H→裕美さん、M→みゅうで表記します。
M:今回のゲストは、何と女性第一号ですよ裕美・ルミィヤンツェヴァさんです。裕美さんの私の第一印象は『燦燦(サンサン)とした太陽みたいっ』って思ったんです!元気な華やかさがある女性に見えました。仕事柄もあるんでしょうかね?
H:そんなに褒めないで下さいよ(苦笑)ありがとうございます。もともと音楽と語学をやっていたんですが、遺伝子的にそうなってしまったのかな?現在、一級建築士の父に続き、建築関係の仕事をしつつ、美容師の母に習い、美容の仕事に従事しています
M:色々な方面で活躍しているんですね。音楽はどんなことをしていたんですか?
H:日本唯一のラグタイム・シンガーとして、黒人ブルース、ゴスペル、ディキシー等、ニューオリンズ発祥のポピュラー音楽を原点から見直し、クラシック、ジャズ、ミュージカルとジャンルを超えた音楽活動をしてきました
M:私もウクレレをしていまして、毎年発表会で弾き語りをしているんですが。歌をね~もっと聞かせられたらいいんですけど何か簡単にうまくなるコツとかありませんか
H:やはり発生と発音ですかね口を大きく開けて歌い、息継ぎは鼻でするというのが、歌の基本です。
M:ありがとうございます、早速やってみます!(と、直ぐに大きく口を開くみゅう)海外にも在住していたとのことですが、どちらに居たんですか?
H:私が一番長く住んだ海外の町は、ドイツのケルンです。Mewちゃんは不思議な話とか好き?
M:はい、自分が不思議な人間だけに大好きですよ(笑)
H:その昔、ケルン駅の巨大ネオンライトを見てびっくりしたんですが、香水ブランド『4711』とは昭和47年1月1日生まれと私の生年月日なんです。ケルンは、その名のとおり、ジュリアス・シーザーが支配したローマ帝国の植民地『コロニー』であり、世界初の香水発祥地、『オー・デ・コロン(ケルンの水)』のことなんですね。パリで流行した『オー・デ・パフューム(香水)』は、ケルン大聖堂前の香水店で感動を覚えたナポレオンが、その水をパリへ持ち帰ったのが起こり。そして、なんとその香水屋の番地が47番地と11番地の角だったとはこれまた世界七不思議なの1万分の1の確立で出会う不思議な4桁の数字って凄くないですか?
M:偶然でもなさそうですね。裕美さんて分からないけど不思議な感じはしてますもんね。あっ、悪い意味ではないですので勘違いしないで下さいね。芸術家系の方ってそういうのあるじゃないですか?普通の人にはない物を持っているって言いますか・・・何か他に「本当に!?」って驚き話ないですか?
H:よくぞ聞いてくれました!日本では、夫婦別姓は基本認められないでしょ、ロシアには苗字に男性形と女性形がある為、男子はルミィヤンツェフ、女子はルミィヤンヴァというんですね。それ故に文法上の夫婦別姓を日本で初めて認めさせたのがこの『わ・た・し』なんですよ!
M:え~今じゃ普通になってきていますけど、そのきっかけを作ったのが裕美さん(かなり驚)
H:ロシアからわざわざ来日して、家庭裁判所で『氏の変更』手続きをしたので、裁判長の判決が下るまで相当の時間と財産を費やしました。不可能を可能にするためには誰かが戦わねばならない。『前例がありませんので・・・』というお役所の言葉は“ごめん“なのです!
M:「不可能を可能にする為には誰かが戦わねばならない。」か・・・そういうシーンてけっこうありますよね。裕美さんが戦ってくれたお陰で今の夫婦別姓が当たり前になった時代、感謝している人も沢山いますよね。
H:女版ジュリアス・シーザーになったつもりで、生きてます(笑)!
M:ジュリアス・シーザー・・・?
H:シーザーがルビコン川を渡り、ローマを攻めた話は歴史的に有名ですよね。その時の、『賽は投げられた』は、『もう戻れない』という覚悟のセリフ。やるなら徹底的にやるっという潔い生き方が好きなんです。
M:かっこいい~裕美さんはオフの日は何をしているんですか?
H:私の人生に、『オフ』という文字はありません。休むと逆に疲れるので、常に働いています。冒頭にあるとおり、もともと音楽と語学をやっていたんで、毎日が修行です。音楽の世界では特に、『一日休むと3日戻る』と言われていますので、サボりは禁物なんです。語学においても、使わなければ忘れるものですので、毎日必ず洋書を読み、毎日必ず外国語でラジオを聴いています。
M:毎回恒例になっています、ゲストさんに好きな一文字をリクエストしてもらい、書道準師範のみゅうが色紙に書くのコーナーですが。『美』を選んだ理由は?
H:外国で自分の名前を説明する際、『裕美』の意味が rich & beautiful なんだと誇らしげに言っているんです(笑)。それと、美女、美人、美容、美貌、美声、美学、美談、美食、美酒、美味、美観、美景、美術、美徳・・・・と何においても『美』を極めるってとても素敵なことだと思うんです。
M:女性は幾つになっても『美しくあること』は大切だと私も思います。若い頃ってかわいいにプラスして元気なパワーが当たり前の様にあって、それでカバーされているのもあると思うんです。もう存在だけで元気みたいな。年齢と共に「もう歳だから・・・」って最初から年齢のせいにしている人って多いじゃないですか?でも今『美魔女』も流行っていて、年齢がお姉さんでも素敵な女性沢山いますもんね。『美』の追求は永遠ですよね。
M:これからチャレンジしたいこと・注目している事があったら教えてください。
H:今も昔も変わらず、日々の挑戦は、『万人を幸せにすること』と『人の役に立つこと』です。ゲストとして、お招きいただき有難う御座いました。女性第一号とは光栄です。
記念すべき女性第一号に相応しい、今回のゲストはパワフルに幅広く活躍している裕美・ルミィヤンツェヴァさんでした。