著者: 梶井 基次郎
タイトル: 檸檬
檸檬でスカッとするのだ。
困ったことに、最近、ブログが面倒くさい。
更新、休んでやろうか、とも思う。
春のせいか。はたまた、花粉症のせいか。
でもこうして続けてしまうのも何ゆえか。
そんなときは、『ザ・テレビジョン』の表紙よろしく、
さわやかに檸檬だ。
いい小説である。
決して読みにくくもないし、メチャクチャ短いので、
モヤモヤしているときや、イライラしているときは
立ち読みでいいので、読んでみる価値はある。
スカッとする。(あれ? 私だけ?)
私も反抗期だった高校生の頃、
授業中、先生にあんなことが起こったら、こんなことが起こったら、と
大人が聞いたら眉をひそめるであろう想像をしていた頃があった。
この小説の感じは、まさにそれで、
私はうれしくなったものだ。
昔の人も変わらんなあ・・・と。
ちなみに、
あまり大きな声では言えないが、
私は表題作であるこの『檸檬』しか読んでいない。
なんでかというと、江國香織さんが『檸檬』が好きだと言っていたから。
『城のある町にて』も好きです、と彼女が言っていたら、
私はそれも読むのだが・・・。