プログラムの構成 | メタトレーダー4でプログラムを作ってみよう

メタトレーダー4でプログラムを作ってみよう

無料のトレードソフトであるメタトレーダー4のプログラムを作るコツをアップします。初心者がインジケーターとEAのプログラムを作成できるのを目指します。

インジケーターとEAでは行う動作が違います。

インジケーターはヴィジュアル担当で、EAは自動売買担当です。

役割が違うぶん、それぞれに専用のコマンドがあり、
プログラムの方法も少し変わってきます。

しかしながら共通する項目も多く、
大まかな構成は同じですので、先に共通部分の説明をします。


メタトレーダーのプログラムは

宣言項目
init
deinit
start


に分かれています。

宣言項目は最初に決まり事で記述しておくことや、
変数と呼ばれるものを使用する場合に初期設定しておく場所です。

旅行に行く前に持って行く鞄をどれにするか決めるようなものです。

どの鞄でもいいですけど、決めないと準備できないし、

旅行に出た後に変更することができません。

その代わり何個でも持って行くことができます。


init
はインジケーターやEAをチャートにセットした時、
最初に一度だけ実行される命令を記述します。

サッカーの試合の前にコイントスを一回やりますが、
その様なものだと思ってください。

試合前に決めておくことですが、
始まってしまうと決めた事に従って試合が進みます。


deinit
はインジケーターやEAをチャートから削除する場合、
削除時に一度だけ実行される命令を記述します。

EAの場合はあまり必要がないので、書かない場合が多いです。

インジケーターはチャートに色々表示させますので、
学校の授業のあと、日直が黒板を消すようなものです。


start
はインジケーターやEAをチャートにセットした後実行され、
その後はティックが変わるたびに実行されます。

ここがプログラムのメインになりロジック等を記述します。