YO−EN歌会『黄昏に恋して・20』@国立ギャラリービブリオ(2024年8月17日17時開演)
  






第1部 


1・魂ふたつ 


2・港の彼岸花 


3・からすのかあさん 


4・荒涼 

 

5・忘れられるものならば 


6・性(サガ) 


7・愛のくらし 


8・赤い鳥 忘れていた朝 


(休憩)


第2部 


9・空 


10・さよならの夏 


11・夏よお前は 


12・思い出のグリーン・グラス 


13・500マイル


14・あたしのブギウギ 


15・夕焼けの道 


16・風は知らない(アカペラ) 

17・晩夏(ひとりの季節) 


18・京都の恋 


19・星影の小径(アンコール)


シンガーソングライターYO−EN (ヨーエン) さんは、名古屋在住ながら都内各所でも頻繁に活動されているが、個人的に東京ならばビブリオで観るヨーエンが一番好きだ。 


古民家を改装したギャラリー内、畳敷きの座敷席に響き渡る切なく儚く力強いその歌声。古民家という空間が、その魅力をさらに引き立たせる。小柄で穏やかなのに、ステージ上ではキリッとクールなその姿はまさに「妖艶」そのもの。 


なんて書いていながら、実はヨーエンさんライブにお邪魔するのは久しぶり。私が脳幹出血をやらかしてから来るのは初めて?だとすれば2年以上ぶりだ。ただし病気発症以降にビブリオで一度、偶然ヨーエンさんとお会いした覚えがある。

「変わらないでしょ?」と嘯くヨーエンさん。いやいや、歌唱力とステージ力と可愛らしさが上がってました。今回のセットリストの中では、アンコールで披露された『星影の小径』が特に良かった。ああいった曲が第2部では冒頭および数曲あればもっと良かったかなと個人的願望。

終演後、ヨーエンさん、オーナー十松さん、女優の松緯理湖さん、石動三六さん、菊池市之輔さんとパシャリ!理湖さんから「元気で良かった!」と愛情をいただき心の中で嬉し泣き。ぼかぁ幸せです。

次回のヨーエンさんのビブリオライブは11月とのこと。今回久々お邪魔してみて、ヨーエンさんを追いかけてみたい熱に火が付きました。

帰りに石動さん&菊池さんと一緒にサイゼリヤで飲み。あれこれ四方山話、お喋りが楽しくて気が付けば3時間。帰りの電車もずっと喋って計4時間。ヨーエンさんのライブより長いじゃん!(笑)


第92回『目黒ゆたか会』(2024年7月21日)  


 ピンク映画の大御所・池島ゆたか監督を中心に集まる映画研究「目黒ゆたか会」今月は家庭料理をテーマにピンク映画『こくまろオッパイかきまぜられた私(原題カレーライスの日)』フランス映画『ジャンキーばあさんの危ないケーキ屋』そしてゲストに渡辺千尋さんがいらっしゃるので出演作『剃毛緊縛魔』を考察。





 『こくまろオッパイかきまぜられた私』(2016年)


 現代の姥捨山よろしく、痴呆の進んだ老婆(森恵美)の置き去り現場を見た若い男(津田篤)。彼を実の息子と思い込んだ老婆は、男のマンションまでついていく。妻(佐山愛)の作ったカレーの匂い漂うこの家で、実はとある事件が起こっていた・・・。 


 劇場公開当時に観ているが、話の筋をすっかり忘れており殆ど初見に近い感覚で鑑賞。凄い面白かった。なかみつせいじさん演じる憎たらしさ最狂。老婆を演じた森恵美さんは役どころよりも全然若い。このあと公開された松本卓也監督の一般映画でビキニ姿を披露している。


 

 『ジャンキーばあさんのあぶないケーキ屋』(2012年) 


 夫を亡くし600ユーロの年金で暮らす老婆。娘婿は大嫌いな黒人で警察官。家財を裁判所に差し押さえられ、生活苦に悩んだ老婆は、麻薬密売組織に入りこみ売人としての道を歩み出す。売上好調で他の売人から妬まれた老婆は、とある売り方を思いつく・・・。


87分でテンポよく話が進む、フランスのコメディ映画。凄く面白かったが、個人的に終盤少しだれた。ラストのオチの意味を最初カン違いしていたが、他の会員さんの説明を聞いて成る程と納得。外国の法律や文化を知らないと、あのオチは分からない。

 


 『剃毛緊縛魔』(1992年) 


 幼い頃のトラウマから、女性の陰毛に激しい嫌悪感を覚える男(山本龍二)。好きな女性を見ると性欲が抑えられなくなり、女性と行為に及ぶ前には、必ず相手の陰部を剃毛していた。スナックで働くクミ(渡辺千尋)に結婚を迫るが断られ、逆上した男はクミを自宅へ監禁し・・・。


 劇場と目黒ゆたか会を含め、恐らく4回目の鑑賞。今回の研究テーマが家庭料理なので、本作は該当しないのでは?と思いきや、冒頭で山本龍二さんが味噌汁を作って食事する場面あり。まさか32年の時を経て、クミちゃんこと渡辺千尋さんと一緒に映画を見る日が来ようとは。


 ラスト数分は当時映画会社の担当から「いらないから消せ」と言われたそう(後日社長は絶賛)だが、私はラストシーンが実に映画っぽくって大好き。 

 


終映後は毎度おなじみ鳥貴族で懇親会。先ほど見た『剃毛緊縛魔』の中で男たちに酒を作っていたクミちゃんと、一緒に呑めて感慨深く喜びもひとしお。

渡辺千尋さんから当時の思い出話や芸能界の四方山話をたっぷり伺う。千尋さんはお年を召されてもチャーミングなお方でした。主演作『バック・トゥ・ザ・プッシー』ぜひ観たいです!





















新宿シアターGooBarイベント『ピヨピヨ酒場 お父さんに、帝王に献杯スペシャル』ご来場くださいました皆さま誠にありがとうございました。顔出しNG以外のお客様は皆さん写真をお撮りしたかったのですが、それでも撮りきれなかった方が沢山いらっしゃいました。申し訳ありません。









































 大勢のお客様に足をお運びいただき、久保さんも喜んでくださっていると思います。久保新二愛に溢れる素敵な時間になりました。来てくださった方々との出会いもご縁も、このイベントに携わるきっかけを作ってくださったのも、全て久保さんのおかげです。久保さんには多くの人脈、知識、経験、思い出などたくさんのものをいただきました。ありがとうございます。











 それと同時に私の駄目なところ、人として至らないところを沢山気付かせてもらいました。久保さん本当にありがとうございました。そして本当にごめんなさい。私がそちらへ行くのはいつになるか分からないけど、今度お会いしたら私がおごりますからステーキガストでまた女子高生みたく長居して駄弁りましょう。













久保さんに顔射、もとい感謝です。アデュー!