先週1日仕事休んであちこち病院回ってきました。
午前中は個人病院の皮膚科。
午後は甲状腺診てもらってる大学病院。
(今回ちょっと長いデス)
私には前の手術の傷跡があります。
普通は時間がたつとただの線みたい目立たなくなるらしいけど、残念ながらケロイド体質のようですごくひどい傷が残りました。
主治医もこりゃひどい!若い子がかわいそうに!!なんていってるくらいひどい。
研修医の縫い方が悪かったのか?(研修医がついてたの)
そこでがんセンターの皮膚科にまわしてもらって相談しました。
ドレニゾンテープっていう傷をひっこめる気休め程度の貼るテープをくれたんだけど、私のケロイドはひどすぎて全然きかなかった。最初傷が1cmくらい山みたいにもりあがってたんだもの
それをみてがんセンターの皮膚科の先生は「これは切るしかない」って言った。
でも「ケロイド体質だから切ってもまた同じ結果になるかもしれないけどね」とも言った。
ここで治療してても全然良くならない。
そこで手術から1年後くらいに都内で通える所にある治療してくれる病院を紹介してくれって主治医に頼んだ。
そうしたら、先生が国立がんセンター時代に一緒に働いてた皮膚科の先生が都内で個人病院をやってるって教えてくれて紹介状を書いてくれた。
その皮膚科の先生は今も時々がんセンターで手術することもあるみたいだけど事実上引退して個人で病院をやってた。
初診で診察の始まる少し前に行ったら、すでに60名くらいの患者さんの名前が診察ボードにかいてあってビックリすぐ診てもらえると思ってたのが間違ってた。(結局10時に行って終わったの15時くらいだった)
先生はおじいちゃんで皮膚のことだけじゃなくて患者さんが話せば何でも相談にのってくれるとてもやさしい先生だった。このご時世次から次へと流れ作業で診る先生が多いのにこの先生はなんていい先生なんだ!!って思った
この先生だからこそこんなに患者さんが朝から並んで押し寄せるんだろうなって納得
今まで手術して切るしかないって言われてた私のお腹の傷も見るなり
「あぁ。これは注射で治るね。もっとひどい人も綺麗に治ったよね(婦長さんと話しながら)」と。
(ケロイドの治療はがんセンター時代いろんな人から相談されたそうで解決策がないから先生が自らこの薬を作っちゃったんだそう)
この言葉をきいて診察室を出たとき、なぜか涙が溢れ出して止まらなかった。あまり気にしてなかったつもりだったのに自分でもすごくこの傷のコンプレックスがあったんだなってこのときはじめてわかったの。
注射は始めてから10回位は死ぬほど痛くて泣いたけど傷にしか打たないから体への副作用もないし続けていくうちに立体的な傷が平らになった頃にはあまり痛みもなく治療できるようになっていきました(^O^)
今は月1で来てって言われているんだけれど並ぶし仕事も休めないからなかなか行けなくていまだ傷は完璧に治ってません。
でも最初に比べたら全然綺麗になって、今は幅1cmの傷跡が肌に近い色になったりしばらくいけないとまた赤みが出てきちゃったりっていうのを繰り返してます。
これがちゃんと治る時赤みがでなくなって糸みたいな線になるんだって。
今回は3ヶ月ぶりくらいになっちゃって先生に「また手術するかもしれなくてなかなかこれなかったんですよ」なんて言ってみたり(笑)
また手術することになったら私の傷はさらに長くなってまたケロイドが延長されるかもしれないなぁ。その時はまた根気よくなおせばいいけど!