気付くと9月も最終週ですね。株式会社はこの亀谷です。

 

最近、自分の視野を広げるためにボランティアで社内勉強会の依頼を受けています。

 

出来て月1本くらいなのですが、その会社に合わせて毎回オリジナルで資料を作って、1時間半くらい話をしていますので、今日はそんな話をします。

 

 TODAY'S
 
修行のために無料セミナー開催中

 

 

なんでそんなことをやっているのか?

よく何でそんなことやっているんですか?って言われますが、完全に自分の勉強のため、というか思考の整理のためです。

 

普段の仕事でも資料は作るのですが、自分の仕事の範囲だけで作業をやっていると視野が狭くなるというか、考える幅が狭くなってしまうため、そのマンネリ解消のためにやっています。

 

7月から始めまして、現在、

 

・7月  :北の達人さん「LPと広告について」

・8月  :ECHさん「位置と一貫性」

・9月  :ランクアップさん「言葉とコミュニケーション」

・10月:某経営者団体さん「M&Aについて」(予定)

 

と4回決まっていまして、以降、ご希望あれば募集中という感じです。

 

内容としては、出来る限りその会社の課題に寄り添いたいとは思っていますが、マーケティングのノウハウはネットに充実しているので、このご時世だから自社内では言いにくい、もしくは自社の人が言っても響かない、あまり世の中には出ていない話を考えています。

 

私自身、サラリーマンから始まり、ナンバー2から、経営者まで組織のポジションは一式やってきましたし、部門の立上げ、支社設立、独立、M&A、MBOなど様々な形で組織づくりもしてきました。

 

ブラック企業でもさんざん働き、鬱になって2度倒れ、自分のお金が0になった経験も、会社のお金が0になりそうになった経験もしているので、そういう意味では幅広く実経験をベースにいろいろな話が出来るのが一つの特徴だと思っています。

 

コミュ障はまずはギブから始めないと^^;

どうも私自身、人付き合いが苦手と言いますか、あんまり目的のないふわっとしたコミュニケーションが苦手でして。

 

そういう意味では、気軽に相手のニーズに応えられる無料セミナーは良い形だなぁと思っています。

 

おかげ様で特に仕事には困っていませんので、もしご興味あれば是非お気軽にお声がけいただければと思います。

 

唯一希望としては、オフラインで開催でお願いします。

 

オンラインでも何度かやらせていただいたんですが、オンラインセミナーは反応が分かりにくいんです。

 

ありものの資料で同じ展開を何度もやるのであればオンラインもありなのですが、毎回、資料を作って新作で挑むので、もう少し今後に向けてオーディエンスの反応が知りたいところもあり、そこはご協力お願いいたします。

 

少しでも世の中のためになればと思っていますので、お気軽にご相談ください。

 

それでは、今週もお疲れ様でした。良い週末をお過ごしください。

 

小さいころは夏が終わるのが悲しいと思っていたこともありましたが、終わらない夏は終わらない夏で風情がありませんね。。。

 

やはりあともう少しと思えるくらいがちょうど良いのでしょう。株式会社はこの亀谷です。

 

さて、どうでも良いことを書きましたが、今日は「言葉の意味を見直そう」というテーマで一本書きます。

 

年々、歳をとるにつれて自分の中から日本語の語彙が減っているなぁと感じています。

 

仕事の中では使う言葉が限られるので仕方がないかと思う部分もありつつも、自分の人生の解像度を上げるためには、言葉は大切にしないといけません。


今日はそんな自戒も込めて、曖昧なまま使ってしまっている言葉について考えてみようと思います。

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言葉の意味を見直そう!

 

 

意外と違いを意識して使えていない言葉たち

普段日本語を普通に話していますが、あまり違いを意識せずに使っている言葉が意外と多くあります。

 

意思と意志とか、戦略と戦術とか、予想と予測とか、目的と目標とか。

 

意思と意志は音が同じなので、文字で書かない限りは違いが分かりません。意識していないと使い方を混同してしまいがちです。

 

意思:考えや意図

意志:決意や心の力

 

戦略と戦術もなんとなく使い分けられるのですが、明確に意味を説明してと言われると困ります。英語にするとStrategyとTacticsなので、全く違う言葉なのですが、日本語だといきなり似たような言葉になってしまいます。

 

戦略:全体的な計画。大局的な視点で語られる

戦術:戦略を実行するための具体的な実施方法。短期的・具体的に語られる

 

目的と目標は、割と戦略と戦術に近い視点の話ですが、これも英語の方が理解しやすいです。PurposeとGoalなので、根本的に意味が違います。

 

目的:根本的な理由。長期的・抽象的な概念。

目標:具体的で達成すべきものが明確。計測可能。

 

感覚的には理解しているんだけど、ちゃんと意味が説明できない状態で言葉を使っていると、知らない間に人生の解像度が落ちて、ぼんやりしてしまうので要注意です。

 

目線が変わると似ているけど違う言葉になる

この文章を書いていても、日本語って難しいなぁと思います。

 

昔、中学受験の国語の問題でこんな問題よく出ていましたが、大人になって「はかる」の漢字で悩むことなんてそうそうありません。

 

計る/量る/測る/図る/謀る/諮る

 

・計る:時間・数

・量る:量・容積

・測る:長さ・高さ

・図る:計画する。割と前向きな考え事

・謀る:謀略など割と良くない計画事

・諮る:相談する。会議にかける。

 

全部意味が違うのに音が同じ。

 

英語だとcalculate/weigh/measure/plan/plot/consultなんですかね?正しいのか分からないですけれど、まぁ、英語であれば全く違う文字で書かれると思います。

 

日本語には他にも同音異義語はたくさんありますし(※四声で意味が違う中国語よりも質が悪い)、似たようなこと言っているのに意味が違う言葉もたくさんあります。

 

頭が上がらないと頭が下がるとか、

青田買いと青田刈りとか

おざなりとなおざりとか?

 

小さい頃にはちゃんと意味を覚えていた言葉も、使わないまま大人になると分からなくなってくるんですよねぇ。意味が分かっていても言葉がとっさに出てこないとか。

 

せっかく日本に住んでいて、日本語を操る以上、この辺は丁寧に使い分けを行いたいところです。

 

言葉に意識を向けるだけで、世の中の解像度は上がる

若い子がなんでもヤバイと言っているのを聞いて、便利な世の中になったなぁと思う反面、それだと狭い世界でしか生きていけないんだよなぁと思ったりもします。

 

言葉としては「ヤバイ」でコミュニケーションが成り立つし、同じ場所にいればそれで理解は出来るかもしれません。

 

ただ、その場所にいない人に対して状況を説明しようとすると「ヤバイ」だと情報が不足してしまい、ヤバイの意味を伝えることができなくなってしまいます。

 

言葉はコミュニケーションツールなので、誰かに伝えることがないと意味がありません。そして、相手と言葉の意味が共有されていて初めて成り立ちます。

 

そう考えると語彙の多さや、出来事を説明する力というのは普段から磨いておくだけで、自分自身の理解もそうですし、他の人との情報共有も進んで、良い方向へ導いてくれるような気がします。もっと言葉は大切に考えないといけませんね。

 

それでは、今週もお疲れ様でした。来週も頑張りましょう!

今週は西日本を周遊していました。株式会社はこの亀谷です。

 

さて、本日は「言葉以上に伝わる状態を作りだすには?」をテーマに一本書いておきます。

 

組織運営を行う中で、減らしていきたいのがコミュニケーションロスです。

 

以心伝心、言わなくても分かるが最高形ではあるんですが、人間、言わないと分からないんですよね?

 

その辺をどうしたらよいのかを考えてみたいと思います。

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言葉以上に伝わる状態を作りだすには?

※拈華微笑は以心伝心という意味です。

 

まずは「伝える」ことはとても難しいことだと理解する

会社の経営をやっていても、お客様への提案をやっていてもそうですが、人間関係で難しいのは考えていることを正しく相手に伝えるということです。

 

自分が考えていることをそのまま言葉にしたはずなのに、相手のイメージとズレているということが日常的に良く起こります。

 

この言葉のズレはどのようにしたら防げるのでしょうか?

 

同じ前提が存在しないと、同じ言葉でも同じ意味として受け取られない

一方で仲の良い友人や家族などとのコミュニケーションでは、言わなくても分かることが多くあります。


あれと言われて、あぁ、あれね。

 

で通じるこの感じです。

 

日本人はこの慮る文化、言わなくても分かるでしょという文化が根付いているので、当たり前だと思って、つい言葉を端折ってしまい、普段の生活の中でコミュニケーションのズレがおきがちです。

 

この言わなくても分かるコミュニケーションは、前提が揃っていないと機能しないので、普段一緒にいない人とのコミュニケーションでは、前提が揃っているかどうかを確認しないといけません。

 

というよりも、むしろ機能しないと考えておかなければいけません。

 

相手の持っている前提を想像しながら伝える技術

仕事において必要なのは、相手の持っている前提を想像しながら伝えることです。

 

相手の性格、知識レベル、理解度、ポジションなどを加味して、使う言葉を変える必要があります。

 

イメージがズレそうな言葉は極力避けて、理解できる言葉で話す。

 

ズレているかもなぁと感じるときは、ズレていないか確認する。

 

これだけで、だいぶん相互のイメージのすり合わせが進んでいき、仕事を通じて会話もしやすくなっていきます。

 

ポイントは、コミュニケーションは、合わせられる方が合わせにいかないといけないということです。

 

相互理解の促進が以心伝心を作り出す

ここ最近の働き方改革で、オフィスの問題もそうですが、個にフォーカスをおいた働き方が言われるようになってきました。

 

ただ、これを真に受けて、個に走ってしまうとコミュニケーションコストが大幅に上がってしまいます。組織が組織であるメリットを発揮できなくなってしまいます。

 

相互理解のためには、仕事の情報以外にも相手の情報を多く持っておいた方が役に立つため、そこの時間もとる必要が出てきます。

 

そして、試行錯誤を繰り返したのちに、やっと言葉が通じるようになる。さらにその先に以心伝心の状態が作りだせると考えなくてはなりません。

 

一緒に過ごした時間、話した長さによっても、その練度は変わってきますので、そこもそういう問題だという意識が必要です。

 

全員がその差を理解して、お互いのことを思い合い、話が出来る集団になると、仕事は進めやすくなっていきます。つまりは働きやすくなっていきます。

 

そのために会社は何をすべきなのか。どういう仕組みを引くべきなのかを考えていかないといけません。専門的な仕事以前に、組織として動くためにはいろいろと準備が必要ですね。

 

それでは、今週もお疲れ様でした。来週も頑張りましょう!