MR検査を受けてきました。

点滴(造影剤)は前の入院でこれでもかってくらいやってきて慣れっこだと思っていたのに久々にやったら凄い痛かった。ちょうど腕の曲がる所に刺されたからかな?


“20分くらいです”といわれて開始したら10分位たって一度停止。

シーーーーン


看護婦さんが入ってきて「あともうちょっとかかります」といわれたのはいいけどそのあと5分くらい放置された。技師さんがいる部屋の扉も開いたままで電話がプルプル鳴ったりザワザワ話し合う声がずっと聞こえてたものだから、もしかしたら相当重大な状態で主治医に連絡してるのか?!なんて思って怖くなった((>д<))


検査する前に婦人科の先生ではなくて私のもう一人の主治医(大腸の手術を執刀した先生)の診察。

診察というよりもカウンセリング状態(^▽^;)


この外科の先生は小さな疑問や不安をいつも親身になって聞いてくれるの。普通の外来で1時間半も聞いてくれる先生なんて普通いないと思う。(あとの患者さん長くてごめんなさい)


これからの治療選択や私が不安に思ってる術後の後遺症のこと・病院の転院について。そしてそこから発展して昔した私の手術がどんなものだったのかや乳がんのことまでいろんな話を聞かせてくれた。


ミミ「先生、前来たときは子宮を温存する治療を考えてましたが今は手術することを考えてます」

先生「・・・子供産めなくなるんだよ?それでもいいの?」

ミミ「相手は癌だし自分の命のほうが大切です。広がらないうちに早く手術してほしいです」


まだ検査結果がちゃんと出てないから何とも言えないけど、組織診の結果の段階だった場合(Ia)の私の治療についてはこの先生の意見としては手術するにしても子宮だけ切除するだけで十分ということだった。


帰りの電車で先生との会話の内容を自然と考えてた。

そうしたら先生に言われた「子供産めなくなるけどいいの?」って言葉が、手術しなくても助かる・・・みたいに感じてしまって脳みそが勝手に

「なーんだ手術なんかしなくたって大丈夫なんじゃない!」って思ってた。


客観的にそんなことに気付いちゃったの。私今こんなふうに思ってるって!

そりゃ手術はつらいからできればしたくないよ、お腹開けないで治ればそれは一番いい。


でもね、癌だよ。命に関わる大きな病気。

こんなぬるい考えで片付けられる代物じゃないってことはよーくわかってる。


先生のやさしい言葉に気持ちが揺らいだ自分がいた。

今も頭の中にそんな状態になってる部分が一部あるけど手術しなくちゃっていう事は十分認識してます。

自分の中に違う事を思ってる部分が存在するの。手術を認めてる自分と手術を認められてない、どこかで回避できるんじゃないかって思ってる自分。


なんて複雑な気持ちなんだろう。

そんなことを思った一日でした。