ベストセラーになっているこの本を読みました。
(画像をクリックするとAmazonにとびます)
おお、と思った箇所と、それに対する矢野の考察を書いてみます。
変化をもたらす過程で最も楽で気分がいいのは、変わろうと決心するときです。その後は苦しいことが続きます。
そうなると、変わるんだという期待感だけ思う存分味わって、その後の大変なことから逃げてしまえば、ずっと楽だし楽しい。
だから、多くの人は「簡単に目標をあきらめては、また決心する」ということを繰り返してしまう。
自分の行動を変えるためではなく、落ち込んだ気分を明るくしたいがために変わるんだという期待をいたずらにいだくようなワナにはまってはならない。
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いやはや、セミナー&カウンセリング依存症の人たち、よく読んで。
私は、前々から、変化に気づきは必ずしも必要ではないと確信を持ってきました。
深い悩みを解決するには、無意識を変化させる必要があります。
無意識を変化させるには、無意識に働きかけることになります。
なので、変化も無意識のうちに起きることが多いのです。
「私の苦しみの原因は、こうこうこういうことだと、気づきました」
と涙を流して気づいても、多くの場合、変化は起きません。
私は、気づきを与えてくれるだけのセラピーやセミナーに通い続ける人が、不思議でなりませんでした。
その理由がわかりました。
その人たちは
「気づいた。これで私は変われる!」
その期待感がほしかったのです。
それだけを味わって、実際に変化するための行動からは逃げる。
それが、一番、楽だし気持ちいい。
気持ちよさだけ味わって、辛さからは逃げることができる。
おそらく、その人が、自分の問題を解決できないできているのは、
簡単に得られる目の前の気持ちよさばかり追い求めて、
未来の幸福のために行動していないことなのですが……
カウンセラーまでが、その人が問題を持ち続けることに加担してしまっている、という洒落にならないことが、この世界では日常的に起きています。
そして、次の記事を読むと……
続きは次回
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無意識に働きかけて、気づきがなくとも、いつの間にか変化する。
そんなマイルドなセラピーです。
気づき中毒の方は、ご期待にそえません。
すべて満席です。ありがとうございます。
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