カウセリングをしていると、

・このクライアントさんは、「癒し」を必要としているな。

・このクライアントさんは、「変化」のタイミングにきているな。

と感じます。

 

そこで、今回は、

「癒し」を必要としている人、「変化」を必要としている人

どのように違うのかをお伝えします。

 

これを知らないと、効果のないどころか、かえって状況を悪化しかねないカウンセリングをしてしまうことになりますので、カウンセラーさんはよくお読みください。

 

 

●「癒し」のステージにいる人

第三者から観て、問題らしい問題がない人。

つまり、問題はご本人の頭の中で起きている。

例えば、

・「人目が気になる」などの対人緊張

・過去に親にされたことを恨み続けている成人した子

 

もしくは、ご本人がいくら行動したところで、

問題を解決することが困難な状況にある人。

例えば、

・子の不登校に悩む母親

・痴呆の老親の介護に疲れた壮年の子

・ギャンブル依存や浮気を繰り返す夫に苦しむ妻など。

 

癒しを必要としている人には、

ひたすら傾聴共感して感情に寄り添い、

「わたしは今のままでいい。私は悪くない。

わたしは自分のことを一番大切にしていい」

と、自分のことを肯定できるようになるのがゴールになります。

 

癒しのステージにいる人が、適切なカウンセリングを受けると、

今までと同じ生活をストレス少なく過ごせるようになります。

目に見える生活の変化は起こりません。

 

 

●「変化」のステージにいる人

本人が言動を変えることで解決できる問題を抱えている人。

例えば、

・転職を繰り返す男性

・ダメンズばかりと付き合ってしまう女性

・夫婦仲を改善したいと思っている夫婦

・本当は学校に行きたいのに行けなくて苦しんでいる子

・親との現在進行形の確執に苦しむ成人した子

 

もしくは、人生の大きな岐路に立っている人。

・離婚、大病、リストラなど、生活を大きく変えざるをえない状況に追い込まれている人

・子の独立、定年退職など、第二の人生を踏み出すタイミングにある人

・転職や脱サラ起業を考えている人

・離婚を決意したい人

 

変化のステージにいる人には、

「悩み」の裏側にある「望み」や

自分の人生の使命などに気づくように誘導し、

かつ、実生活の中での行動のアドバイスをすることで、

次のステージに進めるように促していきます。

 

変化のステージにいる人が適切なカウンセリングを受けると、

仕事が変わったり、離婚・結婚したりなど、

現実が実際に大きく変わります。

 

 

このように、ご相談者さんが、どちらのステージにいるかによって、

効果的なカウンセリングのスタイルが異なります。

 

これを知っていないと、

「癒し」のステージにいる人に、変化を強要してしまって、

「気持ちを分かってもらえない!」とかえってつらくさせてしまうことになります。

 

「変化」のステージにいる人に、共感してばかりで、

せっかく変化・成長のチャンスなのに、

現状に留めてしまったりすることになります。

 

これは、変化のチャンスを逃してしまうだけでなく、

問題を先送りしてしまい、ますます大きくしてしまうことにもなりかねません。

 

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