MRIは、初めてだった。

受ける前に、
いろいろ注意を聞いた。
気になったことが、
多々あった。


イレズミは、ありませんか?

イレズミはないけれど、
ないからか、
イレズミとMRIが関係あるなんて、
考えたことなかった。

友人に話をしたら、
やはり、
ビックリしていた。
友人もイレズミはないけれど。

もし、イレズミをいれる時、
将来、MRIを受けられないかも、
とか、
MRIを受ける時に、
影響がありますよ、
と、言ってくるのだろうか。
でも、そんな頃は、
病気になるなんて、
考えたりしないだろうしなぁ、
とか。
自分には、
関係ないことだけれど。


ヒートテックは、着用しないように。

ヒートテック?
機能性下着は、反応してしまうらしい。
冬はいつも、
ヒートテックは着ていたので、
当日は、着ていかなかった。
でも、
パンツ以外は、全て脱ぎ、
検査着に着替えたので、
着ていっても問題なかったな、
と思った。

初めてのMRI。

痛くはないし、
苦しくもないけど、
とにかく、
動けないし、
音がすごいよ!と、
友人から聞いていた。

当日、
ヘッドホンをしてくれたのだが、
若干、ずれていたけれど、
自分では手が動かせなかったので、
ピタッと耳の位置に、
はまっていないまま、
検査が行われた。
ずれています、
と言えばよかった、と、
検査中、後悔したのを覚えている。

15分ガンガン、
不協和音を聞いて、
そのあと、
造影剤を入れて、
15分ガンガン。

長かった。

うつぶせだったので、
マッサージを受けているんだ!と、
何度もイメージしたけれど、
そんなの無理だった。
気持ちがよいとか、
癒されるわぁ、だなんて、
程遠かった。

この不規則な、
様々な機械音、金属音の、
大小様々な音を、
ずっと聞き続けていたら、
気が狂いそうだった。

30分。
我慢。

友人の旦那様が、
MRIで寝た、と聞いたけれど、
あそこで眠れるだなんて!
と、不思議でもあり、
羨ましくもあった。

寝不足で行けばよかったのか?