12月8日・・・13歳8か月

小さなシーズーのミミちゃんは、その小さな小さな心臓の鼓動を止めてしまいました




夏前。。。6月から訪問介護で伺っていたミミちゃん


胃の幽門部狭窄症という大きな病気を乗り越えて、よく食べられるようになって、歩く姿も「しっかりと歩くようになったね」ってご近所の方にもいわれるくらい元気になった矢先でした


ミミちゃんの心臓が、その動きを止めてしまおうとしているとは誰も思いませんでした。


ミミちゃんママとマミオの間で「マミオ食」と呼ばれていたお肉ペーストもパクパク食べてくれて・・・

マミオとお留守番していて、ママが帰ってくると途端に目がキラキラして、まるで蝶々のようにひらひらとママの足元を舞うようにして喜んでいたミミちゃん


そんなミミちゃんに顔をくっつけるようにして、愛おしそうにしていたママ

本当にお互いに支え合っているのだと、かけがえのない存在なのだと、その瞬間を見ているだけでわかりました

ママは忙しいお仕事をしながらも、いつもミミちゃんのことだけを考えていました


この世で一番愛おしい存在


そして、ミミちゃんは旅立つ日を、ママがいる日と決めて旅立ってゆきました

ミミちゃんはママの傍で最期の時を過ごしました

ママはミミちゃんにずっとずっと寄り添って・・・・


ママの悲しみは計り知れません

でも、あんなに大きな愛情をもらったミミちゃんは、幸せな子のまま旅立てたと思います



私はミミちゃんから、介護士として大事なことをたくさん教えてもらいました

成長させてもらいました

訪問介護で毎回作る報告書、そしてノート・・・ママと一緒にいつも考えました

ミミちゃんにとって何が一番よいのか、ママと一緒にいつも考えました


ミミちゃんはいつも私に課題をくれて

「マミオ やってみなちゃいよ」って

だからミミちゃんの介護は、ミミちゃん・ママ・マミオ3人で作り上げることができた・・・かな?


介護士はご家族と一緒に介護を作る仕事です

マニュアルなんてない

その子だけの介護です

ミミちゃんは、それを私に教えてくれました


ミミちゃんがいなくなって、悲しい日が続きました

そんなとき、いつも突然私の心の中にミミちゃんが現れて

「マミオ!あたちがおちえたこと しっかりやりなちゃいよね!」って

グイっと私を押して、しゃんと立たせてくれるのです


だからミミちゃんからもらったことは、やっぱりこの仕事でしか返せません

ミミちゃんと、ミミちゃんのママへの感謝は犬のお仕事でしか返せないのです


ミミちゃんは小さな天使

小さくて、でも大きな大きな翼を持った天使


ありがとう!!ミミちゃん

また会えるよね・・・会おうね!