M＊Fleuｒエムフルールの田巻華月です。
ご覧いただき、ありがとうございます。
今年度は、マナー講座で社会人はもちろん、
大学などの学校関係からもご依頼いただき、
たくさんの学生に会う機会が増えました。
ありがたいことです。
講座のあとには、アンケートで学生たちの声を
聞きますが、毎回ありがたい感想をいただき、
先生、正直、大喜び（笑）
今回はマナーの前に、言葉の大切さについての
スピーチ講座。
長岡にある日本ビジネス公務員専門学校の
1年生の皆さんにお会いしました。
アナウンサーである私にとっては、特にやりがいの
ある講座。
就職活動の一環の講座のため、皆さん
スーツ姿でピシッ！(^▽^;)
まずは形から入ることで、確かに気も引き締まり
ますね。
しかし、今回は言葉について、まずは楽しくリラックス
して学んでほしかったので、
大きく声を出す練習、発声練習をしたり、
滑舌の練習をしたり。
声は、体が楽器。だからこそ、体調によっても声の
調子は違うはずです。
私は高校時代は合唱部で、
音楽部なのになぜ？と言わんばかりのストレッチや
腹筋を鍛える運動をしていましたが、
アナウンサーになってからは特にその意味が
よくわかりました。
顔や舌の筋肉も大事。
そして、声を出す時の基本となる腹式呼吸。
普段どこで呼吸してる？（笑）
え？は？ いきなりそう言われてもね。
胸式呼吸の人がほとんどですが、私はいつも
腹式呼吸。重心がぐっと落ちて深く呼吸をする
ことが出来ます。
わからない人は触って～！
と無理やりお腹を触ってもらいながら、
え～！わ～！という感じでワイワイ。
鏡で口の空き具合やのどの状態を確かめながら。
就職の面接で、将来を決めるために自分の
考えを話す時、せっかく考えたいい内容なのに
声が小さかったり、口の中でもごもごとして
伝わらないなんて、もったいない。
少しでも、自分の考えがしっかり伝わるように。
人が何か伝えようとする時の基本は、
「簡潔」かつ「明瞭」であると言われていますが、
それだけではなかなか人の心は動かせません。
そこに、何をプラスすればいいのでしょうか・・・
「声は人なり、言葉は人格なり」
10人いれば10人の声と言葉があるはずですが、
発声練習だけで伝わるわけではありません。
その人が毎日の生活のなかで、何を見て笑い、
何を見て泣いているのか、何を学び、知り、
考えているのか・・・
そうした全てのことが、自分の声と言葉を作り出して
いるのです。
１つの情報を伝えるにしても、その表現方法や
言葉の組み合わせは無限です。
一言一句違わない話をする場合、
例えば同じ文章を読む場合でも、声のトーンや感情の
入れ方を変えるだけで、聞く人の印象は全く違うもの
になります。
「人に何かを伝える」と言うことは、たかが会話かも
しれませんが、たった1回の会話で、人生が変わる
こともあるのです。
人との円滑なコミュニケーションや仕事の成功も、
毎日の会話を見直すことから生まれるのかも
しれません。
何か1つでも、学生たちに気付きがあれば嬉しいなと
思いました。
12月には本格的にマナー講座を担当しますが、
次に会うまでに、どう変化しているのか楽しみよ
まだ若い彼ら、彼女たちの将来は無限大。
その道に少しでも寄りそえるのは、嬉しい・・・
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