客3人を乗せた10:20発の共同運航マイクロバスは、沼田街道から左にそれて山道を登っていく。秋になれば紅葉がきれいな道路だ。予定より10分程早い約35分で鳩待峠着(下写真)。

☆出かけよう!気のむくままに…☆-鳩待峠駐車場


 鳩待峠には山小屋、休憩所、土産物屋、公衆便所などがあり、駐車場には小学生や中学生の団体さんが乗ってきたバス、幼稚園のワゴン車、関係者の車などがいっぱい。マイカー規制のない日だったので、マイカー駐車場もかなりうまっていた。マイカー駐車場は2500円。

 ちなみに、上写真正面の登山口が至仏山への道。右に尾瀬ヶ原への遊歩道がある。今回は右に進んだ。下の写真が尾瀬ヶ原への遊歩道入口。

☆出かけよう!気のむくままに…☆-尾瀬ヶ原への入口


 尾瀬ヶ原の日帰りはこれまでにも考えたことがあり、ガイドブックによれば予定していた鳩待峠、山ノ鼻、中田代三叉路、竜宮小屋、ヨッピ橋、中田代三叉路、山ノ鼻、鳩待峠のルートは5時間半。時間的にギリギリだったので、これまでは尾瀬ヶ原への遠征を回避してきていた。

 しかし、状況によってはヨッピ橋に行かずに竜宮小屋との往復に変えれば40分の余裕ができるので、臨機応変に考えて今回行くことにした。 天気がいいので、鳩待峠から見える至仏山と小至仏山がきれいだ(下写真)。左が小至仏山、右が至仏山。

☆出かけよう!気のむくままに…☆-鳩待峠の至仏山


 帰りの終バスは16:30発。それでは、5時間半の尾瀬散歩にそろそろ出発します!


 以下つづく