昨日 記事に書きましたが、続きです。
最近のお問い合わせで多いのは、
「信州大学式ですか?」
という質問です。
この手術は、1990年代後半に
信州大学の教授である 松尾先生が、報告して、その後
信州大学が自律神経と眼瞼の研究を積極的に行い
いろいろなことがわかってきました。
私も、信州大学には、1999年から 見学に行かせていただいておりますが
術式は毎回変わっていきます。
ですので、信州大学方式ですかと聞かれたときに
いつの信州大学方式ですか?
と考え、答えに窮することが多いです。
ネットでは信州大学式、信大式 と掲載すると
肩こりが取れる、頭痛が取れる と考えてそういった患者さんが
受診するそうです。必ずしもそういったことはなく
実際に受診して、点眼やストレステストで診断するものです。
診察が置き去りにされて、眼瞼下垂は肩こりの原因と直接結び付けられていることに
すこしずれているような気がして困惑します。
先日 信州大学方式は人気なんですか?
と聞かれました。
何故ですか?と聞くと
人気の信州大学方式というフレーズがそこかしこでで出てくるそうです。
ここまで来ると、やりすぎ感を感じます。
今年も信州大学に見学に行く予定ですが
眼瞼痙攣に対する新しい術式がみれるかもと期待してます。
私は信州大学の医局員ではないので、毎日そこで治療しているわけではありませんので
こういった勉強は貴重です。
参考になる部分は積極的に取り入れて、眼瞼下垂の治療を行うようにしております。
一番参考になるのは
手術前の松尾先生の患者さんへの、質問やお話、
そして、自律神経への負担を軽減する、学術的な説明です。
私の症例では、90%の方で肩こりが改善しています。
クリニックが移転しましたので、眼瞼下垂の術後の患者さんへのアンケートをまたはじめていきたいと思います。
こいずみ形成クリニック 小泉正樹
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