移動平均線の計算をするには、iMA という関数を使用します。
ma01 で使用したのは、
iMA(NULL,0,10,0,MODE_SMA,PRICE_CLOSE,i)
です。
( )に設定するのはパラメータと呼ばれています。
中身の説明を書くと、
iMA(通貨ペア、時間足、移動平均の期間、移動平均線をシフトする数、移動平均線の種類、価格種類、ローソク足の位置)
です。
それでは、パラメータを順に説明していきます。
○通貨ペア
計算する通貨ペアを設定します。
通常は、NULL を記述します。
NULL はセットされたチャートの通貨ペアを使用します。
おまじないのように NULL と書きましょう♪
○時間足
計算する時間足を設定します。
通常は 0 を記述します。
0 はセットされたチャートの時間足を使用します。
マルチタイムで指標を設定する時は、任意の時間を設定します。
設定値は分で記述します。
4時間足は240、日足は1440です。
○移動平均の期間
計算する期間を設定します。
10本移動平均線なら 10 、50本移動平均線なら 50 です。
○移動平均線をシフトする数
移動平均線を過去や未来にシフトする本数を設定します。
通常は 0 です。
一目均衡表の遅行線や先行線などでこの値を変更して使用します。
赤がシフトなしです。
黄色が1本シフトしたもので、未来側に先行しています。
青が-1本シフトしたもので、過去に遅行しています。
色々設定を変更してみて確認してください。
○移動平均線の種類
移動平均線の種類を設定します。
MODE_SMA 単純移動平均
MODE_EMA 指数移動平均
MODE_SMMA 平滑移動平均
MODE_LWMA 加重移動平均
の4種類が設定できます。
○価格種類
移動平均を計算する価格の種類を設定します。
PRICE_CLOSE 終値
PRICE_OPEN 始値
PRICE_HIGH 高値
PRICE_LOW 安値
PRICE_MEDIAN 中間値(高値+安値)÷2
PRICE_TYPICAL 価格の平均値(高値+安値+終値)÷3
PRICE_WEIGHTED 価格の平均値(高値+安値+終値+終値)÷4
の6種類が設定できます。
○ローソク足の位置
計算するローソク足の位置を設定します。
現値のローソク足を 0 として過去にさかのぼるごとに1本増えていきます。
少し特殊な設定もありましたが、それほど難しい設定はないです。
他の指標の関数も、同じパラメータを使用するものもありますので、
色々やっているうちに覚えてくると思います。(^O^)/
気楽にやりましょう♪
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