mia z world

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Amebaでブログを始めよう!
こっそりと再開してみる。
色々と自分の背丈のままに。

いいんだ。
賢いふりも、女らしさも、
若作りも、元気なふりも、
いらない。

女性がキラキラしてなきゃいけないとか
そういうのも、いらない。


ノリとの出会いは、きっと高校一年の冬でした。
3日後にライヴだっていうのに、なんと、地方にいる鍵盤の子が関東に来れなくなった、と。
っていうことで3日前に10曲くらいのスコアを渡された。

リハは2回...

ほぼ初めましての状態でライヴ出演となったんだけど……


そこで対バンをしたのがノリのバンドだった気がします。

その後って言っても、高校も違ったし対バンの時にライヴで会う程度で。
まだ今みたいに携帯とかメールとかで連絡を取り合うってことはないから、
ライヴのたびに「あー、どーもー」的な。
ただ、毎月に近いほどライヴやってたから、対バンしたり見に来てくれてたり
知り合い以上、友達未満、みたいな。


ノリとぐっと仲良くなったのは高校卒業してからだったと思います。

ノリはご実家を出て兄妹でそこに住んでたから、
必然的にたまり場みたいになってた。

男子メンバーはずっと麻雀とか、TVゲームとか。
ワタシ達も選曲のために楽譜広げたり音源聞いたり、
麻雀の邪魔したりして毎日のように押しかけてた。

ノリは高校卒業してお仕事を始めたものの、なんだかんだ続かなくて。
今から思えば、もう発病していたのかもしれない。
でも、ダメンズだ、いい加減な性格ですぐに辞めちゃうんだ、的に思ってました。


実際、ノリはかっこよかった。
ジャニーズ系の顔してて、少年隊の植草さんみたい。
多分、なんだかんだ恋人は切れなかったんだと思います。
二股とか、あったんじゃないのかなぁ…それくらいモテてました。

残念ながら、ワタシは好みの顔じゃなかったので
一度も好きになったことないんだけどそれにしてもモテてた。
歌も上手いし、ギターも弾くし。
人当たりもいいしカッコいいし、優しいもんでいつもオンナの子に囲まれてました。

すっごいオモロイ人だから、買い物カートに乗って広場を大暴れしたり、
ショッピングセンターのロビー的なところで夜中かくれんぼしたり
花火だってフツーにやるなんてことなく、スタンド花火なのに手に持って踊ったり、
ロケット花火戦争とかやって大騒ぎしてました。


その頃には、高校の時に対バンしてたことをきっかけに友達になった人がmix状態になって、
出身校関係なくバンド組んだりしてました。

ワタシが印象あるのは、ノリはギターでワタシはドラムか鍵盤だった気がするけど、
一緒にLINDBERGのカバーバンドやったんだよね。

その後、ノリがボーカルでバンド組んだ覚えがあるんだけど、
今まではギターかコーラスだったノリは、何も持たずにステージにあがることで
手の行き場がないって照れてたよね。

その後、みんな仕事や資格取得とかで忙しくなっちゃって。
いよいよ発症したのはその頃だったのかな。

とにかく仕事が続かなくて、体調の悪さをずっと訴えてたね。
ずっと一緒に悪さして遊んでた仲間は、ノリの悪い癖が出て仕事続かないんだと思ってました。
それを彼女に当たって、恋人の紐になってるんだと思ってました。

その時の恋人はご家族でノリを救おうとしてくれてたね。
ただ、それがノリにはありがたいけど重たいこともあって、
みんなで模索して、本当に全身全霊でもがいてたよね。

その頃には、つるんでた友達は、一方的に彼女の味方をするヒト、
面倒臭いから近寄らないヒト、自分の結婚や出産、
大きな仕事を任されるような立場になったり、卒業準備で必死なヒト...

「ノリは仕事もせずに紐だった挙句、彼女を振り回している」
そんな一方的で乱暴なレッテルを貼られて、多分、孤独になっちゃってました。
ノリ自身も心身共に荒れてました。

どうしたらいいかわかんなかったんだよね。
ワタシもNo Ideaの状態で、とげとげしいノリを遠くから見守るしかできませんでした。

いよいよその恋人と別れて、行政に保護をいただきながら一人暮らしの生活が始まりました。たまたま医療に明るい信用できる人が「ノリ君、線維筋痛症では?」
極度の疲労と、身体の痛みと。
もちろん、杖がなければ外に出れないくらいだし、
シャワーを浴びるのが痛くて激痛なくらいとのこと。

そんな状態だからウツや深い不眠症で悩まされてました。
ただ、ありとあらゆる検査をしても、なかなか「コレだ!」と納得できる原因がわからなくて、
結局フォローしてくれてたのは精神科…

何度も入退院を繰り返して、「生きてる意味がない」「死にたい」なんていう言葉も
不定期につぶやくようになってました。。。

やがてワタシ自身もちょっと難しい病気にかかってしまって。
ワタシこそ「死にたい」って自殺未遂寸前の日が続いてました。

そんな時、いよいよヤバいっていう精神状態の時に支えてくれたのはノリでした。
どん底状態でメンドクサイ電話をしても、
ノリはワタシの気が済むまで電話に付き合ってくれました。

昨今、生活保護の不正受給で騒ぎになっている今、
ノリは本当に本当につつましく生活してました。

TVもほとんど見ず、アル中も自力で克服して。
バンドやってた頃にはあんなにタバコ吸ってたのにすっかり禁煙して。
本当にお金の工夫して必死に生活してて。

前はそれこそ恋人の紐だったし、お金にもだらしがないイメージだったけど
すっかりそんなこともなく、本当に必死に上手にやりくりしてたと思います。

その頃はダックス犬のHerbieを連れてノリのところに差し入れ持って行ってました。
Herbieはノリのコト好きだった。
バイクに乗っている最中、これからノリに会いに行くってことをHerbieはわかってたんだと思う。「ノリのところに行くよ。」とHerbieに声をかけるとピョンピョンはねて、
抱っこひもに飛び乗ってきてた。
Herbieはノリのことが好きでした。

2011年10月末。
ワタシが自爆事故をして。
意識がない時間が続き、意識戻っても左半分やっちゃってて。
手術が終わり、安静も解除された途端退院。
それから自宅療養が始まりました。
口が開かないから、モゴモゴしか会話できないんだけど、
とにかく痛くて痛くて、つらくてイラついて、まず痛みで夜は眠れないし。

しょっちゅうノリに電話して泣きついてました。
もうピアノが弾けないなら死ぬ...そんな泣き言をいうワタシに
ノリは気配があるかないかの心地よい距離で、
そーーっと寄り添ってくれてました。

通院しながら、少しずつ、本当に少しずつ回復してきたものの
バイクで事故したこともあり、怪我もあり、
ワタシの移動手段からは"バイク"はなくなりました...

それからは、ノリへの差し入れは、直接一人じゃ届けられないから、
ネットで見つけた訳あり品の食材とか、無造作に送り付けてました。

ヤマザキパンの工場から直送される「ランチパック」の詰め合わせセットの時には、
「ノリへ告ぐ。勝手ながら近日中にパン祭りを開催します。」
とだけメールをして
「え?ナニナニ?意味がわからないけど楽しみにしてるね」

やがて到着した様々なランチパックに感動してくれて、
「みあすけーーーー!!!パン祭りだーーーー。本当に本当に本当にありがとう!!!!」
というお礼の報告をもらいました。

ノリはノリで通院中に自爆事故したり、こともあろうに支給日におやじ狩りに遭ったり。
お金をあげることはできないから、せめてもで料理を作って差し入れしたり。
本当に本当に低額のちょっとしたものだったんだけど、
いつもすごく喜んでくれて、毎回丁寧な連絡をくれてたよね。

考えてみれば知り合ってから人生の半分一緒に過ごしてるというか。
生物的に言えば、ノリは男でワタシは女だけれども、
一度のキスさえもしたことがない、ホントに人間同士として一緒にいたんだと思います。
そんなこんなだから、ワタシが今まで付き合ってきた恋人御一行様をノリは全部知ってるってゆー。


お互いに近況報告して、くだらない話して。
「あなたはワタシ、ワタシはあなた。絶対に自分を終わりにしないこと。
あなた先に逝っちゃったらワタシは救われなくなっちゃう。
逆にワタシが先に逝っちゃったら、ノリは救われないでしょう?」
そんなことをたびたび話をして、
自分の分身のようなノリの存在を確かめることができてた。

一度だけ、ノリがお金を貸してくれって言ってきたコトあった。
たった一度だけだった。
でも、本当に次の支給日の時にちゃんと返しに来てくれて。
身体不自由なのに、ワタシの家まで返しに来てくれたんだ。

その時に、たまたま読んでた本をノリに渡して。
読んだら内容Shareしよう、なんて言ってバイバイしたんだ。

2014年5月19日
この日はノリの誕生日だった。
今までここ何年かは毎年お祝いの電話はしてたと思う。
ちょっと疎遠になってしまってた時期でも、必ず電話をするようはしてた。

今年は。
お祝いの電話をしたのは翌日になってしまった。

一か月後に大きなプロジェクトを抱え、
ワタシも3日間ゆっくり眠れてないような状態が続いていて、
自分のことしか考えられないような状態だった。

一日遅れの電話でノリは、「嗚呼....ありがとう・・・・・」
その時に、調子は悪そうな感じだったんだ。
ろれつが回らないというか。
でもそんな状態は、不眠症の薬の後遺症で今までにもあったから、
脳がどうにかなっちゃったのではない限り、そこまで気にしてなかった。

「具合悪い?行こうか?どした?」って言ったと思う。
でも、「うん、具合悪い。寝れなくて」のようなことを言ってたと思う。

ワタシは外出中に電話してしまったこともあり、
「ちょっと、具合よくなったら電話してよー。またワタシも連絡するし。」
そんなことを言って電話を切ったんだと思う。


それが、最期の、ノリとの電話になりました。


6月下旬のイベントに向けて忙殺されてた中、
どうしても参加したいと思っていたセミナーに参加している最中


ノリから着信が。


最近は、ノリから電話をくれることは珍しかったので、
あらあら、と思ってかけ直したら...


通じない。


メールを送ったら...

即エラー。


「MNPで携帯変えたわけー?」と推測しながらも、
何が起きたんだかわからず、なんだか嫌な予感もして。


そして、未登録の番号からの着信が2回。
1度ならまだしも2度。これは間違いじゃない。

試しにショートメールを送ってみた。

「お電話をいただいていたのに申し訳ございません。
セミナー受講のため通話ができません。
恐縮ですがどちら様でしょうか」


メールは帰ってきませんでした。


セミナー終了後、ノリの番号にもう一度電話し、未登録の着信に電話をしてみる。
恐る恐る電話をした向こう側で聞こえたのは、懐かしい声でした。


「え?みあちゃん?みやたさんってみあちゃんなの?」
「そだよ、どした?」


それはノリの妹さんでした。


この時に、既にワタシの中のどこかはフリーズしてたと思います。
かからない電話、ノリの妹さんからの着信。



「ノリが、亡くなりました。」



自己啓発系のセミナーを受講した後、ロビー含めて会場全体が盛り上がっている中

ワタシの周りが全て止まりました。

身体を支えることもできず、そのまま床に崩れ落ちました。


それからは、断片的にしか覚えていません。


あんなに約束したのに。
絶対に一人で死なないって約束したのに。
死にたい時には、必ず、必ずお互いに電話しよう、お互いにブレーキになろう。
そうやってあんなに約束してたのに。
独りにしないって、約束したのに。


聞くと、独りで部屋で亡くなっていたとのこと。
どうやら自殺ではないらしい、とのこと。


床で泣き崩れて倒れているワタシを見つけて、
受け止めて下さったSTAFFの方に抱きかかえられながら、
ようやく立ち上がりました。


帰らなきゃ。
友達に連絡しなきゃ。
ノリのとこ行かなきゃ。
電話しなきゃ。


ヨレヨレになりながら帰宅しました。
もうどうやって帰ったのか覚えてません。
ただ、電車に揺られる度に、涙があふれてしまったことは覚えている。


母は、ノリに差し入れの協力をしてくれていたし、
気にかけてくれていたし、おかずを多めに作った時には
「持って行ってあげなさい。連れて行くよ。」
だから帰りの最中のどこかで、また泣き崩れている時に、
母にノリの逝去を伝えました。

母もショックを受けていました…早過ぎるね...。


ちゃんと帰り着く自信がなかったので、駅まで迎えに来てもらいました。
車の中ではハラハラと泣きっぱなしでした。
母は、そんなどうしようもないワタシを、そっと家まで運んでくれました。


ノリは、いつ息を引き取ったのかわからない。
ノリの息が消えてから、気が付くまで少し時間が経ってしまった。
その間、ノリはそっと朽ちていってた。


ご家族から火葬の日程をお知らせいただきました。
独りで行くのは心細いので、
ノリの共通の友人である年下の親友に付き添ってもらいました。


お知らせいただいた時間と場所に行くと


棺がぽつんとありました。
その近くに、ノリの本名が書いてありました。


いや、意味わかんないし。
なんであそこにノリの名前が書いてあるの?
ノリはどこにいるの?
ノリの妹やお母様や弟さん達がいるのに
どうして、ノリがいないの?


ご家族とワタシと、ワタシに付き添ってくれたノリとの共通の知人。
集まったのはほぼご家族だけ、という場で、
ワタシはただおろおろするしかありませんでした。


真新しい棺がそこにあって、
ノリの本名が書いてある札がかかっていて。

そこに書いてあるノリの名前は、どこか他人のような
いや、なんだか記号のような、
漢字読めるけど理解できない、というような


ワタシは少しパニックを起こし、
付き添ってもらった親友に抱きかかえられるようにして
必死に立ってました。


お別れですよ、って式場の方が仰って、
でもノリは朽ち始めていたので最期会うことはできませんでした。
式場の方が配慮しながら、ご家族が花を棺の中に添えるのを、ただぼーっと見てました。


やがて、式場の方の案内でご家族が集まって
真新しい棺は、ノリの名前の書いてある洞窟へ吸い込まれていきました。


約1時間。


ご家族のための待機部屋で入って。
ノリから聞くけど、お母様は会うのは初めまして、でした。
妹さんは久しぶりに会うけど、綺麗で優しくて変わらない女子力でした。
妹さんは、いつの間にか素敵なお母さんになってました。

弟さんは本当に、シュッとしたイケメンでした。
若いんだけどしっかりした、シュッとしたイケメン青年でした。

正直、ご家族と絶縁状態だった間のノリのことを少しお話しました。


そりゃぁ、ノリ君てば昔はやんちゃだったから、
ワタシも人のコト言えないけどお母様に迷惑かけてたでしょう。
妹さんも、ワタシ達みんながたまり場にしててごめんね、ホントに。
でも、最近のノリは、本当にきっちり頑張ってたんだよ。
ツラい病気のまま、それでもきちんと生活してたこと。
誕生日の次の日には電話で話したこと。


メールのやり取りは、ご家族が既にご覧いただいてました。
だから恋愛が一切なしの、本当に友達として人間として向かい合っていたこと
そのメールの内容や連絡先を頼りにワタシに教えて下さったんですが。


ワタシの近況やノリへのワタシの想いをご家族に必死に伝えてみました。
ご家族なんだもの。
絶縁してたのには深くて、ワタシにはわからない理由があるはず。

だけど、こうやって荼毘の準備をし、悲しんでおられるということは、
ご家族はノリのことを想って下さっていることは間違いない、と確信し、
ノリの素敵なところ、好きなところ、優しいところ、おもしろいところ、
名誉を回復すべく、ノリが厳しい闘病をしながら、つつましく必死に生活してたこと
ノリとのエピソードを初めましてであるお母様に一生懸命伝えてみました。


正直、ノリの話をしていくにつれて、お母様の表情が苦しみに変わって行くのがわかりました。「生きている間にどうして・・・」と思われたんだと思います。

それでも、ノリは立派な人間だったことをお母様に伝えたくて、
お茶も飲まずにしゃべり続けました。

お母様は時折ぽろっと泪をこぼしながら聞いて下さいました。
確かに苦しい表情をしておられたけど、安堵のお顔もちらほら見れるようになりました。

「お母様の息子さんは、確かに立派な方でした。
若い頃やんちゃをしてお母様を困らせたことは認めます。
でも、ここ最近は本当に立派で励まされることも多くて、立派に生き抜きました。
少なくとも、ワタシにとってはかけがえのない大切なヒトでした。

絶対に自殺じゃないから。
どうしても死にたいって思ったらお互いに連絡し合おう、と固く約束しました。
ワタシはノリのことを信じています。
絶対に自殺ではないです、彼は生き抜いたはずです。」

もしも反撃されたら、きっちり答える気で彼の生き様を伝えていたのですが、
最近のノリの様子に、ご家族のお顔は和らいでいくように思えました。


やがて式場の方が迎えに来ました。

ご家族の方が呼ばれたのですが、弟さんが「僕より、みあさんが行って下さい」

何が起きるのかわからなかったけど、
どうやらご家族がするべきことをワタシに託して下さった様子。


式場の方に案内されながら、お母様も妹さんに連れられて行った先は


さっき、ノリが吸い込まれていった洞窟の向こう側でした。

そして、大きな大きな鉄板の上に、人骨一式が横たわっていました。


ワタシ達が呼ばれたのは、出てきた人骨一式を確認する、というためでした。

これから骨壺に納めるために、折ったり砕いたりしなければならないからなのかな。

横たわっていた人骨一式は、しっかりした骨の、
ホントに綺麗な象牙色の綺麗な人骨セットでした。


ただ、ワタシが洞窟へ入って行くのを見たのは、
ノリの名前が書いてある札と、そのそばにある真新しい棺と。

確かにその棺は洞窟へ入って行きましたが、そこにノリが入っていたかどうかはわからない。
だから、ワタシはキレイな人骨一式を見ても、
悲しさよりも人体の素晴らしさに感動したというか。

ワタシには、その人骨一式=ノリ という実感がなかったというのが正直な気持ちです。


逆に、骨をご覧になったお母様は崩れ落ちました。
それを妹さんとワタシとでしっかりと支え、抱きかかえました。
声にならない呻きで、身体をよじるようにして悲しみに耐えておられました。


ようやくみなさんのおられるところに合流すると、
手際よく準備をしてくださった納骨師の方が来て下さるタイミングでした。


骨を一つ一つ説明しながら丁寧に入れて下さいました。
確かに生きている間から見るとこんなに小さくなってはしまったものの、
砕かないと入りきらないくらいのしっかりした骨であること。


絶縁状態だったものの、
理由はわからないけど身体がつらい状況だったことは伝わっており、
「これで痛くなくなったんだね。楽になったんだね。」

丁寧に骨壺に納められていくノリを、
本当に悲しいけれども解放されたであろうノリのコトを想って、
見守っていました。


全ての骨と灰を骨壺に納めたあと、真っ白なカバーに覆われて



ノリは骨になりました。



何年か越しにはなりましたが、
お母さんのそばに帰りました。
ご家族のとこに帰りました。


ただ。
遺体をみていないせいか、
本音は、ワタシはきちんと気持ちの整理がついていません。


ワタシは。
身体の半分がもぎ取られたような気分で過ごしています。
確かにココに生きているのに第三者的な。
鏡の向こう側の自分がいなくなっちゃった気分です。


なんで、独りで逝っちゃうの?
なんで置いてくの?
死ぬほど具合悪いのに、なんで連絡くれなかったの?
あんだけ電話してたのに、死ぬほど具合悪いのに死んじゃって腐ってるとか意味わかんない
バカじゃないの


ノリがいなくて、ワタシこの先どうやって生きて行けばいいの?

「空の上から見守ってる」とかふざけんなよ
とっとと降りて来い。

見守ってるとか、だるいことやってんじゃないよ、降りて来い。


ノリに、もう一度、会いたいです。

お熱出てるの。

一日寝てたんですが、
やっぱり下がらないので
もう一回寝ます。

オヤスミナサイ


キューキューハンソー後のリカバリーがゆったり過ぎて泣ける。
もうちょっと復活できませんかねぇ、オレ。