ジェネレーションズ」をPS Vitaでリリースする考えはなかったんですか? 飯塚氏:  今回の「ソニック ジェネレーションズ」は,ソニック20周年である2011年内に発売するという大前提があったので,候補としては挙がりませんでした。発表当時,PS Vitaは2011年内に発売されるかどうかも分かりませんでしたから(笑)。 :  PS Vitaのような新ハードでのソニックシリーズの発売はありますか? 飯塚氏:  PS Vita自体はすごく魅力的なハードで,クリエイターとしてはチャレンジすべきだと思います。ただ,発売されたばかりのハードですし,pso2 rmt,ユーザー層がどのような傾向になるのかまだ見えていない部分があるので,ソニックを作るかどうかというビジネス的な判断は,まだ時期尚早ですね。もう少し,様子見をしてからになると思います。 :  ソニックに関係する作品をほぼ毎年リリースされて,本編も2年に1タイトルは確実にリリースできていることについて,何か秘訣などはあるんですか? 飯塚氏:  新作をリリースするたびに経験値を得ることで,技術的にチーム全体がレベルアップしているというのは当然ありますが,まずはソニックというアクションゲームが目指すところをぶれずに作り続けることですね。  一時期は作品のたびにあれこれ考えすぎていたこともあったんです。最近は,私も現場から離れて,プロデューサーとして一歩引いた目線からすべてのプロジェクトを見るようになったので,「ソニック カラーズ」「ソニック?ザ?ヘッジホッグ4 エピソードI」,そして「ソニック ジェネレーションズ」と,いい形でファンの皆さんの期待に応えられたかと思っています。次の21年目からも,この形を維持していきたいですね。 :  飯塚さんがプロデューサーとして存在している限り,今後のソニックは安心してプレイできそうですね。当然,次へつながる動きも,そろそろ動き始めている頃ですよね。 飯塚氏:  当然そうなりますね。まだ詳しい内容はお話しできませんが,これまでのソニックの歴史からも分かるように,maplestory RMT,やはり2Dで遊ぶソニックと3Dで遊ぶソニックはまったく違うゲームで,それぞれにファンの方がたくさんいらっしゃるんです。  今回のソニック ジェネレーションズはそれらを1本にまとめましたが,これからも2Dのソニックと3Dのソニックを,何らかの形で提供できればと考えています。 :  それでは最後に,20周年を迎えた2011年の締めと,2012年以降の展望を聞かせてください
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