カスタムクラブ製作提案! -355ページ目

フィッティングの光景を忠実に再現

”ヘッドにシャフトを挿し込んでから”

 

ここから始めるロッディオのチューニング!

 

クラブの見た目はどれも同じであれど中身は全然違うように製作しています。今日はちょっと細かく解説。

 

~ハードヒッターレディース~

 

ご主人と二人でご来店された奥様。一般的な女性の方よりもはるかにヘッドスピードが速く5Wでレンジ奥のネットにダイレクトに到達。女性の方でネットに着く方はなかなかいない…。

 

【ロッディオコンパクト13.0度】ステラ5

 

 

MBのヘッドで弊社フィッティングクラブ”カテゴリー5”がバッチリのセッティング。何も変更する必要が無くとにかく合っていた印象。シャフトはルナも試し、DBのヘッドも試した。カテゴリー5はロフトを寝かせたセッティングの為に同じように2度ホーゼルを使って2番の位置で製作。

 

 

ロフトを寝かせた分だけウェイトセッティングはフェース側にした。

 

 

【ロッディオ3W】ステラ5

 

 

特に3Wは完璧。打球を見ていたご主人も唖然の飛距離…。コンパクトドライバーと合わせる為に0.25インチ短くセッティングすることを提言。ウェイトポジションもトゥ・ヒールに5対5の分散方式にしてなるべく1点に集中しないように気を使ってウェイトを配置。

 

 

ソールの1点に集中させるとインパクトで何となくヘッドが”落ちる”(ダフルる)感じもするからだ…。

 

【ロッディオ5W】ステラ5

 

 

5Wも3Wと同じように製作。

 

 

ただし3Wよりも5Wはヘッドが小さいなる為にウェイトのスペースが狭くなる…。その為、ウェイトが小さくても重量が稼げるように細長いウェイトを製作して狭いスペースを補った。

 

私がソールにドカンとウェイトを配置せずにトゥ・ヒール方向に拘るのは左右方向の”慣性モーメント”も高まるような気がしている為だ。

 

安易にソールスクリューをタングステンに交換しないのはウェイトの距離とコストの関係もある。ロッディオFWは安くない。その為少しでもユーザーにコストの負担をさせたくない。

 

~スイング安定のドローヒッター~

 

関東からご来店の男性ユーザー様。当日真ん中の打席が満席だったので左端の打席でフィッティング。左端の打席は左から右に打ちますね。スイングは自然とインサイドアウトになりがち。ドローヒッターには心地よい打席かもしれないが曲がりが強くなる傾向もある。この部分も加味していた…。

 

【ロッディオコンパクトDB10.2度】ルナー6

 

 

ロッディオコンパクトのDBで試打するとロースピンで非常に重い球が出る。掴まりも非常に良い具合だ。しかし、もうちょっと打ち出し角度を上げたかった。可変ホーゼルを使ってロフトを付ける方法も考えたがFAがフックになりたくなかった為に重心位置で様子をみることに…。

 

 

この位置はインパクトの衝撃で内部ウェイトが剥がれやすい。その為に小さいウェイトを広く長く貼る方式で対応。

 

【ロッディオFW 3W】ルナー7

 

 

3Wのフィッティングに一番長い時間を掛けた。ノーマルでは左への引っ掛けが止まらない。そこでTソールを使う。これでも足りない。さらに可変ホーゼル1度オープンも使って複合技にしたがこれでもまだ足りない。そこでソールウェイトをすべてチタンに変更して余剰重量をトゥ側にすべて持って行った…。

 

 

引っ掛けがかなり収まりストレートを連発、若干掴まり傾向の球もあったが打席も考慮してここまでのチューニングを提言。

 

【ロッディオUT 3UT】ルナー9

 

 

UTに関しては8か9かの選択だった。2本ともに交互に試打。最終的にはアイアンのシャフトがDGと言うことでルナー9を推してレングスだけ0.25インチ短くすることを提言。ルナーモデルはそれだけで掴まりを抑える効果を持ったシャフトだ。まして重量が上がるだけでその効果は高まる。

 

いつもこんな感じでロッディオ関連を製作。簡単に製作したものはロッディオ本来の性能を発揮できずに終わるパターンになる。

 

ロッディオのセッティングは1本1本にかなり時間を掛ける為にブログで説明することも大変になる。これに追加してウェイトの方式、測定・重量、形状など…

 

上記はまだまだ簡単な解説だ…。

荷物の到着と受け渡し

火曜日定休と言うのは40年以上続けている定休日の曜日ですが結構不便を感じることも多々…。

 

足らないものを月曜日の午前中に発注すると早くて火曜日には到着する荷物もありますが定休日の為に水曜日に到着します。またメーカーとのやり取りに火曜日定休だと不便を感じることも…。

 

これは結構ありますが個人の外食産業は火曜日にお休みを取るところが多い。先週は三カ所連続で休みだったのにはガッカリ。

 

どの曜日が一番最適ななのでしょうか?

 

穴場は木曜日かも…。

 

さて、本日はクラブの引き渡しと打席での確認が多く色々と中途半端…。

 

 

そろそろ三浦のアイアン軍団が到着するのでウッド系の製作を急いでいます。

 

ウッド系と言ってもほとんどが次のロッディオですが…。

 

最近は、口コミ評判と紹介が多いのがロッディオ製品。SNSをご覧の方はもう”過ぎた”クラブかもしれませんが弊社はこの性能を一過性のブームで終わらせるつもりはありません。

 

まだまだ「初めて見た!」と言う方もかなり多い…。

良いのは分かっているが…

「良いのは分かっていたので使わずに終わってしまうのも後悔するから…」

 

そんなことを言われて選択したロッディオ製品。

 

人にはそれぞれ諸事情ありますが具体的に言えないことも…。

 

そんなある方の人生観の中でロッディオ”を購入する為に私と出会ったこと。販売店としても光栄ですが事情を知れば数あるゴルフメーカーの中でもロッディオブランドを選択したことは開発したメーカーにとっても大変名誉なことだと思っています。

 

【ロッディオカーボンハッチブラック】58Speedy

 

 

【ロッディオFW 4W】ルナー5

 

 

【ロッディオUT U3】ルナー6

 

 

【ロッディオUT U5】ルナー5

 

 

事情によりCP2WAP MIDサイズの6重巻きセッティングによりバランスは軽めに。

 

 

【ロッディオFW 5W】ディアマナBF70S

 

 

仕事をしている時は”遊びに行きたい”と思うことも多々ありますが当たり前のように仕事が出来ることへの感謝も忘れずにいたい…。

 

明日は弊社定休日の為にブログもお休みです。

 

シンプルかつ斬新デザイン ゾディアCrossingⅡ

アイアン研磨の名匠”千葉文雄氏”率いるゾディアから2タイプの新しいタイプのアイアン

 

”CrossingⅡ(クロッシングⅡ)発売。

 

 

CrossingⅡはヘッド素材にS15C(炭素含有量0.13~0.18%)を採用。通常S20Cよりも打感が”柔らかい”とされている鋼材ですがゾディアは前々から打感に関して定評あり。パーツ系メーカーは最近、素材に目を向ける傾向が強いですが打球感はそんな単純なものばかりではないですよね…。

 

 

打感は”音”だったり形状だったり複雑な要素が絡み合って表現されるもの。もっと言えば装着シャフトによってもかなりの違いあり…。

 

弊社常連の間ではゾディア製アイアンがNO1の柔らかさとの認識。私も試打しましたそれは間違いないところ。

 

CNC加工を多用したデザインも少し変化をつけてきた。

 

 

曲線を優雅に使うようになりましたね!

 

【ゾディアCrossingⅡスペック】

 

【弊社試打スペック】

 

そしてもう一つがCGX-CBアイアン

 

 

こちらの素材は、従来からのS20S鋼材。ロフト角、ライ角はCrossingⅡと同じものの番手別のFP値を変化させることにより”掴まり重視”の易しいアイアンに仕上げた。

 

 

個人的にはCrossingⅡの方が好きかな…。ちょっとグースが効いていますね。

 

【ゾディア CGX-CB】

 

【弊社試打スペック】

 

弊社のアイアンと言えばミズノ、エポン、三浦技研、そしてジャンバティスト…。正直言えばこの4社でほぼ寡占状態ですが4社には無い独特のストレートラインと角の融合、そしてNO1の”柔らか打感”は必見!

 

「4社を試打してさらにゾディア!」

 

是非お試しください。

 

CB-2008”一番手ずらし(ソフト)”

お預かりした三浦技研CB-2008。

 

 

フィッティングによりダイナミックゴールにリシャフトすることに。そこで若干でも”軽く”なる仕様にする為に1番手ソフトに番手をずらして装着することに…。

 

”番手をずらす”とは、本来5番のヘッドには5番アイアン用のDGを装着することになる。スチールシャフトは基本的に番手別専用設計の為に5番のヘッドに4番アイアン用を装着すると1番手ずれることになる。これを任意にセッティングすることが”番手ずらし”だ。

 

逆に6番アイアン用のシャフトを装着することも同じ番手ずらし。この場合にはハードにずらすことになる。

 

ソフトに番手をずらす効果は、少し柔らかくする効果と少し軽くする効果だ。両方とも”少し”が基本。どの位の少しなのか?

 

ここの今日のCB-2008でカットした切れ端がある。

 

 

この切れ端が本来の5番に装着すると赤いラインのところでシャフトをカットすることになりますね?

 

 

理由は6番アイアンよりも5番の方がレングスが長い為だ。このレングス分(シャフト分)が軽くなる仕組み。

 

 

計測してみよう。

 

 

”2g軽くなる”

 

ダイナミックゴールドS100と言ったところだ。2番手ずらすとこの倍の4g軽くなる。これが番手ずらし。

 

柔らかくなる仕組みは本来よりも重いものを装着することで発揮される。5番アイアン想定256gだとするとそこに6番の263gを装着するので7g重いものがシャフト先端に装着されることになる。単純に言えばこれが”柔らかくなる”仕組み。

 

アイアンシャフトは番手別にシャフト先端に何gのものがどのように装着されるか?をある程度計算されてフレックスが仕上がっていることになる。もちろんホーゼル差し込み長も標準的な計算がされて…。

 

さて、完成。

 

 

DG S200一番手ずらし(ソフト)のスパイン調整だ。

 

さらに三浦技研のアッセンブルも…。

 

【三浦技研 PP-9005ジェネシス #5~PW】TRPX I-6

 

 

番手ずらしの効果は”ほんの少し軽くほんの少し柔らかく”が基本でSがSRまでは届かないこともお伝えします。