1セットあたりの製作時間は増加傾向だが…
スパイン調整時のロゴを消したりサテン仕上げにしたり上下のグリップの太さを変化させたりと1セットあたりの製作時間は2~3年前よりも大幅に増えている。
効率と言うことを考えると確かに悪くなっているのは間違いないが果たして効率ばかりを考えて仕事をして良いものか?
手の込んだ仕事は増えていく一方だが…(笑)
先細っていくゴルフ人口、各メーカーにおいてもラインナップが大幅に減っていく中で効率を重視するメーカーと逆に”個性”を大事にして無料のカスタム範囲や選択出来るオプション範囲をどんどん増やすメーカー…。
果たしてどちらが進むべき道なのでしょうか??
弊社の立ち位置はもちろん個性を大事にしたり選択オプションを増やしているメーカー側だ。
【三浦技研 MB-5005】モーダス120S
~クラフトマンカスタム~
ソール形状:トレーディングカットソール
トップブレード:細目形状
メッキ:銅下メッキ+ニッケルクロムサテン仕上げ
個別ロフト設計
5番(26度)
6番~9番規格ロフト
PW(46度)
※各番手FP値戻し
刻印色:黒色/シルバーグレー
三浦技研ばかりではなくロッディオも今後大幅に選択オプションを増やすと言う…。
”効率” 対 ”おもてなし?”
より一層二極化するのが今後のトレンドになりそうです。
島田ゴルフ製作所のK's8001が人気
アイアンのフィッティングに関して最近非常に選択率の多いシャフトがこの島田ゴルフの”K’s8001。
今までもこれからもまだまだ装着率の増えていきそうな気配。
ここでおさらい。
K’s8001とは島田ゴルフ製作所が製造するメイドインジャパンのスチールシャフト。歴史は非常に古く一説によると日本で一番最初にスチールシャフトを製造したとか…。
そんな島田ゴルフですが大手メーカーの採用はほとんどなく知名度も決して高くないしかし良いものは作ますね…。K's8001はご覧のように一見してノンステップ構造のシャフト。
ステップと言われるシャフトの段差はこのシャフトには見当たらない。フレックスに関してもワンフレックスのSのみ。重量は106gと現在人気のある重量帯に位置しながらも非常にしなやかなシャフトだと言うこと。
トップで独特のしなやかさを感じてダウンスイングで”溜まる”動きは他に類を見ない。スチールシャフトカテゴリーにおいて確実に”飛距離が出る”って自信を持って言えるのはこのシャフト位かな…。
アッセンブルにおいても一種独特で+0.25インチで他社と同じバランスが出るいわゆるカウンター^バランス設計。弊社でもほぼ0.25インチ伸ばしてアッセンブルしています。
スイング中に”硬さ”を感じないので選択したヘッドを易しく変化させる効果も絶大。合わせたライ角と重心距離を考慮すれば左に掴まる心配も皆無だ。
100g台のシャフトを検討している方には是非、検討の1本に入れても損は無い。
【エポン AF-505 #5~#P】K's8001
またエポンAF-505とのコンビも完璧!!AF-505の飛距離性能がより際立つことになるだろう。
本日も定番のメルサテン加工
午前中には愛知県からご来店されて再メッキ加工&リシャフトのご相談、午後からは最近定番加工となったメルサテン加工と日々の内容も独自路線をひたすら突き進む弊社…。
ただ、本日のメルサテン仕上はフルセットの加工なので昼過ぎからの作業準備に余念がありません…。
大事なマスキング作業を昼過ぎから始めて残り2本まできました…。
バフも2セット位でこんなに小さくなるんですよ…。小さくなったバフはもう使えません。
低速回転では良いサテン仕上げとなりません。色々と研究して”ここ”っていう回転スピードが分かりました。私は結構な高速回転で仕上げますがその分だけバフの消耗も激しいです。
「完成です。良い感じでサテン仕上げになりましたね♪」
出来れば最初から申し込んで頂ければヘッドだけの状態なのでサテン加工もシャフト装着時よりも作業が数倍早いです。
さて、ここまでやったので本日は”終了”と言うことにしましょう…。
明日は定休日の為にブログもお休みです。
ジャスティックファンお待たせ!
ジャスティックから待望の新製品460シリーズのX(テン)が発売!今回も9.5度と10.5度の用意を予定していましたが急慮9.5度のみにてしばらくの展開。
いきなりメーカー在庫が無くなってしまったとか…。その為に10.5度の在庫を弊社試打クラブとして使うことを止めました。需要はやはり10.5度が多いですからね。
装着シャフトに関してはコスメも良かったし”自信作”と言うことからこのシャフトを装着。
”RPOCEED Selection M”
40g台は3月発売予定ですが先に60g台と50g台が発売。
~60g台特徴~ ジャスティックから抜粋
先端部の剛性を高めヘッドのブレを最小限に抑えた自社独自の構造により手元の撓りを感じながらも強烈な戻りスピードと分厚いインパクトによりロースピン&強弾道を実現。走るけど左に行かない他に類の無い叩けるシャフト。
※S 45.5インチ D2 262CPM
※X 45.5インチ D3 276CPM
~50g台特徴~ ジャスティックから抜粋
先端の弾きを維持しつつヘッドのブレを最小限にお抑えた独自設計により軽量では類の無い強烈な弾き&最速撓り戻りスピードを実現したシャフト。Xシャフトは競技ゴルファーでも使用できる設計コンセプトのシャフト。
※S 45.5インチ D1 254CPM
※X 45.5インチ D2 267CPM
【460R X】
本日より試打出来ます。是非お試しください。
メルサテン仕上げもレギュラー化してきました
ミラーメッキをサテン仕上げにするメルサテン仕上げもお陰様で順番待ち状態。今まではJBに限っての話でしたが部分的にサテン仕上げにするなど装飾的なサテン仕上げの話も増えてきました。
「ここをサテンにしてここはそのまま残す!」など…
順次完成品を報告したいと思います。
さて、本日もこのJBのウェッジを加工したいと思います。
【加工前】
シャフトも装着されてさらに使用感もありますが何ら加工には問題ありません。
【加工後】
~メルサテン仕上げ~
この作業は一連の作業の中でもかなり”職人気質”が色濃く出ますね。マスキングの状態、仕上がり具合など…。
お陰様でこの作業の認知も広がりかなり込み合ってきました…。
本日は3連休の初日、二組のフィッティングがあり工房作業はここまで…。でも進めることが出来て自分の中では満足しています。