抗がん剤治療が一段落した後、急に 気になり始めたのが、関節痛です

特に、血管痛が酷かった左側の人差し指に走る痛みは、雑巾を絞る等の家事全般に支障を来しています

同時に、むくみもあったり、膝や股関節にまで影響してきました

あ、肥りすぎは、左に受け流して・・・( ´,_ゝ`)



最近は、それらの痛みが、左右対称になりまして、そこで 疑ったのが、リウマチです

先日の診察時に、その事を伺いました

直ぐ様、主治医より回答を頂け、大きく納得

結論から言いますと、元は副作用のくくりなんですが、いわゆる更年期障害状態にあることが原因となるようです



既に、ご存知の方も 多くいらっしゃると思いますが、幾つかのサイトの文面を拝借しつつ、まとめてみたいと思います

暫し、お付き合いください


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まずは、乳がんについて、少々書いておきます


私たち乳がん罹患者は、化学療法等を受けることで、生理が止まってしまいます

また、ホルモン治療を受けられる方においては、更に 長い年月、生理が来ない状態が続きます


乳がんには、エストロゲン(女性ホルモン)をエサとして増殖するものと、そうでないものがあります

ホルモン剤は、エサである体内のエストロゲンの量を減らしたり、がん細胞がエストロゲンを取り込むのを邪魔したりすることで、がんの増殖を抑えます

ホルモン治療の効果が期待できるのは、エストロゲンを取り込んで増殖する性質をもった乳がんで、乳がん患者全体の70~80%と言われています

エストロゲンをエサにして増殖する細胞は、「エサを取り込む口」である「ホルモン受容体」をもっています

ちなみに、私を含む トリプルネガティブは、この「ホルモン受容体」がない為、ホルモン治療の効果も ないとされています
よって、基本的に、ホルモン治療をしません


ただまあ、ホルモン治療の有無に関わらず、こうして、私たち乳がん罹患者は、治療行程のなかで、長い期間、生理のない状態でいることになります



さて、本題の関節痛の話に戻ります


私たちは、否応なしに年を重ねていくと、時として、更年期障害になってしまうことがあります

更年期障害における症状は、大体40代中盤~50代中盤まで続くと言われています

様々な症状の中でも厄介なのが、関節痛であり、この、更年期障害がもたらす関節痛の最大の原因が、エストロゲンの減少なんだそうです


先にも書きましたが、エストロゲンは女性ホルモンの一種で、閉経期に向かって急速に分泌量が減っていきます

検査をしても、リウマチでも膠原病でもない という時など、これらは、エストロゲンの低下による軟骨代謝異常で、関節破壊が起こっている可能性が高い、とのことでした


骨折は骨粗しょう症の骨代謝異常によるものであり、関節痛は軟骨が破壊されることにより起こるんだそうです

エストロゲンは関節を柔軟に動かすという役割を担っており、分泌量が少なくなることで関節が滑らかに動かなくなり、関節の痛みをもらたしてしまうとのこと

つまり、骨を健康に保ち、関節を滑らかに動かすには、エストロゲンが必要ということ!

エストロゲンが激減状態、つまり、たとえ20代30代であっても、ある意味で 更年期障害状態の私たち罹患者は、悲しいかな、身体が一気にお歳を召した状態になってるわけです

これは もう、致し方ない、ということでしょうか(T-T)


ホトフラだけでなく、関節痛にお悩みの方、意外にいらっしゃると思います

私も、相当痛くて困ってます
暫くは、うまく付き合っていくしか無さそうです



長々と、かえって難しく書いちゃいましたが、まあ、そんな話でした


浮腫予防のリハビリやマッサージに加え、関節も無理なくケアしていかないと、です


あ、痛みは、更年期だの 副作用だのだけじゃなくて、それこそ、他の症状の表れの時も多々ありますから、きちんと先生にご相談くださいね


参考まで