日本が抱えている大きな問題に
「少子高齢化」があります。
いろいろな対策が実施されていますが、
どれも功を奏していませんよね。
どうしてでしょうか？
私は、そもそもの「問い」が
間違っているように思います。
少子高齢化を解決するには、
どうしたらいいか？
この問いに答える形で
対策が練られていますよね。
そして、どれもうまくいっていない。
こういう時は、問いを変えてみるのです。
アインシュタインは言います。
「適切な質問が適切な答えを導き出す」
言い換えれば、質問が適切でなければ、
適切な答えが導き出せないのです。
というわけで、質問を変えてみましょう。
少子高齢化を解決した社会は、
どうなっているだろうか？
どうでしょう？
若者が活き活きと働いている。
元気な高齢者は活き活きと活動している。
仕事をしている人もいるし
子どもや若者に知識や経験を教えたり
ボランティアをしている人もいる。
老衰した人は、経済的な不安なしに
安心して養生している。
という情景が思い浮かぶのではないでしょうか。
子どもを増やすことが解決なのではなく
・若者に重い負担を強いずに
高齢者が暮らせるようにすればいい。
・高齢者にも活躍の場を与えればいい。
・高齢者が経済的な不安なく
養生できるようにすればいい。
ということが分かります。
実は今回使った
「問題が解決したら、どうなっているだろう？」
という質問は、解決志向ブリーフセラピーの
ミラクルクエスチョンというものです。
このように心理療法には、
問題を解決したり願望実現するための
ユニークで効果抜群の質問が
散りばめられています。
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