秋田県沖 ハタハタ(鰰)【乾燥粉末処理で低下限値化】 + CSKでの長時間測定について | べぐれでねが ~ほのぼのファミリーが贈る、気が向いたらセシウムを検査するブログ~

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秋田放射能測定室「べぐれでねが」より。普段スーパーで購入した物や我が家の食卓に上がった物などの食品放射能検査を行います。そのほかには秋田の空間線量なども時間があれば公開します。仕事の片手間に、マイペースにやっていきます。秋田県潟上市。

みなさんこんばんわ。おひさしぶりです(ノ´∀`*)


先日測定器が戻ってきまして、ただいま依頼品などを全力でこなしております(; ・`д・´)


さて、気がつけばサンタさんが来るシーズンですが今年賞与が全額カットになった都合上、サンタさんは今年はお休みにしたいのですがそんなわけにはいかないのでプレゼントを物色中です。


お兄ちゃんは例のごとくそれか!というプレゼントだったのですが、次男君はあれまそにしちゃったの?というプレゼント。まぁ、子供の夢を壊すことがないようしっかりと買っておかなければですね。ただいま物色中であります。



さて、今回の検体は鰰(ハタハタ)。秋田では産卵の季節になると入れ食い状態で大量に釣れるというお魚です。うちの会社の知り合いも多数釣りに行った模様で、聞くと会社での最高記録は一人で60キロも釣り上げた人が居るとのこと。感覚的には釣り上げると言うよりもボディに引っかけて引き上げる感じだそうです。えさを食べることもなく引き上げられるお魚カワイソス(´・ω・`)ショボーン という感じですが、まずまずおいしいのでしょうがないのでしょうか(;・∀・)


さて、今回も秋田の美人奥様が検体を持参してくれました。しかも血のにじむような努力をしてくれました。乾燥処理が前提と言うことで大量の検体が必要だと伝えると・・・。






















なんと14キロのハタハタから頭などを取り出し、6キロ弱の可食部のみへと根性で前処理してくれました。すごーい!!(゚∀゚)キタコレ!!


追記:全部オスです。書き忘れていました(ノ∀`)


今度はこれを乾燥処理して精度を高く計測することにします。乾燥処理のメリットとして大きな物は次の通りです。

①減容化により大量の検体をマリネリに詰め込むことができる。大量に詰め込むことで下限値を下げることが出来る。

②ガンマ線を自己遮蔽してしまう水分を取り除くことが出来、より精密に測定が出来る。実質の低下限値化。

③先日もメーカーの方から説明頂きましたが、特に非電化工房の場合(CSK-3i,CSK-3i-X)は3時間以上の測定はこの測定器ではスペクトルや下限値自体が信頼できる物ではないのです。


まぁ、早い話が乾燥処理することでCSKでの長時間測定を行うことなく、実際に下限値を下げることが出来、測定精度も向上すると言うことです。最初からこの説明しろって感じですよね(ノ∀`)アチャー


本日もゆったりとした空気が流れております。


平和な空気ですな(ノ´∀`*)


気がつけばファミリー全体がダラッとしています(ノ∀`)アチャー


次男君のご飯を狙うロロ君。次男君もだいぶ上手にご飯を食べられるようになりました(*´∀`*)


可食部のみ6kg弱のハタハタです。ルル先生が反応しております。しかしママさん頑張ってくれましたねお疲れ様です。


気がつけば検体が入っていた箱に入っています(;´Д`)


最初の処理としてはペースト状にした検体を乾燥機のトレーに均一の厚さでのせていきます。


これを合計9トレー分繰り返し、まずは乾燥の前処理が完了です。ここまでで約2時間程度の所要時間でした。



この状態で3日ほど乾燥機にかけてやります。するとどうなるかというと・・・












(;゚д゚)ゴクリ…












カッチカチやで(ザブングル加藤風)、思わずハタハタから『悔しいです!!』という声が聞こえてきそうな程がちがちになっています(;・∀・)



乾燥前重量6085gのハタハタですが乾燥後重量1486gへとダイエットです。ちなみにハタハタは脂分が多くて乾燥に時間がかかりました。そして減容率も控えめです(想定していたよりも減らなかった)。



そして乾燥機の電気代も実は結構かかり一日400円以上かかるために三日かけたことで1200円以
上の電気代となってしまいました(ワットチェッカー読み)(´Д⊂ヽ




さて、本日はルル君が新人君を紹介してくれるそうです。

「今日は新入りを紹介してやろう・・・」( ー`дー´)キリッ


どんな奴かのぉ(老人風



こいつニャ!って、これはその箱になります(;^ω^)



皆さんご存じでしょうか?Blendtec先生の登場です。何でも壊すと言うことでかつて矛盾(ほこたて)というTV番組にも登場したとか・・・。今はその番組は大人の事情で打ち切りになってしまったようですが(´ε`;)ウーン…


さて、ここでお手伝いさんが来てくれました。



なんとお手伝いさんですが・・・



めたぼの実の両親です。北海道から駆けつけてくれました。

コチラへ宿泊していったので、観光させて上げたかったのですが、検体があまりにたまりすぎて家から一歩も出ることなくただひたすら検体処理をしてそのままとんぼ返りしたという・・・。



スマン父ちゃん母ちゃん。・゚・(ノД`)・゚・。



そして、一緒に作業していて父の体を見ていると白髪が増え老化しているのを実感。なんだか悲しくなりました(´・ω・`)ショボーン



出来るうちに親孝行しないとな・・・。なんて思います。次来たときは検体処理ではなく外に連れて行ってあげないとなぁ・・・。



こんな感じで乾燥後の検体をジャーへと入れてやります。


一気に粉末になります・・・。とは行ってもイメージがわきにくいので動画でご紹介です。



どうでしょうか?カッチカチのハタハタが粉々になる様子をご覧頂けたかと思います。



やっとここで準備完了です。長くなったのでチャチャっと測ってしまいましょう!!



当サイトの著作物である測定結果のテキスト化、画像の転載はご遠慮願います。



乾燥状態ではなく、元の重量に換算した重量を入力しています。3時間に納めて下限値が低めなのもご覧になって頂けるかと思います(∩´∀`)∩ワーイ



ただし、ソフトウェア上ではぎりぎり判別できる程度の小さなピークが3度計測しても消えませんでした。ちょっぴり気になる感じですが、仮にあったとしてもきわめて低いレベルかと思います。



それでは長くなっていますが、めたぼ家の生活です。

なんだかルンバがついてくるニャー。シッシッo(`ω´*)o


二人でじゃれ合うルル&ロロ。ここでめたぼわいふが手にエサを持っていることをハヶ━m9( ゚д゚)っ━ン!!


うぉりゃー!!すさまじい加速でダッシュします。躍動感あふれるルルです( *‘∀‘ )ノ


無事にエサにありついた物の、後ろからルンバに小突かれているルルでした(ノ∀`)アチャー


ルル&ロロのおもしろ動画がありますので良かったらご覧ください。ほのぼの出来ますよ(*´∀`*)アッタカーイ




最後にCSK-3i(CSK-3i-X)での長時間計測について、先日開発者の藤村さんとお話をさせて頂きました。



これは3時間以上測定やバックグラウンドを計測しようとする際に表示される警告です。


まぁ、メーカーさんの話を要約すると、3時間以上の測定は完璧に揺らぎなどがない理想環境での下限値や測定値であり、現実には誤差が蓄積してしまい却って測定精度が落ちてしまうのです。「3時間やるなら素直にゲルマで測ってください」という、メーカーさんからの電話メッセージも伝えておきますね(ノ∀`)



確かに検出器が3インチと大きめなので、長時間の計測は見かけ上の下限値がとても下がります。しかしそれがしっかりと計測できないことは藤村さんも認めて おり、正確に測りたければ長くても3時間程度(実際には前後する)と言うことのようです。これがしっかりと計測できるためのおおよその限度の時間になりま す。



他の測定器に釣られ非電化での長時間化が進んでおり、却ってその誤差が発生することを藤村さんも危惧されていました。



開発者の藤村研介さんはとても凄い学歴・キャリア・ハートをお持ちの方で私たち素人が太刀打ちできるようなレベルではありません(;・∀・)ミシガン大学という東大よりも難易度の高い大学を卒業し、GE(ゼネラル・エレクトリクス)社にて実務経験もある凄い方です。キャリアが凄いだけではなくとても優しそうな温厚そうな方なのです。こんなのに優秀なのに人間まで出来てるとは凄いです(*´∀`*)



先日電話でお話したときに「飲まず食わずで開発を進めており、いつ倒れてもおかしくないと」聞いたときはなんだか悲しくなりました。研介さん自身もお父さんであり、家族が居ます。無理なさらずに、測定器はもうすでに完成形と言って良いですし、後はゆっくりマイペースにデバッグ作業のみを行って頂ければと思います。やはり家族を一番に大切にして欲しいです。電話で思わずお説教してしまい失礼しました<(_ _)>



実は下限値が低いからと行っても手放しでは喜べず、その測定器の限界時間を超えた計測である?という別の罠も存在するのです。下限値が高いのはもちろん不満でしょうかだからといってそこにばかり目が行くとこういう罠に引っかかります。読者さんのニーズも低下限値であり、測定所間でもそれを重視するあまり若干過当競争ぎみであるといえるのではないでしょうか?




ちなみに非電化以外の機種はたぶん長時間でも大丈夫かと思います。それに関してはわかりません。



ということで誤計測のない範囲で下限値を下げるために、当測定室ではマンパワー(お手伝い)や資金が続く限り乾燥処理を行っていこうと思います。検体量も 通常の5倍以上かかるために資金の方も決して余裕のある状態ではありません。これからも継続的なご支援をお願いしたく思います<(_ _)>



最後にご寄付ですが、前回の更新時(12/10)から今回までに3名の方のご支援を頂きました。ありがとうございました<(_ _)>



それでは今日はこの辺で



☆。.:*:・'゜ヽ( ´ー`)ノ まったね~♪



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