くすん、くすん。
誰とも会わなかった。
くすん、くすん。
抽選では、残念賞だった。
子供から大人までの絵が見られるのが、毎年嬉しい。
幼児のはっちゃけた絵から、大学生の上手な絵まで、見ていて楽しい。
ただ、しかし、大人になると、はっちゃけた絵って、描けなくなるのかな。
代わりに上手が魅力になるのだが、両立しないものなのかな。
クラフト作品も、いろいろ見た。
うん、まあ、手仕事だ。
くすんだ色合いの物が、多かったか。
作家が纏う衣も、佇まいも、作品と共鳴してたかも。
そうだ。会場では、ノラ・ジョーンズが流れてたな。
人と争わず、自然に逆らわず、生きる印象。
素朴というか、地味。
クラフト作家って、何人集まっても、会場は静かだ。
アートもあったが、途端に私のセンスって人と違うんですと、言われてもねって、作品だったな。
手仕事以外に言う事ない自然体のクラフト作家と、
私のセンスは違うとしか言わないアーティスト。
どちらも結局、言う事は無いんだ。
善悪ではない。
幸不幸でもない。
でも、平気なんだよなぁ、それで。
私の住処も、MAP内にあり