石川・勇気づけ親子心理学講師の

山本真弓です。

 

 

 

最近初めて私を知って下さった方も

多いかと思いますので、

改めて「勇気づけ」とは何か?を解説します!

 

 

 

その前に

山本のプロフィールはこちらです!

 

 


 

「勇気づけ」とは?

 

そもそも「勇気づけ」って何?

という話なんですが、

 

 

 

オーストリアの精神科医

アルフレッド・アドラーが提唱した

「アドラー心理学」の理論なんですね。

 

 

 

「アドラー心理学」は別名

「勇気づけの心理学」とも

呼ばれていて、

「勇気づけ」といえばアドラー、ってぐらい

アドラー心理学の代名詞になっています。

 

 

 

 

アドラーは

「人の悩みのほとんどは

『人間関係』からきている」

と言っていて

(ちょっと言い回し違うかも?w)

 

 

 

子育てや親、上司、部下、同僚との

関係はもちろん、

人目を気にしてチャレンジできないとか、

誰かに勝ちたいと思ったり劣等感を感じたり

自分にダメ出しをしたりするのも

 

 

 

全部、もとをたどれば

「人との関わり」の中で発生する悩み。

(世界に自分しかいなかったら悩まないよね)

 

 

 

だから、人が悩みなく生きるにはまず

「対人関係」を良くすること

という考えがベースにあるんですね。

 

 

 

 

そもそも

相手を信頼せず、だとみなしているから

人との分離が起こり

争いが起こり、

戦争が起こっていく。

 

 

 

相手を「仲間」だと思えるようになれば

目の前の人と信頼関係ができて

まず自分の周りから平和になるし

 

 

 

一人一人が半径5メートルにいる人から

勇気づけていき、それが

世界中に広がっていけばやがては

世界平和にもつながるよね。

 

 

 

っていう、

実はすーっごく壮大な思想が

土台にある学問なんですよね。

アドラー心理学って。

 

 

 

で、まずは一番身近な

・自分との付き合い方

・目の前の相手(子ども・家族・友人・同僚等)との付き合い方

 

から始めて

自分にも相手にも「勇気づけ」で

関わるところからやっていきませんか??

 

 

というのが、

「勇気づけ」の原点なんです。

 

 

 
「勇気づけ」のすごい効果

 

「勇気づけ」をすると

どんな自分でもよかったんだ!って

自己受容ができて心が満たされる。

 

 

自分に対して自信を取り戻すので、

何かチャレンジしてみよう!という

モチベーションも上がって行動しやすくなる。

 

 

 

そして、自分が満ちてくると

今度は目の前にいる大事な人を

満たしたくなってくる。

 

 

 

で、相手が勇気づけられて

自己受容ができて満たされると、

またその人も目の前の相手を勇気づけたくなる。

 

 

 

そんな感じで

どんどん、次の人へ次の人へと

「勇気」のバトンが渡され、

世界に広がっていくんですね。

 

 

 

 

これを、心理学用語で

「シャンパンタワーの法則」

と呼んでいます。

 

 

 

 

でも、人って

自分が全然満ちてないのに

なんなら自分のことを否定しながら

「子どものよいところを褒めなきゃ!」

「とにかく行動しなきゃ!」

とかやっちゃってるのですー!

 

 

(昔の私もそうでしたよー!泣き笑い

 

 

 

 

自分のコップがスッカスカなのに

人のコップにお水渡せないですよね!

 

 

 

まず、自分のコップにお水入れて

満たしてあげようよ!

 

って話です。

 

 

この「お水」に当たるのが

「勇気」

(やる気・自信など、困難を乗り越える力)

と呼んでいるもので

 

 

 

「勇気づけ」とは

この「勇気」「つける」こと

なんですね。

 

  

 

「勇気づけ」とは、ホッとさせること

 

 

「勇気づけ」とは、

簡単に言うと

相手がホッとして元気になるように

言葉をかけたり、接したりすることだと思うんです。

 

 

 

「勇気づけの言葉かけ」が

決まっているわけじゃなくて

「この人にどんなことを言うと

元気になるだろう?」

「どんな言葉がその人にとって

自分を許す『許可証』になるだろう?」

 

 

って、目の前の相手が

ホッとするポイントを見つけるのも

「勇気づけ」だと思っています。

 

 

 

ホッとするとエネルギーが変わるから

どんなに落ち込んでいる人でも

心配や不安でいっぱいの人でも

 

 

勇気づけられると

安心して気持ちが楽になったりするんですね。

 

 

 

 

例えば

仕事で失敗してすっごく凹んだときに

 

 

「なにやってんだ!何回言えばわかるの?

君は本当にダメな奴だな!」

 

って言われるのと

 

 

 

「大丈夫だよ!そんな日もあるよ。

一生懸命やった結果だから気にしないで」

 

って言われるのでは

全然、やる気が違いませんか?(笑)

 

 

 

下の例だと

「また、次はできるように頑張ろう!」

って、力が湧いてきますよね。

 

 

 

これを、自分にもやるんです。

 

まず、自分と仲良くなるんです。

 

 

「勇気づけ」を子育てに活かすメリット

 

 

そして、子どもに対してもそう。

 

 

たとえうまくいってなくても

何か失敗したとしても

勇気づけの関わりで子どもを

ホッとさせることができれば

自信をなくさずにすみますよね。

 

 

 

 

「親子のコミュニケーション」にも

子どもの話を聞いたり、

子どもにお願いをしたり、

子どもを叱ったり

子どもを励ましたり…

と、いろんな場面がある中で

 

 

 

どんな時でも、日常で

「勇気づけること」

意識して関わっていくことで

子どものやる気も自信も

内側から湧いてくる。

 

 

 

そして、勇気づけで関わっていると

親子の関係も良くなるんです。

(根底に信頼があるから)

 

 

 

 

こんな風に

「勇気づけ」の考え方をベースにした

従来とは違う子育て法が

「勇気づけの子育て」なんですね。

 

 

従来の子育てと「勇気づけ」の違い

 

ちなみに、私は昭和51年生まれで

バリバリの昭和世代ですが(笑)

私たちの子どもの頃の教育は

「勇気づけ」とは真逆でした!

 

(今の学校教育もまだ昭和の香りが残ってます…泣)

 

 

 

ダメなところを指摘されて

「○○しなさい」と命令されて

失敗したら怒られて

罰を与えられて

できたときしかほめてもらえず

普通にしていてもスルーされ

がんばらないと評価してもらえない。

 

 

昔はこれが良しとされてきたけど、

これで子どものやる気も自信も

育つわけないじゃん!

 

 

 

「失敗して怒られるの嫌だから

チャレンジしたくない!」

って子に育っちゃうの当然じゃん!

 

 

っていうのがアドラーの考え方です!

(~じゃん!とは言ってないけどw)

 

 

 

 

昭和世代の私はアドラーを知った時に

目からウロコが何枚も落ちた。

 

 

「そうそう!私、

こういう教育がしたかったのー!」

ってピンときてしまいました。

 

 

 

だって、本当に昭和の子育てセオリー

真逆なんだものw

 

 

 

 

勇気づけを知って実践したら

自分のことが嫌いで自信がなかったのに

「そんな私でもいいよね!」

と、少しずつ自分を受け入れることが

できるようになった。

 

 

 

 

完璧じゃないけど、

完璧じゃない自分を受け入れたら

子どもの不完全な部分も認められるようになって

子育てが数百倍は楽になった。

 

 

 

 

従来の、古い時代の子育てセオリーから

抜け出せないママこそ

「勇気づけの子育て」をぜひ

知ってほしいなと思います(^^)

 

 

 

そんなわけで

「勇気づけの子育て」については

まだまだお伝えしたいコツがたくさんあるのですが

長くなったのでまた別の記事で!