携帯電話をなくしてメモリがなくなったボクは諸所に連絡して携帯電話の番号及びメールアドレスを送ってくれるように頼んだんだけれども、数人さくっと送ってくれた後でぱったり連絡が来なくなった。至急連絡取れた人間の数に限りがあるにせよ、それでもそれなりに数がいる、と思ったんであるが、来ない。あれ。何ソレ。ボク否定か。ボクとは連絡など取り合いたくないってか。ん?


っちゅうような事を考えながら悶々としてたところに仕事で北海道に行っているというお父さんからメールがあって、やっぱ持つべきものは家族だよな! 流石! って思ってメールを見たら、


今、北海道にいます。私の携帯の番号は~です。


という文面で、お父さん! 何で実の息子にそんな他人行儀なんだよ! 息子は悲しいよ! 遠回しにうちの子じゃないって言われてるみたいだよ! と思った。

で、返信しようとしたんだけれども、なんかうまい事文面が浮かばず、


「白い恋人」とバター飴をお土産で送って下さい。よろしくお願いします。


などと、より他人行儀に返してしまうボクとお父さんの親子関係がちょっと心配な今日この頃。

うーん。


ボクはまあ基本的にテキスト弁慶とでも言うべき、文字媒体でなら割と平気でモノが言える人間なんであるけれども、どうも、実の父親に何か文章を書いた事などないという事実がボクの文章を他人行儀にさせるようであった。

つまりこれまでの人生において、父親と完ッ全にコミュニケーション不足だったという事だ。うう。


などと結論を導き出してもなかなか気さくなメール送れない場合、諦める方がいいのか、どうなのか。判断に苦しむ。

でも、お父さんにももうちょっとメールに慣れて欲しい。

「届いたか」というタイトルのメールなのに、本文は「届きましたか」なのは何でだろう……。



それはさておき新作の第1稿があがって編集さんに送ったので早く出版予定とか決まればいい、と思った。