iMA 移動平均線の関数 | メタトレーダー4でプログラムを作ってみよう

メタトレーダー4でプログラムを作ってみよう

無料のトレードソフトであるメタトレーダー4のプログラムを作るコツをアップします。初心者がインジケーターとEAのプログラムを作成できるのを目指します。

メタトレーダーには指標の計算を簡単にできるように、標準で関数が設定されています。

移動平均線の計算をするには、iMA という関数を使用します。

ma01 で使用したのは、

iMA(NULL,0,10,0,MODE_SMA,PRICE_CLOSE,i)

です。

( )に設定するのはパラメータと呼ばれています。

中身の説明を書くと、

iMA(通貨ペア、時間足、移動平均の期間、移動平均線をシフトする数、移動平均線の種類、価格種類、ローソク足の位置)

です。

それでは、パラメータを順に説明していきます。


○通貨ペア

計算する通貨ペアを設定します。

通常は、NULL を記述します。

NULL はセットされたチャートの通貨ペアを使用します。

おまじないのように NULL と書きましょう♪


○時間足

計算する時間足を設定します。

通常は 0 を記述します。

0 セットされたチャートの時間足を使用します。

マルチタイムで指標を設定する時は、任意の時間を設定します。

設定値はで記述します。

4時間足は240、日足は1440です。


○移動平均の期間

計算する期間を設定します。

10本移動平均線なら 10 50本移動平均線なら 50 です。


○移動平均線をシフトする数

移動平均線を過去や未来にシフトする本数を設定します。

通常は 0 です。

一目均衡表の遅行線や先行線などでこの値を変更して使用します。

がシフトなしです。

黄色が1本シフトしたもので、未来側に先行しています。

が-1本シフトしたもので、過去に遅行しています。


シフトした感じはイメージしにくいと思いますので、

色々設定を変更してみて確認してください。


○移動平均線の種類

移動平均線の種類を設定します。

MODE_SMA    単純移動平均
MODE_EMA    指数移動平均
MODE_SMMA    平滑移動平均
MODE_LWMA    加重移動平均


の4種類が設定できます。


○価格種類

移動平均を計算する価格の種類を設定します。

PRICE_CLOSE        終値
PRICE_OPEN        始値
PRICE_HIGH        高値
PRICE_LOW        安値
PRICE_MEDIAN    中間値(高値+安値)÷2
PRICE_TYPICAL    価格の平均値(高値+安値+終値)÷3
PRICE_WEIGHTED    価格の平均値(高値+安値+終値+終値)÷4

の6種類が設定できます。


○ローソク足の位置

計算するローソク足の位置を設定します。

現値のローソク足を 0 として過去にさかのぼるごとに1本増えていきます。


少し特殊な設定もありましたが、それほど難しい設定はないです。

他の指標の関数も、同じパラメータを使用するものもありますので、

色々やっているうちに覚えてくると思います。(^O^)/

気楽にやりましょう♪